男子禁制・・・の女子会のはずが? 今は女子会男子が当たり前!!
2015/10/08
峯
2015/09/06 更新
アジア選手権で最大の優勝回数を誇る日本男子バレーボールチーム。1972年のミュンヘンオリンピックでも、男子バレーは逆転で金メダルを獲得。「ミュンヘンの奇跡」と呼ばれ、賞賛されました!しかし、現在は長い低迷期にあえぐ日々が。。日本男子バレーは復活できるのか!?
「どうせ勝てない。。」
そう思われる事が当たり前になってしまった感の日本男子バレーボールチーム。。
しかし、かつての日本男子バレーボールチームは、
オリンピックで金メダルを獲得出来るほど強かったのをご存じですか?
まずは日本男子バレーの歴史をおさらいしてみたいと思います。
1927年 大日本排球協會が設立
1951年 国際バレーボール連盟へ加盟
1960年 世界選手権(第4回大会)に初出場
1964年 東京オリンピックで銅メダルを獲得
1968年 メキシコオリンピックで銀メダルを獲得
1972年 ミュンヘンオリンピックで金メダルを獲得
1980年 モスクワオリンピックで最終予選敗退
1985年 日本開催のワールドカップバレーボールで8カ国中6位
1986年 世界選手権で最下位の16位
1996年 アトランタオリンピックで最終予選敗退
1998年 世界選手権の準決勝ラウンドで1勝も出来ず13位
2002年 ワールドリーグもわずか1勝しかできず13位
以降、3大会連続でオリンピック出場を逃すなど、男子バレーは完全な低迷期を迎えてしまいます。。
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オリンピックで金メダルも獲得した事があるほど強かった日本男子バレー。
現在の低迷はなぜ起こってしまったのでしょうか?
様々な憶測がありますが、その中のいくつかをご紹介します。
日本人は人種の違いから、身長、骨格、筋肉などの点で欧米人に体力で
大きく劣っています。 野球やサッカーでしたら、この体力による不利を、
ミートの上手さ、コントロール、変化球のキレ、ドリブルやディフェンスをかわす
技術で補うことができるのですが、体格や身長が非常に重要な要素であるラグビー、
アメフト、バレーボール、バスケットでは日本人は極めて不利になっています。
もちろん、そう言った不利があるのは確かでしょうが、それは今に始まった事ではありません。
つまり、一理ありますが、それだけが日本男子バレーの低迷の理由とは考えづらいと思います。
元来基礎体力で日本をはるかに勝る諸外国は、日本ような技術やコンビネーションを徐々に身に付け、バレーボールという競技は、ただ高さとパワーだけではダメ。
また上手さとコンビネーションだけでもダメ。
この2つをバランスよく持ったチームでないと勝てない時代となり、日本は1980年以降は五輪で準決勝に進めなくなり、
昨年からは五輪、世界選手権といった大きな国際大会に参加すらできない状況になってしまいました。
確かに、体格で劣るからこそ考えた日本のコンビプレーは、今やどの国も当たり前に使ってくる時代となりました。
しかし、裏を返せば、「バランス」さえきちんと取れていれば、勝てる可能性はあるのではないでしょうか。。
バレーボールの他には何もせず、ほとんど業務経験もないまま過ごしてきた30歳に出来る仕事なんかあるだろうか。指導者として残る人などごくわずかであり、大半はとりあえず物流など力仕事中心の部署で自分よりずっと年下の人たちに混じって再スタートすることになるか、そのような環境にも居づらくて退職して連絡がつかなくなる。ましてや、プロ契約など結んでしまっては引退後の身分保証はほとんどない。
これは少し納得です。
もし男子バレーボールが、日本で「稼げるスポーツ」であるなら、恐らく優秀な背の高い人材が多く集まってくるでしょう。
