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中島みゆきが歌う「宙船」。歌詞を読めば人気のワケ丸分かり!

中島みゆきの「宙船」といえば、TOKIOに提供されてロングヒットした事で有名ですね。ジャニーズに提供の話題が先行していますが、「宙船」には中島みゆき人気の秘密が満載なんですよ!「宙船」の歌詞から、中島みゆきが伝えるメッセージを読み解いてみましょう!

「宙船」生みの親、中島みゆきプロフィール

中島 みゆき

出生名 中島 美雪
出生 1952年2月23日(63歳)
出身地 北海道札幌市
学歴 藤女子大学 文学部国文学科 卒
ジャンル フォークソング
ニューミュージック
J-POP
職業 シンガーソングライター
ラジオパーソナリティ
担当楽器 歌
ギター
活動期間 1975年 -
レーベル ポニーキャニオン / AARD-VARK
(1975年 - 1999年)
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
(2000年 - )
事務所 ヤマハミュージックアーティスト

出典:https://ja.wikipedia.org

中島みゆきは、ラジオパーソナリティとして2013年4月14日から『中島みゆきのオールナイトニッポン月イチ』と題した番組を放送しています。現在も不定期で放送されている人気番組です。

中島みゆきのデビュー曲

デビュー曲「アザミ嬢のララバイ」

1975年、中島みゆきは「アザミ嬢のララバイ」でデビュー。
翌年76年の、ヤマハ主催第10回ポピュラーソングコンテストで、
「時代」がグランプリを受賞。
同じ年の世界歌謡祭でもグランプリを受賞しました。
これまでのフォーク系女性シンガーソングライターとは大きく異なり、
強いメッセージ性を持ったスケール感の大きいシンガーとして
注目を集めました。

出典:http://omp-s.com

デビュー以降、中島みゆきは時代を作るような楽曲を発表し続けています。
アーティストに曲を提供し、また、その曲もヒットさせ続ける中島みゆき。
今回は、その中でも「宙船」に注目してみます!

中島みゆきが歌う、名曲「宙船」

「宙船」収録のアルバム「ララバイSINGER」

中島みゆきが自身のオリジナルアルバム『ララバイSINGER』の主柱にする曲としてレコーディングしようとしていた。

出典:https://ja.wikipedia.org

「宙船」はTOKIOに提供することが決まったため、中島みゆきが自身のアルバムに収録するのはしばらく経ってからになりました。

「(TOKIOに委ねることによって)派手な柱になって帰って来るのも悪くないと思った」と自身のツアーのMCで語っている。「宙船」は後に中島みゆきのアルバム『ララバイSINGER』(2006年11月22日発売)にセルフカバー曲として収録された。

出典:https://ja.wikipedia.org

TOKIOのものと違い、こちらはラストがフェードアウトになっており、力強さがより一層強調され豪快なハードロックナンバーとして歌われている。なお、2007年の春の選抜高校野球大会の入場行進曲に使われた。

出典:https://ja.wikipedia.org

TOKIOの歌う「宙船」、中島みゆきから提供された経緯

TOKIO「宙船」

もともとは自分のアルバムのメイン曲として書いたものに目をつけたジャニーズのスタッフが是非にとお願いしてTOKIOで歌わせてもらったんだそう。
(ジャニーズのスタッフの嗅覚の凄さには、本当に毎回驚かされます)

出典:http://taruishi.seesaa.net

Sorafune (宙船)TOKIO x Tokyo No.1 Soul Set at Music Fair

みゆきさんは、他人に曲を提供する時には楽譜と一緒に必ずデモテープを渡すんだそうです。
で、今回は男性ボーカルだからと、そのデモテープを吹き込む役を担ったのがバックコーラスの宮下文一さん。
僕はずっと長瀬くんのあの曲でのボーカルスタイルの原型はみゆきさんだと思ってましたが、実は宮下さんだったんですね。

ということで、中島みゆきさんのコンサートに行くと、「宙船」オリジナルデモバージョンが聞けますよ。

出典:http://taruishi.seesaa.net

こちらが中島みゆきのバックコーラスの宮下文一バージョン「宙船」。
聴き比べてみてください!

長瀬さんの歌い方は、まんまこの方の歌い方です。

出典:http://ameblo.jp

長瀬智也と声の質もそっくりですね!
こちらの「宙船」も、個人的にすごく好きです。

長瀬智也主演の「マイボス☆マイヒーロー」の主題歌。
2006年度7月から9月の間のドラマの中で視聴率好調のうちに最終回を迎えました。

出典:http://ameblo.jp

それまでのアイドル然とした曲から脱却するような、骨太な大人の男のナンバーです。

出典:http://sanjigenkashi.blog.fc2.com

「宙船」の着うたダウンロード件数は100万件を突破、ジャニーズ事務所所属アーティストの楽曲で着うたダウンロードがミリオンを突破したのはこの曲が初となる。

出典:https://ja.wikipedia.org

中島みゆきは強いメッセージを込めた楽曲が多く、確かにTOKIOにとって「宙船」は、転機となった楽曲かもしれませんね。

中島みゆきが支持されるわけって?「宙船」の歌詞を読んでみる。

「宙船」でもみられますが、中島みゆきの楽曲には聴く人に語りかける強いメッセージが込められています。
この「宙船」では、人生を航海に例えて、船に乗る人に強く激励しています。
「宙船」の歌詞を読んで、中島みゆきが支持されるワケを見ていきましょう!

