阿部サダヲの昔の芸名が放送禁止用語って本当?今の芸名の由来は?
2016/08/27
fusafusatakako
阿部 サダヲ(あべ サダヲ、1970年4月23日 - )は、日本の俳優、歌手。
本名 :阿部 隆史
生年月日 :1970年4月23日
出生地:千葉県 松戸市
身長 :164 cm
血液型 :A型
数々の舞台作品での活躍で演技力への評価を高め、舞台を中心にテレビドラマ、映画と幅広く活躍している。
芸能界に入ったきっかけは、友人の勧めや小学校の同級生の母親に「30になったらいい役者になるよ」と言われた事などが蓄積され、職を転々としていた時期に「一度やってみてもいいかな」と思い大人計画のオーディションを受けに行ったこと。芸能界に入ると姉に伝えたときは鉛筆削りを投げつけられたとトーク番組で語っている。
脚本家宮藤官九郎の作品を中心に、ドラマに映画など幅広く活動している阿部サダヲさん。テンションの高い演技とは裏腹に、腰が低くてシャイな人柄というギャップが、男女共に高い支持を得ています。
同じ大人計画の俳優らと「グループ魂」というバンドを1995年に結成し、ボーカルの「破壊」として活動。
結成時のメンバーは暴動(宮藤官九郎)、破壊(阿部サダヲ)、バイト君(村杉蝉之介)の3名。当初はギターを使ってシャウトする漫談スタイルのコントグループとして活動しており、渋谷公園通り劇場、『笑点』などにも出演していた。1997年から、ギター、ベース、ドラムを加えたバンド編成になり、その後、幾度かのメンバーチェンジを経て、現在のメンバー編成に到る。
俳優業とは別に、バンドのボーカルという一面も持つ阿部サダヲさん。結成のきっかけは「玉川カルテットのパンク版がやりたい」と宮藤官九郎さんが発案したためだそうです。曲とコントが入り混じったグループ魂の構成は、他のバンドにはない劇団員ならではの魅力がありますよね。
そんな阿部サダヲさんですが、どうしてこのような芸名なのでしょうか?以下にまとめてみました!
薬「なぜ阿部サダヲさんって、芸名をつけたんですか?」
阿「これはあの、まぁ、阿部は本名なんですけど、阿部で…まぁ、松尾さんがあの、阿部って言ったら阿部定、阿部定じゃないのって。で、阿部定を文字ったと言うことで、あの、『阿部サダヲ』っていう、こういうことになったんですけどね。阿部定を文字った名前ということで」
2008年05月07日OAのはなまるマーケットより。
本名が阿部ということから、大人計画主催者の松尾スズキさんが阿部定事件をもじって「阿部サダヲ」という芸名を名づけたようです。
阿部定事件(あべさだじけん)は、仲居であった阿部定が1936年(昭和11年)5月18日に東京市荒川区尾久の待合で、性交中に愛人の男性を扼殺し、局部を切り取った事件。
阿部定
「体や首を持って逃げるわけにはいかないので。一番思い出の多いところを切り取っていったのです」 と供述。
阿部定事件は不倫関係にあった女性が、相手を絞め殺し局部を切り取って逃走したという猟奇的な事件です。そのショッキングな内容に当時社会現象となり、後ほどこの事件をモチーフとした小説や映画が多く製作されました。
一度聞いたら忘れられないインパクトある芸名である阿部サダヲさん。
しかしこのようなイメージの悪い事件を芸名にされて阿部サダヲさんは嫌ではなかったのでしょうか?しかしこの芸名にする前の候補はとんでもない芸名だったようです。
7日放送の「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)で、阿部サダヲの過去の芸名がピー音で伏せられる事態が起きた。
トークは阿部の肌の白さや身長の話に移った。
するとここで石橋が「だって、『阿部サダヲ』っていう芸名の前に『××写真』という芸名が…」(××はピー音)と口にした。
2015年5月の放送時にはネットで「この××部分は何なの?」と話題になりました。
放送禁止用語とされる芸名とは、一体なんだったのでしょうか?
