初心者~上級者向けまで。けん玉の技の種類とコツをまとめました
2015/10/09
りのあ@初心者
少し前までは、「昔の遊び」というイメージがあった「けん玉」ですが、最近では、欧米を中心に新たなストリートカルチャーとして注目されています。
2014年にはワールドカップも開催されているんですよ。
「カッコいい」とこれから始める若い人も、
「懐かしい」と改めてやってみようという年配の人にも、けん玉のコツを教えちゃいます!
こちらがけん玉の腕を上達させるのに欠かせない”日本けん玉協会認定けん玉”です。
高段者にも愛用家の多い、博進社の「新富士」ブナ。日本製のけん玉のブランドです。
やはり、何といっても上達するためには、良い道具を使うことも大事ですよね。
いろんな技をやるためには、
まず基本を身に付けることが大事です。
でも、できないと飽きてしまいがちです。
けん玉のコツを掴んで楽しく続けたいですね。
「初心者のうちは適当なけん玉でいいか!」、
と思いがちですが、
認定けん玉で練習するのが上達のコツの一つ目です。
認定けん玉のほうが、格段に技が決まりやすく、
上達が感じられやすいのです。
しかもこのけん玉の凄いところは、”格段に技が決まりやすい”というところです。
けん玉は、技が決まって達成感が得られる遊びですし、技が高い確率で決まれば、コツも早くつかめるので、上達するコツの中に、このけん玉の必要性は入れておかなければなりませんね。
実はけん玉には、持ち方がたくさんあります。技によって持ち方が異なり、また、持ち方が違うと、検定で怒られたりします。10級~1級では、以下の持ち方を使います。
「皿グリップ」
鉛筆を持つように、親指と人差し指でけん玉を持ちます。次に中指、薬指、小指を皿に添えます。
この持ち方は、意外と知っているようでいて知らなかった方も多いのではないでしょうか。
「中皿用グリップ」
持ち手の部分を逆にして、持ちやすいように持ちます。
※8級の「中皿」で使う持ち方です。
「ろうそくグリップ」
ろうそくの技に使う持ち方で、けん玉の先を持つグリップです。
「日本一周系グリップ」
人差し指から小指まで揃え、下側は親指一本で支えて持ちます。
「とめけんグリップ」
親指と人差指、中指でけん玉を持ちます。
次に薬指、小指を中指の下に添えます。
※とめけんで使います。
「飛行機グリップ」
玉の部分を掴む持ち方です。飛行機で使います。
けん玉の持ち方だけでも、これだけたくさんあるんですね。
ぜんぜん知りませんでした。
高い確率で技を決めるためには、持ち方をマスターしなくては話になりませんね。
やはり自己流だと、それだけで技が決まる確率は低くなるのだということがよ~くわかりました。
こちらが前から見た構えです。
同時に横から見た構えがこちらです。
体の力が抜けて、脱力しているのがよくわかりますね。
そして、腕の位置ですが、体に対して垂直にまっすぐ伸びているのがわかります。
足は利き手側が少し前へ出ていて、膝もいつでも曲げ伸ばしが出来るように少し曲げて、スタンバイしています。
まず、どのスポーツもだいたい同じですが、体制は利き手側の足を半歩前へ。重心はつま先に。肩の力を抜いて自然に構えます。そしてひざのクッションを使って1・2・3のリズムで技を繰り出します。
1でひざを曲げ、2で伸び上がり、3で軽く膝を曲げて玉を受け止めます。この時、玉の動きと目線の動きを同じ速さにして動かすことで、空中に浮いている玉が止まって見えてきます。逆にリズムがあっていないと、玉が早くて スピードについていけません。
玉のスピードに合わせて、体全体で玉についていくようにして動きます。(※よって、ひざが重要となります)けん玉の動作は1・2・3のリズムor1・2のリズムの二通りしかありません。
10級~2級までは「1・2・3のリズム」1級の灯台という技だけ、1・2のリズムを使います。
「1・2のリズム」については後で説明していきます。
けん玉には2つのリズムがあって、リズムに乗ることも大事なのですね。
リズムを掴むのも、けん玉を上達させるコツなのではないでしょうか。
けん玉の技 もしかめ
