全ての仮面ライダーの元祖!最初のライダー、仮面ライダー1号とは?
2015/10/08
t-n-k-a
前作『仮面ライダーディケイド』の開始とともに始まった「平成ライダー10周年プロジェクト」の第3弾、「仮面ライダーW」。
2009年の9月から2010年8月まで放送していました。
映画「超・電王&ディケイド」が春の章、映画「ディケイド オールライダー対大ショッカー」が夏の陣、そしてこの仮面ライダーWが秋の陣として位置づけられています。
前作「仮面ライダーディケイド」
前作の「仮面ライダーディケイド」が平成ライダーシリーズの9年を総括する作品だったのに対し、本作品は「“次の10年”に向けた、新たなるシリーズの第1作」をコンセプトに制作されています。
平成ライダーシリーズの10作目となる記念スべき作品が、仮面ライダーW。
平成ライダー第2期の初めの作品として、次の10年はどうなるのか基礎となる重要な仮面ライダーのようです。
仮面ライダーWは楕円の複眼に触角といった初期の昭和ライダーを意識したデザインになっています。
「原点に戻る」ことを念頭に置いていることから、基本形態であるサイクロンジョーカーのデザインは、メタリックグリーンの右半身が仮面ライダー新1号、黒色の左半身が仮面ライダーBLACKという昭和の仮面ライダーを思い出させてくれます。
斬新なデザインですけどかっこいいですよね!
本作品の一番の特徴は「2人で1人の仮面ライダー」だという点です!
主役の2人が同時に変身ベルトを装着することで、1人の仮面ライダーへと変身することができます。
「2人で1人」という設定は、探偵もの・ハードボイルドものにつきものの「相棒」という存在から発案したそうです。
2008年、私立探偵の鳴海荘吉とその弟子の左 翔太郎が謎の組織に拘束されていた少年を助け出します。
誰かを助けるところから始まる仮面ライダーW。
仮面ライダーの王道ですよね。
脱出の途中に荘吉が追手の凶弾に倒れ、残る2人も絶体絶命の窮地に陥る中、少年は翔太郎に謎の機械を渡し、こう告げます。「悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」
意味深な言葉を残した少年。
一見ほんとうに仮面ライダーかと疑ってしまうような始まりですね。
これからどのように展開していくのか楽しみです。
そして2009年秋。
風の街「風都」において、荘吉の後を継いで探偵業を営む翔太郎と1年前に救出された少年フィリップの元に、荘吉の娘鳴海亜樹子が事務所からの立ち退きを要求しにやってきます。
翔太郎に付きまとううちに亜樹子は風都で怪事件を起こす怪人ドーパントの存在を知り、
そして翔太郎とフィリップが変身する風都を守る戦士仮面ライダーWの戦いに深く関わっていくことになります。
この3人を中心に展開していく仮面ライダーWの誕生と戦いの始まり…。
どんな物語となっていくのか面白そうです。
左 翔太朗
自称「ハードボイルド」の私立探偵。本作の主人公です。
目標としているのは師匠である「おやっさん」こと鳴海荘吉。
ソフト帽を愛用していて立ち振る舞いなども常にハードボイルドを意識しているようです。
が、中身はお人好しの二枚目半なため些細なことで冷静さを失ってしまいがち。
周りからは「ハーフボイルド(半熟野郎)」と未熟者呼ばわりされることも少なくないそうです。
風都で育ったため「守りたい」という気持ちが強く、
犯罪者を決して許さない正義感を持っています。
フィリップ
本作のもう一人の主人公。翔太朗とともに私立探偵と仮面ライダーを務めています。
「地球(ほし)の本棚」に検索をかけることで、あらゆる知識・技術・体術などの取得・実践を可能とする特殊能力の持ち主です。
フィリップという名前は鳴海荘吉が「フィリップ・マーロウ」にちなんで付けました。
翔太郎とは対照的にマイペースかつクールな性格ですが
幅広く深い知識を持つ一方で常識や既成概念に疎いため一度検索を始めると終了するまで周囲が一切目に入らなくなってしまいます。
翔太郎と共に探偵業を行ううちに、仲間のピンチには自身の危機も顧みずに戦線に立つなど理屈を超えた感情面での行動を見せるようになっていくという変化も見どころです!
特撮テレビドラマには必ずといっていいほどある名セリフ。
仮面ライダーに必要不可欠なものはやっぱり「決めセリフ」ですよね!
「さあ、お前の罪を数えろ!」
Wに変身後、翔太朗とフィリップが二人で声をそろえて決めるセリフです。
仮面ライダーWの決めセリフといったらコレです!
「ゾクゾクするねぇ」
フィリップがゾクゾクした時によく使う口癖です。
自分の知識欲をくすぐられたときなどに言っています。
主人公の翔太朗とフィリップが拠点にしている探偵事務所。
本編開始の1年前に亡くなった鳴海荘吉に代わって翔太朗・フィリップ・鳴海亜樹子の3人が受け継いでいます。
業務は主に翔太郎・亜樹子が外部調査で情報を取集し、フィリップがそのキーワードをもとに検索し、事件の謎を抽出・解明するという分業体制で行われているそうです。
仮面ライダーWとしての活動以外には、本当に探偵として活動しているのがこの仮面ライダーWの特徴ですね。昭和の頃の仮面ライダーのようです。仮面ライダーWは新しい仮面ライダーですが、昔を懐かしく感じる設定にワクワクしますね。
地球の記憶の全てが存在するアカシックレコードのような精神世界。
果てしなく広がる真っ白な空間に無数の本棚が並んでいて、それら一冊一冊が「地球の記憶」のデータベースとなっています。
フィリップはいつもこれを利用して情報を得ているそうです。
こうして見てみるとフィリップの髪型や服装は特徴的ですよね。
いくつか画像を用いて注目してみましょう!
向かって左から右に流れるような髪型をしていますね。
ななめ分けなのがおしゃれです。
ピンや編み込みではなくクリップ!?
横から見てみると…なんとびっくり!
クリップで髪をとめています!
おしゃれではなく、ただ邪魔にならないようにしていただけだったのですね…。
今までの画像を見てわかる通り、フィリップは普段
ボーダーのロングシャツに袖なしパーカーというラフな格好をしていますね。
指穴つきのシャツなので手のほとんども服に隠れています。
なんだか余計に腕が長く見えますね。
バンダイの公式通販サイトに売っていました!
真似してみたいと思う方はたくさんいるんですね。
仮面ライダーWはこれまでの仮面ライダーから新たな仮面ライダーへと変化する上で大切な作品となったようです。
その中でもフィリップは自分らしさを忘れずに1人の仮面ライダーとして
務めを全うしているようでした。
残念ながらテレビ放送はすでに終わってしまっている番組ですが
レンタルショップなどには置いてあるはずなので
この記事を見て少しでも興味がわいたならぜひ観てみてください。
フィリップや翔太朗たちの勇姿が、私たちに元気や勇気を与えてくれますよ!
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局