しかしだからと言って、男子バレーの選手達は、別に素人集団なわけではありません。
そのほとんどが中学や高校で高い成績を収めた選手達です。
「収入が良くなったら、男子バレーは強くなるか」と聞かれれば、少し疑問が残ります。
外から観ていて、男子バレーボールに関わる、全ての関係者に感じる事は、日本が今だ男子バレーの強豪国だと勘違いしているのでは?まずはここから直さないとです。最後にオリンピックのメダルを取ったのは、1972年のミュンヘン大会。現在のFIVBワールドランキングで、日本は19位。他のアジア各国と比べても、オーストラリア、イランが12位で、中国が16位。18位がフランスで、20位がベネズエラです。すでに男子バレー強豪国とは、大きな力の差をつけられて久しいです。16年振りに出場した北京大会でも5戦全敗。まぁ、サッカーに例えると、タイかマレーシアくらいのポジションだと考えてください。男子バレー関係者が、この現実をしっかりと胸に刻む事から始めないといけません。そうすれば、過去のプライドや古い慣例を、全て捨て去る事ができるはずです。
この考えには非常に共感します。
さすがに「日本男子バレーチームは強豪国だ」とは当人達も思ってないとは思いますが、
日本の男子バレー選手たちは、自分達が「弱い」とも思っていない気がします。
上記にあげた理由はどれも一理あり、また日本男子バレーが認識しなければならない事実だと思います。
では日本男子バレーはどうしていくべきなのか。
それを考える為に、まずは男子バレーと女子バレーの違いを見てみましょう。
男子バレーと女子バレーでは、ネットの高さに約20cmの差があります。高校生以上の男子は2m43、高校生以上の女子が2m24です。
最高到達点は、Vリーグの女子選手の平均が約2m90〜95、男子選手の平均が約3m30といわれています。
バレーボールの選手がスパイクを打つと、女子選手でネット上の約70cm、男子選手でネット上の約80cmからボールが打ち込まれることになります。
男子の試合では、スパイクがネット上80cm前後から打たれます。スピードは時速150km以上といわれ、スパイクの70%以上が決まるといわれています。
高さ、パワー、スピードに優れた男子選手のスパイクは、たいてい一発で決まり、拾ってスパイク、また拾ってスパイクというようにラリーの応酬になることが少ないのです。
それに比べて、女子のスパイクは、時速が130km前後といわれます。
女子の全日本チームで、実力は、男子高校生の全国大会出場クラスと互角で、スパイクの威力も男子のVリーグクラスと比べてずいぶん劣ります。
そのため、スパイクの半分くらいはレシーブされ、ボールが相手コートに返っていきます。レシーブのよいリベロがいれば、ラリーの応酬になることも少なくありません。
全日本の女子チームは、近年、新しい戦術を導入しています。たとえば、「ハイブリッド6」と呼ばれる戦術は、攻撃時にポジションを固定せず、誰もがどんなポジションもこなすというものです。
この戦術は、スパイクを一発で決めるスーパーエースがいて、高い打点やバックアタックをバンバン打ち込んでくる男子バレーでは考えられないものです。
つまり、高さとパワーが圧倒的に勝っている男子バレーでは、
① 打ち下ろすスパイクであっさり決まってしまう事が多い
② スーパーエースがバンバン決めてしまう事が出来るので、全員攻撃は向かない
と言えるかと思います。
あくまで私見となりますが、これまでの話を踏まえて、僭越ながら、日本男子バレーはどうしていくべきかを語ってみたいと思います。
「何を当たり前のことを・・」と思わないでください。
日本の男子バレーにとって、これは重要な事の一つだと考えているんです。
まず、皆さんはテレビ等で観ていて、男子バレーは、意外とサーブミスが多い、と感じた事はないですか?