こちらがもしかめの動画になります。なるべく衝撃を少なく柔らかく玉をキャッチするのがコツのようです。
けん玉の技のひとつ「もしかめ」は、
童謡の「うさぎとかめ」に合わせて
リズムよく「大皿→中皿→大皿・・・」を繰り返す技です。
コツは膝を使って、衝撃がより少ないようにやわらかく受け止めることです。
そして、玉を引き上げる時に膝を曲げ、
けん玉自体も下げることで衝撃を減らすことができます。
このもしかめが出来るようになると、なんだかけん玉ができるようになってきた感じがしますよね。
けん玉には、他にもまだまだいろいろな技がた~っくさんあるんですよ。
どこまで出来るようになるか、チャレンジあるのみ!ですね。
けん玉の技 とめけん
こちらがとめけんの動画になります。検定の時は、玉をまわすと違反になるので、やらないで下さい。
「とめけん」は、けん先に玉を入れる技です。
とめけんは糸穴から目を離さず、
玉が止まっている事を確認して、
膝を使ってゆっくり玉を上に上げます。
とめけんができるようになるための練習のコツは、
玉を回転させて、剣先に入れてみる「まわしけん」です。
回転させると格段に入りやすくなるので、
「まわしけん」で感覚を掴んでから、
普通のとめけんにチャレンジしてみましょう。
また、中皿のストライク(玉の穴がお皿に接するように乗せる)も練習になります。
ここまで出来るようになったら、なんだかちょっと人に自慢したくなりませんか?
もしかめだけでもスゴイ!と思ってしまうのに、あんな穴にけん玉の先を入れるんですよ。
最初は玉を回しながらやってみるといいそうです。
コツがつかめたら、玉をまわさずにやってみましょうね。
けん玉の技 ふりけん
こちらがふりけんの動画になります。何度も繰り返しトライしてくれているので、わかり易いかと思います。
「ふりけん」は、
振り子のように玉を振り出しけんで受ける技です。
ふりけんのコツは
「イチ・ニ・サン」のタイミングを掴むことです。
「イチ」で膝を曲げて玉を離します。
「二」で玉が回転するように、
剣を自分の体に向かって引きます。
ちなみに「ニ」は玉が
上がり始めるタイミングです。
「サン」で膝を使って玉を受けます。
とめけんだけでも大変なのに、今度は玉を振ってけん玉の先に入れるなんて、信じられません!
でも、コツさえ飲み込めば、出来るようになるんですよね。
ここで重要なのが、リズムです。
リズムと膝の使い方が、ふりけん攻略のコツになります。
けん玉検定6級~1級
ここまでくると、素晴らしいとしか言いようがありませんね。あなたもこんな技にチャレンジしてみませんか?
世界一周・日本一周のコツ
「世界一周」は小皿-大皿-中皿-剣先、
「日本一周」は小皿-大皿-剣先、と乗せていく連続技です。
どちらも、けんグリップという持ち方をします。
親指と人差し指で剣の付け根を持ち、
大皿が自分の方を向くようにします。
どちらもコツは、
穴が常に自分の方を向くようにすることです。
最後まで玉の穴を注視しましょう。
飛行機のコツ
「飛行機」は玉を持ち、剣を振り出して玉で受ける技です。
コツは、剣を振り出す際高く上げすぎないことです。
高く上げるとスピードが出てしまいコントロールがしづらくなります。
剣が真上から落ちてくるように振り上げ、
膝を使って受けましょう。
剣先から目を離さないのがポイントです。
灯台のコツ
「灯台」は玉の上に剣を乗せてバランスをとる技です。
玉を持ち、剣を吊り下げた状態でから玉の上に乗せます。
このときのコツは、中皿のふちから目を離さないこと。
そして剣が上がりきったところから、
玉を添えにいくようにすることです。
これらの技に共通して言えるコツは、玉の穴の向き、スピードのコントロール、膝を使って衝撃を和らげることと目で何を注視するかということのようです。
つまり、神経を張り巡らせ、体全体を使って行うスポーツがけん玉ということなのでしょうか。
みなさん、どうでしたか?
結構けん玉って、遊びの域を超えて奥が深いですよね。
みなさんも、この機会に、もう1度けん玉にトライしてみませんか?
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