森山未來のダンスがスゴ過ぎる!ダンスで一年間イスラエルへ!?
2015/10/08
chihiro
森山 未來(もりやま みらい)
生年月日 1984年8月20日
出生地 兵庫県神戸市
血液型 AB型
身長 172cm
職業 俳優、ダンサー
1999年、15歳の時に出演した『BOYS TIME』で本格的に舞台デビュー。
2003年、ドラマ『WATER BOYS』に出演し知名度をあげる。
2004年、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』にて主人公の高校生時代を演じ、日本アカデミー賞 新人俳優賞・優秀助演男優賞などを受賞。
2011年、主演映画『モテキ』が興行収入22億円を超える大ヒットとなり、その後も多くの映画や舞台に出演し活躍している。
俳優より先にダンサーとして舞台に立っていた森山未來さん。
気になるダンス経歴&きっかけは?
子供の頃からダンス漬け
森山未來さんのダンス人生は、ダンススタジオを運営するお母さんのもとで様々なダンスを習得するところから始まっているようです。
5歳からジャズダンス、6歳からタップダンス、8歳からクラシックバレエとヒップホップを始め、小中学生の頃は毎日ダンス教室に通っていたという森山未來さん。
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本格的な舞台デビューとなった『BOYS TIME』では、オーディションの応募年齢を満たしていないのに合格してしまいました。
当時の演出家・宮本亜門さんも「どんなダンスもこなしてしまう恐るべき15歳」「フレッド・アステア以来の天才かと思った」と、森山未來さんのことを称賛したそうです。
森山未來さん出演舞台『BOYS TIME』
演出家に天才と言わせるほどの衝撃的なデビューを飾り、その後、多くの著名人からも称賛されるようになった森山未來さん。
今もっとも輝いている森山未來さんのダンスと、ダンス留学〜今を追ってみましょう。
2010年のドラマ、翌年の映画と「モテキ」に出演した森山未來さん。
ストーリーの面白さとともに話題となったのが、そのキレキレのダンスシーンです。
映画版は劇中で在日ファンクなどの演奏シーンが披露され、Perfumeとのダンスシーンも見所です。
モテキ 森山未來 ダンス BcL
森山未來流オタク系喜びダンス!
モテキダンス1
つづきは「モテキダンス2、3」でどうぞ。
映画「モテキ」の主題歌MVのダンスがすごいと話題です。
何をやっても話題になる、まさに「森山未來のモテキ」!
フジファブリック『夜明けのBEAT』
大根仁監督、森山未來主演、全「モテキ」ファン必見の傑作MV。
ドラマに映画に大活躍の森山未來さんが抜擢されたのが、国の代表として派遣される「文化交流史」です。
その留学先は主にイスラエル。ダンスを知らない方には不思議ですね。
実はイスラエルはダンス大国なのです。
ダンス先進国イスラエル
イスラエルはユダヤ人の国。さまざまな土地から集結した人々により多彩な文化が生まれ、独特の芸術的センスがはぐくまれています。
また、国としての歴史が浅いゆえに、各分野における権威や派閥争いがなく、固定観念にしばられることなく活動できるという素地がありました。
ダンス様式はコンテンポラリー
イスラエルのダンスは独特のコンテンポラリーダンスです。
先鋭的で個性的なダンスカンパニーがたくさんあります。
中でも、インバル・ピント&アブシャロム・ポラックダンスカンパニーは世界中のダンサーの憧れです。
2012年日本とイスラエルは外交関係樹立60周年を迎えました。
これを機に両国の関係を深めるために、ダンスを通じた文化交流も深まりました。
日本・イスラエル国際ダンスプロジェクト
ダンスを通した文化交流を積み重ねている日本とイスラエル。
今年も文化交流の一環として、ワークショプが開催されます。
詳細はサイトをご覧ください↓
「テヅカ TeZukA」
2012年、ベルギー出身で手塚治虫が大好きな振付家シディ・ラルビ・シェルカウイさんが、手塚作品からインスパイアされたイメージをコラージュのようにつなぎあわせて表現しました。
森山未來 in TeZukA
世界各地から選び抜かれたダンサーやミュージシャンとともに出演した森山未來さん。
シェルカウイさん振付のダンス、世界のコンテンポラリーダンスの第一人者たちとの出会いでした。
「100万回生きたねこ」
次に、2013年「100万回生きたねこ」でのインバル・ピント&アブシャロム・ポラックとの出会いがありました。
平成25年度「文化庁文化交流使」指名
ついに国の公認でイスラエルにダンス留学することになった森山未來さん。
実は、書道家の武田双雲さんや、同じくダンサーの森山開次さん(写真)らも、インドネシアなどに派遣されています。
森山未來さんの海外留学先であるインバル・ピント&アブシャロム・ポラックのカンパニーはイスラエルに拠点を置いています。