実は同様に、サービスエースも結構多いのですが、その理由として、男子バレーのサーブは、基本的にジャンピングサーブだからと言えます。
これは、強烈なサーブを打てる反面、空中で力強く打つため、どうしても不安定でサーブミスも増えてしまいます。
このサーブ、女子で打つ人はほとんどいません。
しかし、実は日本女子のサービスエース率は、決して低くないのです。
サーブに関して言えば、ブロックされないので、背の高さの影響が最も低い攻撃と言えると思います。
また、サーブをレシーブするという行為に関して言えば、男子と女子のパワー差もあまり関係ありません。
つまり、男子の王道であるジャンプサーブよりも、日本女子のように相手がミスをするサーブをする事で、サーブミスを減らし、サービスエースを取れる確率が上がるのではないか、と考えるわけです。
これは得点という意味でも重要ですが、それ以上に試合の「流れ」を引き寄せるという点で非常に重要です。
だから、日本男子バレーはサーブミスを減らし、サービスエースを増やす方法を既存にとらわれずに考えるべきだと思うのです。
日本ではとても背の高い日本男子バレー選手陣。
しかし、海外の選手と比べると、どうしても見劣りします。
この事実もまた、重要と考えます。
つまり、男子バレーの代表に選ばれる人達はいわゆる日本バレーではエリートです。
日本人同士で戦うだけなら、他の海外勢と同様に打ち下ろして打っても、よく決まるでしょう。
しかし、海外選手相手にそう打っても、多くが気持ちよくブロックされてしまいます。
実際、そんなシーンをよく見ます。
実はバレーには、「ワンタッチ」というとても素敵なルールがあり、これを上手く利用すれば、"ブロックされても”、得点する事は出来るのです。
日本では背の高いバレー選手。
しかし、世界では小柄だと認識し、「止められても決めるスパイク」を考えるべきだと思います。
先ほどから言っている通り、世界から見たら、日本のバレー選手の多くが「背が低い」です。
つまり、それはブロック時に一番大きな差がでます。
結局、背の低い日本選手では背の高い海外選手のスパイクの前では、ブロックも意味をなさない事が多いのです。
ならば、どうするか。
私の意見はずばり、「誘うブロック」です。
人は心理的に、「目」の前に邪魔があると避けたいと思います。
つまり、アタッカーの視界を遮るブロックと、隙間を空けるブロックを意識的に作るのです。
すると、多くのアタッカーは隙間を狙うでしょう。
それを予測し、手を横にずらす、リベロをその線上で守らせるなど、打つ場所を特定させるような守りを心がけると良いのではないかと、考えるわけです。
しかし、何よりもまず最初にするべきは、私は意識改革だと思います。
サトウ監督の考え方は、高さとパワーで勝る相手に、真っ向勝負を挑むばかりでは勝てない、攻撃の選択肢を増やし、ブロックアウトやフェイントなどの小技をうまく混ぜていく必要がある、ということです。この方向性は間違っていないと思います。
問題は、選手たちが新しい考え方を受け止めきれていない点です。
全日本の選手たちは、学生時代からチームの主力であり、「チームが苦しい時には俺が決めてやるぜ!」というバレーをやってきた人たちです。「小技をやらなければ勝てない」ということを頭では理解しているのですが、チームが苦しくなると、無意識のうちに「真っ向勝負」を挑んでしまうのです。その結果、馬鹿正直にブロックの真正面に打ってしまう。力んでしまって、サーブが入らなくなる。得点源であるはずの越川・福澤・清水といった主力選手に、その傾向が強いです。
選手の意識改革ができれば、もう少しマシな戦いができるはずなのですが…。
・自分達は海外勢と比べたら、体格で大きく劣る
・国内と同じ戦い方では勝てない
こうした事実を「知る」だけではなく、きちんと「理解」し、「実行」する勇気、これがまず日本男子バレーに必要な事だと思うわけです。
バレーボールの大舞台と言えば、何と言ってもオリンピックです。
そして、来年のリオ五輪の出場権をかけた男子の戦いがいよいよ9/8(火)から始まります!
そう4年に一度のバレーボールワールドカップです!
開催国として、日本は参加しますが、それに甘んじていてはいけません。
今大会で2位までに入れば、日本男子にもリオ五輪の道が開けるのです!
南部監督の元、龍のごとくかけあがる日本男子バレーに期待しましょう!
がんばれ!龍神NIPPON!!
がんばれ!日本男子バレー!!
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