【福岡ソフトバンク】松坂大輔についてまとめてみた!【ホークス】
2016/08/04
kuroneko18
メジャーリーグから移籍した松坂大輔投手(34)が福岡市内のホテルでソフトバンクホークスと正式に契約しました。3年12億円プラス出来高。背番号は18番です。
大リーグから日本球界に9年ぶりに帰ってきました。入団会見では「チームの目標である連覇の力になれるよう一生懸命やっていきたい」と決意を語りました。
松坂大輔投手の入団会見を行いました
会見後、ホッとした表情の松坂選手。「NPB時代は、福岡のファンが12球団で一番アツいなぁと思ってました。西武戦の福岡ドームはいつも満杯でしたしね。まあ、松中さんに3本打たれて『バカタレ』と怒られた思い出が一番強いですけど(笑)あの声援を味方にして投げられると思うと本当に楽しみです。」と笑顔でコメントしました。
松坂大輔のソフトバンク入団については、ネットの反応もかなり懐疑的でした。故障してからの松坂大輔はフォームを明らかに崩していますし体型も絞れていません。
12億と言う高額の年俸に見合う活躍ができるかどうかは最初から疑問符がついていました。
「松坂は肩を壊してからおかしくなった。大腿筋もいためていたようで、あんな上半身をくねらせた投球フォームでは、通用しないでしょう。これだけキャリアがある選手が、今になってピッチングコーチに、フォームについていろいろ聞いているようではダメ。正直、年俸なんて1000万円でもいいくらいで、話題作りのためだけの選手じゃないでしょうか」
9年ぶりに日本球界に復帰した松坂大輔。年俸は総額12億円の3年契約。故障によりメジャー契約ができないことが前提の松坂大輔に対する評価としては破格なんてものではない巨額の資金投入です。
否が応でも期待せざるを得ないわけですが、キャンプから松坂大輔は周囲の期待を裏切っています。3月18日にインフルエンザ感染、その後筋肉疲労で無期限調整に突入です。
前半戦は1軍登板なし。インフルエンザに感染して、開幕直前にファーム落ちしてから4カ月。依然としてピッチング練習に入る前段となる80メートル超えの遠投ができる態勢も整っていない。
6月以降、日によって痛みを感じるようになったという右肩。症状は7月中旬まで変わらず、県外で10日間のリハビリ治療を終えて18日に福岡・西戸崎練習に合流した。
8月に入ってもスローイングすらまともにできない松坂大輔。この頃すでに年俸泥棒の汚名を着せられてしまっています。本人としてもきっと、高額の年俸に対するプレッシャーはあったのだと思います(思いたい)。
その後、松坂大輔はひとつの決断をすることになります。
8月18日に関東地方の病院で右肩内視鏡手術を受け、同26日に退院したことを球団側が発表。手術では右肩関節の「関節唇および腱板クリーニング術」などが施され、実戦復帰まで6カ月を要する見込みという。
それにしても松坂大輔君、太りすぎです。
春先とはいえプロ選手の体つきではないような気がしますね。これが年俸12億円の男?
松坂は日本球界復帰の際、妻子をアメリカに残して単身赴任の状態だった。術後のリハビリについて、球団は自宅のあるアメリカを拠点にすることを容認しているという。
子供の教育のために松坂大輔を単身赴任させている奥様。世間ではプロ野球選手の妻として失格とも言われていますが、いい大人が自己管理もできないようではプロ失格でしょうが……
確かに奥さんも松坂大輔の年俸で生活はしているのでしょうが、家族ですから当然ですよね。トレーナーとか栄養士とか雇ったらよかったのに。高い年俸貰っているんですしね。
家族と一緒に、周りの目を気にすることなくリハビリに専念してほしいという球団の配慮でしょう。しかし、これは助っ人外国人にシーズン途中の帰国を許すようなもので、かなりの特別扱いであることは間違いありません。
ソフトバンクはその名のとおり資金力のあるスポンサー企業が背景にあります。スター選手の年俸は高額で、最近では移籍やFAでソフトバンク入りする選手も増えています。生え抜きのスターも多く、軒並み高年俸を獲得しています。
それでも松坂大輔に対する年俸は異常と言えるのは間違いありません。近年の松坂大輔は全盛期とは程遠いパフォーマンスしかできていない現状があります。
手術に踏み切ったことで1年目の年俸はムダなることが確定、復帰まで6ヶ月とはいえ試合での投球が可能になるかは未知数です。
3年総額12億と言う年俸が槍玉にあがる要因となった松坂大輔ですが、メジャーではどれだけ貰っていたのでしょうか?
