全ての仮面ライダーの元祖!最初のライダー、仮面ライダー1号とは?
2015/10/08
t-n-k-a
仮面ライダーzo(予告編)
望月博士に作り出された不死身の怪人ドラスは、自らの形を自由にできるネオ生命体だった。ドラスは、より完成された生物になろうと、望月博士の息子・宏を誘拐し博士に手術を迫ることを目論む。
同じく望月博士によりバッタの遺伝子を組み込む改造手術を施された博士の助手・麻生勝は、謎の声に導かれ、望月宏の身を守るため行動を開始する。
仮面ライダーzo
麻生勝が変身する、バッタのDNAと機械を部分的に組み込まれた″ネオ生命体第1号″です。
人体を改造して完全な生命体を生み出すという狂気に駆られた望月博士の手によって、麻生勝は雷の鳴り響く夜に無理やり改造されます。
zoは人間の肉体を基盤としたネオ生命体第1号であり、ドラスの試作型にあたる。故にその能力は発展型のドラスには劣るはずだが、4年間の昏睡中に腹部の″レッドコア″が大自然のエネルギーを存分に吸収していたため、予想を遥かに上回る未知のパワーの発揮が可能となっている。
仮面ライダーzoのスペック
身長 193cm
体重 83kg
戦闘能力は驚異的であり、打撃は厚さ20cmの特殊合金を粉々に砕き、自動車50台を瞬時にスクラップにすることができる。チョップは鉄の柱をも叩き折り、蹴撃については打撃の約3倍もの威力を発揮する。跳躍力については一跳び130mである。
Zブリンガー
全長 1995mm
全幅 710mm
全高 1050mm
重量 180kg
ジャンプ力 30m
最高時速 1300km
zo専用のスーパーバイク。その姿はバッタ若しくは、zo自身の姿を模している。変身前の勝は市販バイク(スズキ・バンディット400)だが、彼が変身すると共に、その変身時のエネルギーを受けて変形する(その際、緑色の炎のような物質が発生する)。
Zブリンガーアタック
Zブリンガーのボディは1000度の高熱や100Gの衝撃にも耐えます。
体当たり技「Zブリンガーアタック」は50tの90式戦車を跳ね飛ばすほどの威力で、ドラスとの初戦に白星を挙げた必殺技です。
麻生勝 / 仮面ライダーzo
物静かな性格で元は臨床遺伝子工学の権威・望月博士の助手として完全生物の開発のための研究を手伝っていた。しかし、実験の狂気に駆られた博士の手により、実験台として半ば無理やりにバッタの遺伝子と機械を部分的に組み込んだネオ生命体のプロトタイプへと改造を施されてしまった。博士の研究所を逃亡後、山林の中で落雷に遭って4年間昏睡状態にあったが、謎の声を聞いて復活を遂げる
望月博士
遺伝子工学の権威で、仮面ライダーzoやドラスを生み出した。
自ら遺伝子工学研究所を構えて完全生物・ネオ生命体の開発に乗り出す。音楽を愛し、宏にその素晴らしさを伝えるなど、当初は温厚な良き父親だったが、研究が進むと次第に狂気に取りつかれ、助手である麻生さえも実験台にしてしまう。しかしその後、ネオ生命体の脅威的な成長に恐れをなして研究を中断しようとしたが、すでに自我を発現させていたネオ生命体により廃工場の機械に融合させられて自由を奪われ、更なる改造を迫られていた。
zoを吸収したネオ生命体によって機械から引きずり出されたが、最後の力を振り絞ってプールを破壊した。これがライダーの勝利につながったが、身体は既に機械との融合なしでは生命を維持できなくなっており、爆発する廃工場と運命を共にした。
望月宏
望月博士の息子。産まれてすぐ母を亡くし、父も研究三昧の日々のため、祖父の清吉と2人暮し同然に育った。狂気に走る前の父に贈られたオルゴール時計が宝物。博士に自らの再改造を迫るネオ生命体に誘拐される。
廃工場で父と再会したが、ネオ生命体の脅威に晒される。しかし、持ち歩いていたオルゴールがネオ生命体の精神をかき乱し、ライダーの勝利へとつながった。
望月清吉
