記事ID29682のサムネイル画像

佐村河内守と新垣隆・本当の悪はどっち?ゴーストライター騒動を分析

聴覚障害がありながら名曲を世に送り出し称賛された佐村河内守。しかし作曲はゴーストライターのものと発覚・大騒動に。一方ゴーストライターだった新垣隆は個性的なキャラで今や売れっ子に。明暗がはっきりした両者だが果たして佐村河内と新垣、本当に悪なのはどちらなのか。

日本のベートーベン?佐村河内守プロフィール

佐村河内守

出生     1963年9月21日(51歳)
出身地  広島県

佐村河内守・役者志望だった?

1963年9月21日、被爆者健康手帳を有する両親の元、広島県に生まれた。高校では演劇部に所属。卒業後は京都に行き、東映京都撮影所で俳優養成所に通いながら、大部屋役者としての生活を始める。

出典:https://ja.wikipedia.org

佐村河内守・バンド活動も経験あり?

1990年シンセサイザーで作曲を始める。アマチュアのロックバンドを結成して活動もしていたらしい。1993年、自伝によればこの頃、左耳の聴力を失ったという。

出典:https://ja.wikipedia.org

佐村河内守・この頃のプロフィールはすごい?

1998年8月21日、ゲームソフト『バイオハザード』の交響曲として「CRIME AND PUNISHMENT」発売。この際のプロフィールには「5歳から作曲を始める」「クラシック、テクノ、民族、宗教音楽など20を超える音楽ジャンルを自在に操る鬼才」などと表記されている。

出典:https://ja.wikipedia.org

佐村河内守・ベートーベンの再来?

2001年9月、アメリカの雑誌『TIME』に「現代のベートーベン(digitalized Beethoven)」と紹介される

出典:https://ja.wikipedia.org

現代のベートーベンですか・・・この肩書、すごく名誉ですよね。あまりの称賛ぶりに佐村河内守さんもエスカレートしてしまったのでしょう。下積み時代を思い出すと、後に戻れなくなったのかもしれません。

ゆるキャラで大ブレイク?新垣隆プロフィール

新垣隆

出生     1970年9月1日
出身地  東京都
職業     作曲家、ピアニスト

新垣隆・母の影響で音楽の世界へ?

母がピアノ好きで、幼い新垣を膝に乗せてピアノの練習をしていたところ、ピアノに興味を示すようになったという。

出典:https://ja.wikipedia.org

新垣隆・同業者から絶賛!

若い頃の新垣を知る現代音楽家の渋谷慶一郎は、新垣が自身の名義で発表した作品については「演奏する人だから、奇抜なことをしても曲に運動神経があって面白かった」と語り、「非常に優秀なピアニストで作曲家」「俗世の欲のようなものからは果てしなく遠い人物」と、新垣の記者会見後に評している。

出典:https://ja.wikipedia.org

新垣隆・同業者から絶賛!その2

作曲家の伊東乾は、新垣について「新垣隆君は、日本で芸術音楽の作曲に関わる者で知らない人のない、彼の世代のトップランナーの1人として20代前半から注目されてきた芸術家です」と書いている。

出典:https://ja.wikipedia.org

新垣隆・人柄も評判が良い!

また「誠実で、普段は控えめで、人間性はとても優しく、しかし音楽の主張は明確で、素晴らしい耳と手を持つ高度なピアニスト、ピアノ教授でもあり、つまるところ、彼の悪口を言うような人が、ちょっと思い浮かばないような第一人者です」とも評している。

出典:https://ja.wikipedia.org

新垣隆さんは音楽だけでなく人間としての評価も非常に高いです。そこが佐村河内守さんと明暗を分けた結果になったのでしょう。しかし新垣隆さんもゴーストライターとして、長年世間をだまし続けてきたのは一緒です。

佐村河内・新垣コンビで名曲をヒット!振り返る。

バイオリンのためのソナチネ 嬰ハ短調 佐村河内守

本当に素晴らしい作品です。本当に佐村河内守さんの作曲だったのなら今でも評価され続けているのでしょう。
ソチオリンピックのフィギュアスケート高橋大輔さんが使用した曲で話題になりました。

交響曲第1番《HIROSHIMA》第1楽章 佐村河内 守 新垣 隆

これも幻想的な曲です。広島出身で両親が被爆手帳を持っている佐村河内守さんだから余計にゴーストライターを疑う人はいなかったのではないでしょうか。

佐村河内守(新垣隆):交響組曲「ライジング・サン」

ゲームソフト鬼武者の音楽。能のような語りから入り、日本独特の世界へ。佐村河内さん(本当は新垣さん)の才能が前面に出ています。

佐村河内守(新垣隆):Tempest from BIO HAZARD SYMPHONY

途中追われるような曲調のところは引き込まれますよ!THE佐村河内!(新垣?)と言う感じの曲です。

どの曲もオーケストラで聴くなら迫力もあって素晴らしい作品です。佐村河内守さん(実際は新垣隆さん)は本当に才能がありますね。クラシックに初めて興味を持った方も多かったのではないでしょうか。

大騒動!佐村河内守の秘密を暴露!新垣隆の反乱

佐村河内守は作曲していない?