成績とともにメジャーでの松坂大輔の年俸を振り返ってみましょう。
松坂(27) 204.2回 15勝12敗 防御率4.40 201奪三振
松坂(28) 167.2回 18勝*3敗 防御率2.90 154奪三振
松坂(29) *59.1回 *4勝*6敗 防御率5.76 *54奪三振
松坂(30) 153.2回 *9勝*6敗 防御率4.69 133奪三振
松坂(31) *37.1回 *3勝*3敗 防御率5.30 *26奪三振
松坂(32) *45.2回 *1勝*7敗 防御率8.28 *41奪三振
松坂(33) *38.2回 *3勝*3敗 防御率4.42 *33奪三振
松坂(34) *83.1回 *3勝*3敗 防御率3.89 *78奪三振
通算8年 790.1回 56勝46敗 防御率4.45 720奪三振
2007年~2014年までのメジャー生活でした。
2007年 9年目 27歳 レッドソックス 6億3000万円
2008年 10年目 28歳 レッドソックス 8億3000万円
2009年 11年目 29歳 レッドソックス 8億3000万円
2010年 12年目 30歳 レッドソックス 8億3000万円
2011年 13年目 31歳 レッドソックス 10億3000万円
2012年 14年目 32歳 レッドソックス 10億3000万円
2013年 15年目 33歳 インディアンス 1億5000万円
2014年 16年目 34歳 メッツ 1億5000万円
合計 66億9800万円
スケールの違う年俸を貰っていたメジャー時代。
メジャーでは合計で66億円もの年俸を獲得していた松坂大輔。これだけの年俸を貰うには相当な選手でなければ資格がありませんよね。成績だけを見ていると松坂大輔は2年間だけメジャーで怪物と呼ばれた片鱗を見せることができただけですね。
レッドソックスも契約上年俸を下げられないのが歯がゆいのは想像できるほどの成績です。
メジャーでの成績は年俸に見合うものではないと言わざるを得ない松坂大輔。それは第二回WBCに原因があるのです。
第2回ワールド・ベースボール・クラシック日本代表に選出。3月7日に東京ドームで行われた第1ラウンドA組第2戦の韓国戦に先発し、初回に金泰均に2点本塁打を浴びたものの、以降は立ち直って4回2失点にまとめ、打線の援護もあって勝利投手となった。
2大会連続で最優秀選手に選ばれた松坂大輔。これが引き金となりました。
この年の不振の原因について、シーズン終了後の記者会見で、この年のWBCの前から股関節を痛めていたことを告白し、GMのセオ・エプスタインに直接謝罪した。
球団としてはWBCよりもチームの勝利に貢献すべきと考えるのは当然です。そのための高額な年俸ですから。アメリカがWBCに主力を出さないのはチームとの関係もあるわけです。
4月29日のマリナーズ戦で途中降板するなど4月末から右肘に張りが生じ、5月17日に故障者リスト入り。一時帰国を経て31日にルイス・ヨーカムによるセカンド・オピニオンを仰ぎ、6月10日に同医師の執刀によるトミー・ジョン手術を受けた。
2010年は故障者リスト入りもありながら9勝をあげましたが、翌11年は故障により手術となりました。
松坂大輔のメジャー挑戦はWBCによって歯車が狂ったとも言えます。股関節の痛みによりフォームを崩し、結果的に肘の故障につながったと言う見方をする専門家も多くいます。これがメジャーでの活躍につながらなかったのは間違いありません。
高額な年俸で活躍が当然と思われている選手としては全く物足りない成績で終わってしまう原因は、残念ながらWBCにあると言わざるを得ません。
もはや年俸の無駄使いと批判されても言い訳のできない立場になってしまった松坂大輔。1年目の年俸をムダにすることを分かっていながらも手術に踏み切りました。
復帰までのリハビリは厳しいでしょう、しかし復活を期待したいですね。
王会長は大リーグのメッツから新加入した松坂大輔投手(34)に「やってくれると思っている」と信頼を寄せた。「10人中8人は反対ですが」としたが「高校時代(横浜)から見ている。投手としての精神的強さに期待」と獲得への経緯を説明した。
王会長は人間的な部分で松坂大輔の獲得を進めたのかもしれません。人格者である王会長は松坂大輔の復活に期待をしていた一人なのは間違いありません。
年俸を決めたのは王会長ではありませんし、批判は筋違いですね。
現役時代の工藤監督は30代半ばから「前進することを諦めたら、後は落ちるのみ。年を重ねても気力で体力を補うことはできる。覚悟を決めて取り組まない限り、前には絶対に進めない」と気を引き締め、40代後半まで投手人生を全うしてきた。
今はアメリカでリハビリをしているであろう松坂大輔。手術も終わってもう後はありません。年俸分の働きを求められるのはプロである以上当たり前です。
それでも年俸云々ではなく、松坂大輔と言う怪物の復活を期待する気持ちは持ち続けています。プロ入り後、イチローとの対戦後の言葉を思い出して欲しいですね。
自信が確信に変わった、というあの頃には戻れないかもしれませんが、自信満々な松坂大輔をもう一度見せて欲しいものです。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局