宏の祖父で、育ての親ともいえる。珍妙な二足歩行機械など、珍発明を繰り返しては失敗する物好き博士として、町の名物となっているが、その陰では密かに宏の父・望月博士の行方を追い続けている。
ネオ生命体
ドラス
ネオ生命体が金属などを取り込んで作り上げた戦闘形態。移動時には球状や液状になって移動する。右肩のマリキュレーザーからは数km先の鉄塔をも破壊する分子破壊光線の照射、および電流攻撃が可能、厚さ30cmのコンクリートをも貫く伸縮自在な尻尾、右腕から発射するロケットパンチや左腕から出るムチなど、数多くの武器を全身に備えている。その戦闘力はZOを遥かに上回るものである。再生能力にも長けており、右腕を切断されても周囲の金属を集めて巨大な3本爪の腕へと強化再生(復活時には元の腕に戻っているが)したり、腹に風穴を開けられても金属を取り込み再生したりしている。自らの分身を作り出すことも可能。
レッドドラス
ドラスがzoを体内に取り込んで変身した強化形態。体色が薄い緑から血のような真紅に、小さい赤色の眼が巨大な黒い眼に変化、巨大な触角が縮んでいるなどの違いがある。zoを取り込むもすぐに分離されてしまい、ほんの短時間の変身となった。
蜘蛛への変身能力を有し、長い無数の手足と怪力が武器。また、暗闇に壊れた石柱が散乱しているように見える特殊な異空間を作り出すことができる。
道場から脱出した玲子と宏を異空間に引きずりこんで襲ったが、突入してきたzoに阻まれる。そのまま戦闘に突入し、手の多さと怪力でzoを苦しめたが、手(若しくは足)の1本をもぎ取られて腹部に刺され、死亡。亡骸は蜘蛛の姿に戻った。
コウモリ男
両腕に巨大な翼を張ることで空を飛ぶことができ、蝙蝠だけでなく人間の姿へも変身することができる。
逃げ込んだ宏を追って道場を襲撃したが、zoに苦戦し退散。直後クモ女を撃退したzo達の前に再度現れ、宏をさらおうとしたが、バイクに乗ったzoとのチェイス戦の末失敗する。その後、街中で望月博士に変身して宏をおびき出して誘拐。救助に来たzoに対し、宏に化けてだまし討ちを試みたが通用せず、パンチで腹を打ち抜かれて死亡した。
雨宮慶太監督
仮面ライダー1号、特に初期1号の大ファンで、少年仮面ライダー隊会員番号2番。
仮面ライダーzoは初の仮面ライダー監督作品です。
雨宮監督は仮面ライダーzoを「平成の仮面ライダー1号にしたい」と当時語っていて、zoの随所に仮面ライダー1号のオマージュを取り入れています。
・本作企画段階では、宇宙飛行士となった仮面ライダー1号・本郷猛が宇宙空間で行方不明となり、未知の宇宙人の超テクノロジーで再改造され仮面ライダーzoに変身する、というものでしたが、大人の事情により実現してません。
・麻生勝が初めて仮面ライダーzoに変身する時、顔に無数の手術痕が浮き出ます。これは萬画版「仮面ライダー」の本郷猛に見られた演出です。
・仮面ライダーzoがZブリンガーに乗って変身する時、緑のオーラに包まれますが、初期のデザイン案ではこのオーラはうっすらと旧1号の姿を写す予定でした。
・ドラスの生み出す怪人がクモとコウモリなのは、1号ライダーが戦った怪人が1番目がクモ男、2番目がコウモリ男だからです。
本っ当に仮面ライダー1号が大好きなんですね!
仮面ライダーzoに続編構想?
翌1994年4月の東映スーパーヒーロフェアで公開される仮面ライダー作品は、zoの続編で強化zoが活躍する予定でしたが、大人の事情(笑)で仮面ライダーJになりました。
Jのデザインがzoに似ているのは、こんな理由です。
仮面ライダーzoの強化版はこんな感じのデザインです。
赤いマフラー、銀の手袋とブーツとベルト。
イメージは完全に新1号です。
やはり雨宮慶太監督、1号ライダー大好きですね♪
強化版仮面ライダーzoが活躍する映像、ぜひ見てみたいですね!
今後の仮面ライダーzoの展開に期待しましょう!
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