しかも聴力もあるのでは?と言う疑惑までも・・・

佐村河内守が終わった日・新垣隆記者会見で暴露

「佐村河内さんが世間を欺いて曲を発表していることを知りながら、指示されるがまま、曲を書き続けてた私は、佐村河内さんの「共犯者」です――「全聾の作曲家」として、NHKスペシャルを初め、あらゆるメディアで称賛されてきた佐村河内守氏のゴーストライターだった新垣隆氏が、2月6日、謝罪の記者会見を行った。

出典:http://bylines.news.yahoo.co.jp

新垣隆ギャラを公表・印税はもらっていない

18年間に20曲以上を提供。その中には大編成で80分にわたる交響曲もある。それも含めて報酬は700万円前後、という。

出典:http://bylines.news.yahoo.co.jp

佐村河内守、新垣隆の申し入れを拒否

彼が、佐村河内氏に強くこのような関係はやめたいと申し入れたのは、昨年の5月。暮れには、高橋大輔選手がソチオリンピックで「ソナチネ」を使うことを知り、再度強く申し入れたところ、佐村河内氏からは「自殺する」と脅された。

出典:http://bylines.news.yahoo.co.jp

かなり詳しく公表しましたよね。日本だけでなく、世界に衝撃が走りました。そしてソチオリンピック開幕直前だったため、高橋大輔さんは曲の変更も出来ず出場しました。佐村河内守がゴーストライターを雇い嘘をついていたと同時に聴力を失っているのは嘘だと暴露しました。この日天才作曲家・佐村河内守は終わりました。

ゴーストライター騒動後の佐村河内守と新垣隆

佐村河内守の現在

記者会見から時間もたって、またロングヘアに。そして売れっ子当時と比べても全く覇気がありません。

「あの騒動から引っ越したと聞いています。まったく見かけなくなりましたし」

出典:http://news.livedoor.com

「佐村河内さんの奥さんは近所のコンビニでお会いしますよ。私は仕事で遅い時間に立ち寄るので、夜10時過ぎとかなんですが、奥さんも夜遅くまで働いているのかもしれませんね」(近所に住む女性)

出典:http://news.livedoor.com

マンション内でもまったく見かけなくなりましたし、人の目をそうとう気にしていると思いますよ。

出典:http://news.livedoor.com

自身の作曲?著作権料もストップ(当たり前ですが)、コンサート会社から6000万もの損害賠償を請求されたり、経済的にも苦しいそう。自業自得とは言え、全盛期の佐村河内守さんからは想像できない地味な生活をされているようです。これからは心改め、本当の佐村河内守さんの人生を歩んでいただきたい。

新垣隆の現在

断れない性格は治っていないらしく、バラエティだけでなくモデルもされていました。人生を謳歌しているような印象。よくよく考えると、新垣隆さんも世間を騙した共犯なのに、ゆるキャラだけにみんな許せるんでしょうか。

「人からの頼みごとを断れない性格」で、しくじった過去を告白した「ゴーストライター騒動」の新垣隆さん(44歳)がゴキブリ退治の「コンバット」のCMに出演していますね。

出典:http://firstview.heteml.jp

「ガキの使いSP絶対に笑ってはいけない」の番組の中で新垣隆さんは、なんと「鼻クワガタ」をしていました。(笑)

出典:http://firstview.heteml.jp

ゴーストライター告白記者会見後はどんな仕事も断らず(断れず?)その甲斐あってか、売れっ子に!まるで人生を謳歌しているようで佐村河内さんとは真逆です。ゴーストライター騒動もまるでギャグのような扱いですね。

ゴーストライター騒動が映画化?

映画に出来る内容なのか?

取材による映像に加え、ゴーストライターだったと認めた作曲家の新垣隆氏の会見や、佐村河内氏の釈明会見などの映像も使用される可能性もある。

オウム真理教をテーマにしたドキュメンタリー映画『A』のメガホンを取った、森達也監督(58)を起用し、すでに撮影が進められているという。

出典:http://www.huffingtonpost.jp

今回の映画に関し森監督は「佐村河内氏と新垣氏との関係や2人に対する見方が180度ひっくり返るようなものになる」と語った。

出典:http://haigyo.net

すっかり悪役となった佐村河内氏への見方が大きく変わる可能性も示唆し、問題作として注目されそうだ。

出典:http://www.nikkansports.com

「詳しい内容はまだ明かせませんが『関係がひっくり返るかもしれない』というのは、当たらずとも遠からずです」と答えた。その上で「善悪の問題だけでなく、騒動を報じたメディアの在り方やその意味などを問い掛け、社会的な問題もひっくるめた作品にできれば」

出典:http://www.nikkansports.com

この作品は佐村河内さんを救う内容なのでしょうか。ゴーストライター騒動のみならず、メディアの在り方、社会的な問題も入れると言う、なんとも壮大なテーマに挑戦する模様。
果たしてヒットするのでしょうか・・・?

本当の悪はどちら?佐村河内守VS新垣隆

映画で立場が逆転するか?

新垣隆の記者会見では未だに批判もある

忘れている人も多いとは思うが、それはソチ五輪開幕前日というとんでもない時期の会見だった。当然そんな直前に使用する曲がゴーストライターが書いたものだと暴露すれば、高橋選手の演技にも影響が出ることぐらい普通の常識ある人間なら予想出来ることで、はっきり言ってあまりにも非常識な会見だった。

出典:http://haigyo.net

このままでは高橋大輔選手までもが「彼と私のウソを強化する材料」になってしまうと思いました。

出典:http://haigyo.net

色々と考えた結果、高橋選手には、この事実を知った上でオリンピックで堂々と戦って頂きたいと思い、本日このような会見を開かせていただくことになりました。

出典:http://haigyo.net

これってやっぱりタイミング悪すぎましたね。「この事実を知ったうえでオリンピックで戦ってほしい」なんて、そんな酷な事はないような気がしますけど・・・新垣さんも良い人キャラですが、私の私見ではなかなか新垣さんの方がずるがしこいような気がします。
どちらにせよ、佐村河内守さん新垣隆さん、どちらも世間を欺いて金儲けをしたのが事実。映画も含め、今後この両者はどのような生きざまを見せてくれるのか。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