そこから森山未來さんのイスラエル行きが決まったのですね。
文化も言葉も違う場所で、生活しながら文化交流使の役目を果たしていた森山未來さん。
実際の活動と生活はどうだったのでしょうか。
NHKのオファーは当初同行取材でしたが、あっさり断り、交渉の末、1年間の自撮りを任された森山未來さん。
帰国後、この自撮りをまとめた番組が放送されました。
「踊る阿呆 森山未來 自撮り365日」
文化庁からの任命を受け1年間、文化交流使としてダンス留学していた森山未來さん。
イスラエルとベルギーでのダンス留学の日々を自ら撮影し、まとめました。
この様子が2014年末、NHK BSプレミアムで放送されました。
世界中から集まるコンテンポラリーダンサー
留学先のダンスカンパニーがあるイスラエルの首都テルアビブは、コンテンポラリーダンスの聖地のようなところです。
世界中から修行にきているダンサーたちと表現を探り合います。
ダンスだけでない、森山未來の日常
自撮り画像には、ダンスシーンだけでなく、森山未來さんの生活が撮られています。
街に、人にとけ込んでいく森山さんの姿が印象的です。
ストリート パフォーマンス
同じカンパニーのダンサーとのコラボレーション。
街の人々は、こんな光景に慣れっこなのか、楽しそうに見物です。
『DUST』
インバル・ピント&アブシャロム・ポラックダンスカンパニーの2013年の作品です。
帰国直前は、新しいダンサーにこの振り写しをする慌ただしい日々でした。
1/28-31 彩の国さいたま芸術劇場『DUST-ダスト』舞台映像
2016年1月埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールにて上演されました。
カンパニーとの1年間の集大成を日本でも披露してくれました。
『WALL FLOWER』
森山未來さんがダンス留学中に進行していたプロジェクト。
この公演の様子は動画でご覧ください。
インバル・ピント&アブシャロム・ポラック・ダンスカンパニー「ウォールフラワー公演
こちらも来日公演のダイジェスト映像です。
「東京アートミーティング(第5回)」展の公演プログラムとして2014/10/24~26まで上演されました。
森山未來「あさイチ・プレミアムトーク」
珍しいTV生出演で語る、自撮りに至った経緯など。人柄がよくわかります。
NHKニュース「文化交流使 MIRAI MORIYAMA 森山未來氏」
テルアビブ滞在中の森山未來さんを紹介したNHK。
文化交流使としてまもなく1年が経過しようという時期のインタビューです。
自撮りの日々も終盤を迎えたころの森山未來さん。
「えー、朝8時4分。10月10日体育の日。泣いています。」
「来週日曜日には日本に戻りこの1年間の文化交流使というのは終了になるんですが、なんでしょうね、強烈に日本に帰りたくないですね。」
ダンス留学355日目にはこんな心境を吐露していました。
雑誌「Switch」の連載も同時進行
森山未來さんは、文化交流使として海外滞在中に、異文化を体感していく日々を自らの言葉と写真で綴る企画も請けていました。
自撮りも、こちらの写真と文章も、1年間のプロジェクトです。
森山さんの真面目な人柄が伺えます。
自分が考えた動きを人に教えることが今まであまりなかったので、なんだか動きだけじゃなく、僕自身がこの作品に込めた魂まで吸い取られていくようだった。もうこの作品を踊れないことへの寂しさをくっきりと感じていた。
留学最終盤、クリエーションから関わっていた「DAST」の振り写しをしたときの感慨深いコメントです。
「彼方からの手紙Vol.12」
雑誌「Switch」にて、12/20発売号(Vol.32 No.13)〜連載が始まった、森山未來さんのダンス留学レポート。
最終回のタイトルは「A HOUSE IS NOT A HOME」。
ダンス留学を終え帰国した森山未來さん
1年間の留学を終えて「楽になった。何かを表現することの自由度は増しました」と、今後にますます期待が増すコメントをしてくれました。
『死刑執行中脱獄進行中』
2015年の舞台です。
『死刑執行中脱獄進行中』は、投獄されて理不尽な扱いを受ける死刑囚が脱獄を試みる密室サスペンス。
『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる漫画家・荒木飛呂彦さんの短編漫画を森山未來さん主演で舞台化。荒木作品の初舞台化、森山未來主演とあって話題になりました。
森山未來さんのダンス留学を注進に振り返ってみましたが、いかがでしたか。
ダンスも言葉も演技も含め、MIRAI ワールドにどんどん引き込まれて、森山未來さんの豊かな感性に浸りたくなります。
感性が研ぎ澄まされますます磨きのかかった、森山未來さんの今後の活躍から目が離せません。
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