人生という航海に乗り出す船。道に外れる事なく、スムーズに海を進行するのが普通の船なら、空に舞い上がる気概を持つものを「宙船(そらふね)」と表現しているのでしょう。
空ではなく、もっと上空の宙としたところに志の高さが見えます。

出典:http://sanjigenkashi.blog.fc2.com

中島みゆき「宙船」歌詞①

その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ

おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな

出典:http://sanjigenkashi.blog.fc2.com

自分の人生を預けた船を漕ぐのは自らの手。決して人任せにするな。ましてや、上げ足を取ろうと狙っているような奴に絶対に任せてはならない!
道を切り開くのは自分自身。成功も失敗も自分の責任なのです。

出典:http://sanjigenkashi.blog.fc2.com

中島みゆき「宙船」歌詞②

その船は今どこに ふらふらと浮かんでいるのか その船は今どこで ボロボロで進んでいるのか

流されまいと逆らいながら 船は挑み 船は痛み

出典:http://sanjigenkashi.blog.fc2.com

必死に先へ進もうと漕いでいるうちに、自分がどこにいるのか分からなくなります。気が付けばが身も心も傷だらけになっている事も。それでも志を忘れずオールを動かし続ける事が大切なのです。

出典:http://sanjigenkashi.blog.fc2.com

中島みゆきの楽曲でも「宙船」はハードな印象です。
歌詞も、命令形に統一されていて力強い感じがします。

「宙船」が好きならこちらも!中島みゆきの名曲たち

中島みゆき「空と君のあいだに」

日本テレビ系ドラマ『家なき子』主題歌。
歌詞は同ドラマの主人公すずの愛犬リュウの目線から歌ったもの。そのためミュージック・ビデオにも多数の犬が登場する。また、中島が主題歌を依頼された時点で設定が「犬を連れた家のない少女が主人公」しか決まっておらず、唯一の手掛かりである犬の写真だけでイメージを膨らませて曲を書いた。中島曰く「犬の気持ちで見れば、犬が見えているのは『空』と『君』しかないんです」

出典:https://ja.wikipedia.org

「宙船」も強いメッセージがこめられていましたが、この楽曲でも激しい歌詞が印象的でした。
衝撃的な内容のドラマにぴったりな、ハードな世界観です。

ドラマが高視聴率だったこともあり、オリコンの集計において、シングルでは「浅い眠り」に続いて2作目のミリオンセラーを達成した。オリコンの集計で自身最大のヒット曲である。
またこのシングルのオリコンシングルチャート1位獲得で、3つの西暦10年代(1970年代:「わかれうた」、1980年代:「悪女」)に渡って同一名義で同チャート1位を獲得した史上初の歌手となった。

出典:https://ja.wikipedia.org

「空と君のあいだに」をカバーしたアーティストは、なんと13人!
中島みゆきが同じアーティストからも尊敬されていることがよくわかります。

槇原敬之(1998年10月、アルバム『Listen To The Music』に収録)
松本大地(2005年2月、アルバム『大地のうた ~ Na Ma Ra Love Songs』に収録)
山本潤子(2007年6月、アルバム『SONGS』に収録)
劉虞瑞(「一個人的我依然曾微笑」のタイトルで中国語訳詞でカバー)
リン・チャーイー(日本テレビで放送された『美女東風 ―Missアジア―』のエンディングテーマとして使用された)
林佳儀(ニサ・リン)
劉小慧(ウィニー・ラウ)
ヴァレリー・カーター(Valerie Carter)
工藤静香(2008年9月、アルバム『MY PRECIOUS -Shizuka sings songs of Miyuki-』に収録)
乙三(2009年3月、アルバム『お別れ』に収録)
後藤真希(2011年5月、ミニアルバム『LOVE』に収録)
河村隆一(2012年8月、アルバム『The Voice 2』に収録)
深見東州(2014年9月、DVD『深見東州 単独 進撃の阪神 ロック・コンサート!! 大阪公演』に収録)

出典:https://ja.wikipedia.org

中島みゆき「銀の龍の背に乗って」

ドラマ『Dr.コトー診療所』(第1、第2シリーズ、フジテレビ系)の主題歌に起用された。
前作から3年ぶりの発売だったが、当時「地上の星」がロングヒットしていたため、2003年の週間シングルランキングでは両作ともに100位以内にランクインし、同年のシングル年間売り上げランキングでも両作とも50位以内にランクインした。ドラマがヒットしたこともあって本作は20万枚以上を売り上げた。

出典:https://ja.wikipedia.org

中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」をカバーしたアーティストは、こちら。

工藤静香(2008年、アルバム『MY PRECIOUS -Shizuka sings songs of Miyuki-』収録)
佐藤聡美(2013年、アルバム『Twinkle Voice 〜声の贈り物〜』収録)
槇原敬之(2014年、アルバム『Listen To The Music 3』収録)

出典:https://ja.wikipedia.org

工藤静香は、中島みゆきが楽曲提供した中で最多のアーティストだそう。

「宙船」の翌年、TOKIOには「本日、未熟者」という楽曲を提供していますし、中島美嘉の「愛詞」、ももクロの「泣いてもいいんだよ」を提供したことでも話題になりました。
自らの楽曲でなく、他のアーティストに提供した楽曲までヒットさせる中島みゆきは、もはや神?!

今後も「宙船」のような胸に刺さる、素晴らしい歌を聴かせてほしいですね!

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