2016/08/17
主婦.com
綺麗な緑色のヘアカラーは今人気の色!ふんわりの色だととてもかわいい仕上がりになりますが・・・それが嬉しいのは緑にしたいと思った時。違う色にしたはずなのに緑色になったことはありませんか?
美容室で普通にブラウンのヘアカラーをしてもらったのに、仕上がった髪の色が緑色になっていたらさすがにショックですよね。クレームの対象にもなると思います。
今回はそんなヘアカラーのお悩みの中でも意図しない緑色になる理由をご紹介します。
経験のない方は、本当にそんなことがあるの?なんて思ってしまいますよね。それがあるんです。実際の声を聞いてみましょう。
美容師のAさんはいつも通りサロンワークをしていました。その日もカラーの注文があり、いつも通り行っていると・・・なんと髪の毛が緑になったんだそうです!
彼女の手順に問題はなく、ヘアカラー材を散布した後放置し、テストがOKだったのでシャンプーを行いました。カラーシャンプーで綺麗に洗った後、椅子に戻ってブローをしたら緑が出てきたんだそう。
その色はまるで「苔のような汚い緑色」。苔の色は苔で見ると素敵ですが、髪の毛の色には確かに不釣り合いかもしれません。しかもなんとなく・・・ではないはっきりとした緑色ですよね。
そうなってしまうと気分はとてもブルーに・・・でも美容師さんの手順は間違っていないし、何か駄目だったんでしょうか?そしてなにより、何が原因で緑色の髪になってしまったのでしょう。1つずつ見て行きましょう。
それではここからなぜ緑色になったのか、その原因をご紹介しましょう。実はその原因、私たち自身かもしれません。
先ほどの例の場合だと、茶色のヘアカラーを使っていました。全然違う色ですよね。でも結構あることなんだそう。された方からすると大パニックですが、実はこれ美容師さんはなにも間違っていないんです。原因は徐々に色を染めるヘアクリームのせい。
何種類か市販されているのですが、ヘアクリームを髪に塗布してそのまま放置するだけで徐々に染まっていくタイプの市販ヘアカラーがあって、それが緑色にする原因なんだそうです。
それでは次に、このヘアカラーの一体何が緑に染めてしまうのでしょうか?実はこのクリームヘアカラーの光に当てると髪が染まるという特徴があるのですが、それが緑になる原因なんだそうです。
もう少し詳しく説明すると、クリームヘアカラーである感光性染毛クリームは光(紫外線など)を触媒にすることによって発色するタイプのヘアカラーで、自然光で髪が染まるんです。
この感光性染毛クリーム、もちろん普通に使う分には髪が緑色になることもなく、普通にブラウンやブラックに染められるのですが、どうやらこの感光性染毛クリームに美容室の普通のヘアカラーが合わさると、緑色になるようです。
もちろん、クリームヘアカラーが悪いからそうなるのではなく普通のヘアカラーとの相性が悪いだけです。クリームヘアカラーを使っている方も敬遠する必要はありません。
では、なぜ、その感光性染毛クリームを髪に塗ると、美容室で普通のヘアカラーをした時、緑色になってしまうのでしょう。
髪を緑色にする原因は、感光性染毛クリームの中に含まれる硝酸銀(硫酸銀)と美容室で使っているヘアカラーの酸化染毛剤にあったようです。
この硝酸銀はアンモニアと反応すると化学変化により雷銀に変化します。これが厄介なことに通常のヘアカラーにはアンモニアが含まれています。その為ツンとした匂いがしますよね。
緑になるだけではなく、場合によっては白くなったり、最悪の場合は髪をとかしてしまいます。
この反応は緑になるだけではなく、場合によっては白くなったり、最悪の場合は髪をとかしてしまいます。しかもこの硝酸銀は髪からなかなか流れ出ないので、一度色が入ってしまうと、新しく髪がのびてカットするまでそのままなのです。
それなら色染めを更にすればいいというのは大間違い。更に色染めをしようとしても、さらに化学反応が起きどうなるのかがわからないのです。
個人も美容室も、それぞれが使っているヘアカラーの成分まで気にして、ヘアカラーをしているわけではないので、そこに今回のようなトラブルに見舞われる落とし穴があったようです。
アンモニアを含む酸化染毛剤は多くの美容院で使われており、市販のものでも多く存在します。たまたま相性が悪かったといえばそれまでですが、美容院へ行くまでの間にもし自宅でヘアカラーをした場合は気をつけましょう。
しかし本当に緑色になったら切ることができる長さになるまで待たなければいけないんでしょうか?また、対策法はないんでしょうか?実は一つあるんです。
意外なんですが「うがい薬」が効くそうです。ヨウ素の入ったものが有効で、このヨウ素が硝酸銀を分解してくれるそうです。
うがい薬を髪に塗布し、洗い流すだけなんだそう。その後普通のヘアカラーをすると良いそうです。お困りの方は試してみてはいかが?
そして、こうしたトラブルを避けるために何よりも大事なのは、個人と美容師さんとのコミュニケーション。うがい薬で洗ったとしても、染める前に美容師さんに相談するのがいいと思います。
とはいえヘアカラーはあなたが素敵に変身できる方法の一つです。怖がり過ぎず、正しい知識を持ってくださいね。
いかがでしたか?
ヘアカラーに含まれる成分を知らずに、髪が緑色になってしまうなんて、絶対に遭遇したくないトラブルですよね。そのためにも対処法や美容師さんとしっかり話をするようにしましょう!
オシャレには欠かせないヘアカラーなので、是非これらのことを踏まえて、これからもヘアカラーを楽しんでみて下さい!
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