阿「最初はあのー、プロフィールの、あの、オーディションに行ったときのプロフィールの写真を見て、僕の…あのそのプロフィール写真があの、死体写真みたいだって言うんで」
薬「え?」
阿「死体写真?」
薬「えっ!?」
阿「死体写真ってよくないですよね。死体写真っていう。お前芸名死体写真がいいという」
2008年05月07日OAのはなまるマーケットより。
2015年5月のとんねるずのみなさんのおかげでしたでは伏せられていましたが、2008年のはなまるマーケットでは前の芸名を伏せられていなかったようです。
「死体写真」か「阿部サダヲ」の2択なら阿部サダヲの方が断然ましですよね…。
2008年05月07日OAのはなまるマーケットより。
顔色が悪く、青白かったことから危うく「死体写真」という芸名をつけられるところだった阿部サダヲさん。確かに、モノクロ写真で見るとかなりの色白です。
大人計画
子供時代にいい思い出がなかったという松尾スズキさんが「初めから大人でいいんじゃないか」ということから命名したそう。
松尾スズキ
魚の「スズキ」が、人の名前みたいで面白いなーと思っていたので、なんとなく。
本名が「勝幸」という意味がある名前だから、なるべく意味がないほうがいい、と思って付けたとのこと。
奥さんの旧姓がスズキで結婚後名前がなくなるのはもったいないからという説もあります。
荒川良々
本名は荒川 良友。
荒川 上手(あらかわ じょうず)の芸名で活動していたが、読み間違いが多いことから、本名から一字をとって「荒川良々」に改名。どちらも松尾スズキさんが命名したそうです。
平岩紙
荒川良々さんと交際の噂もあった平岩紙さん。
芸名の由来は肌の色が紙のように白いため、松尾スズキさんが「紙」と命名したそうです。
宮崎吐夢
「ペリー」「バスト占い」のネタでおなじみの宮崎吐夢さん。
本名は松代一郎で、初期は本名で活動していたが村松利史さん(WAHAHA本舗主催者)に「宮崎勤」にちなんだ芸名を付け、後に松尾スズキさんがそれをもじった「宮崎吐夢」という芸名を命名したそうです。
銀シャリ
吉本興業のお笑いコンビ銀シャリ。ツッコミ担当の橋本直さん(右)はピンで役者もやって行こうと思い、阿部サダヲさんに憧れて「橋本サラダ」の芸名で2回ほど舞台に立ったことがあるそうです。
個性的な芸名の俳優が目立つ大人計画ですが、その多くは主催者の松尾スズキさんが命名しているようです。インパクト抜群で覚えやすいその命名センスは松尾スズキさんならでは。
阿部サダヲさんの画像を年代順に集めてみました。
まずはドラマの画像から!
池袋ウエストゲートパーク(2000年、TBS)
浜口巡査 役
木更津キャッツアイ(2002年、TBS)
猫田カヲル 役
タイガー&ドラゴン(2005年、TBS)
林屋亭どん太(谷中竜平) 役
医龍 -Team Medical Dragon-(2006年4月13日~6月29日、フジテレビ)
荒瀬門次 役
アンフェア(2006年10月~、関西テレビ)
小久保祐二 役
マルモのおきて(2011年4月17日 - 7月3日、フジテレビ)
主演・高木護 役
ドラマでは「木更津キャッツアイ」で火がついて、「医龍」で人気が爆発したような気がします。
続いては映画での出演作!
下妻物語(2004年)
一角獣の龍二、産婦人科医 役
パコと魔法の絵本(2008年)
堀米 役
ぼくとママの黄色い自転車(2009年)
沖田一志 役
夢売るふたり(2012年9月8日)
主演・市澤貫也 役
奇跡のリンゴ(2013年6月8日)
主演・木村秋則 役
2000年ごろまでは脇役が多かったですが、2010年あたりから主演作が増えたような感じです。
続いては舞台・CMでの画像まとめ!
キレイ ~神様と待ち合わせした女~(2000年6月)
ハリコナ(少年時代) 役
左は再演時(2005年7月)
人間風車(2000年11月/G2プロデュース)
サム 役
レッツゴー!忍法帖(2003年12月/劇団☆新感線)
猿飛のサダ 役
キャバレー(2007年10月−11月)
MC 役
湖池屋・マヨポテトCM(2007年)
コイケ先生 役
花王・クイックルワイパーCM(2011年)
Dr.クイックル 役
舞台での阿部サダヲさんは、これぞ本業!といった振り切った演技を見ることができます。
CMは優しいイメージがありますね。
幼少期の阿部サダヲさん。
今も目元や口元に面影が残っていますね。
阿部サダヲさんの卒アル写真。
小中高と野球部で、現在も大のジャイアンツファンだそうです。
ちょっとチャラい感じの阿部サダヲさん。
地上波で活躍する前から、劇団の看板役者としてモテモテだったようです。
1997年の踊る大捜査線に犯人役として出演していた阿部サダヲさん。若い!
いかがでしたか?
11月末には「世にも奇妙な物語」の25周年スペシャルや、宮藤官九郎の最新公演「七年ぶりの恋人」に出演予定の阿部サダヲさん。2016年初夏には主演映画「殿、利息でござる!」の公開が控えています。
今後も舞台に映画にと幅広い活躍が期待できそうです!
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