ミステリー界の革命児!?東野圭吾作品をランキング形式でご紹介!
2015/10/19
大福ちゃん
生年月日:1958年2月4日
出身地:大阪府
ジャンル:ミステリー・サスペンス
1996年作品の「名探偵の掟」で「このミステリーがすごい!1997」3位になったことで、注目を集め始めた。1998年「秘密」で、一気に東野圭吾の作品は大ブレイクする。
1983年 - 『人形たちの家』第29回江戸川乱歩賞二次予選通過
1984年 - 『魔球』第30回江戸川乱歩賞最終候補
1985年 - 『放課後』第31回江戸川乱歩賞受賞
1988年 - 『学生街の殺人』第9回吉川英治文学新人賞候補・第41回日本推理作家協会賞(長編部門)候補
1990年 - 『鳥人計画』第11回吉川英治文学新人賞候補
1991年 - 「天使の耳」第44回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)候補
1992年 - 「鏡の中で」第45回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)候補
1993年 - 『ある閉ざされた雪の山荘で』第46回日本推理作家協会賞(長編部門)候補
1993年 - 『交通警察の夜』第46回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)候補
1996年 - 『天空の蜂』第17回吉川英治文学新人賞候補
1997年 - 『名探偵の掟』第18回吉川英治文学新人賞候補
1999年 - 『秘密』第120回直木三十五賞候補・第20回吉川英治文学新人賞候補・第52回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞
2000年 - 『白夜行』第122回直木三十五賞候補
2001年 - 『片想い』第125回直木三十五賞候補
2003年 - 『手紙』第129回直木三十五賞候補
2004年 - 『幻夜』第131回直木三十五賞候補
2006年 - 『容疑者Xの献身』第134回直木三十五賞受賞・第3回本屋大賞4位・第6回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞
2008年 - 『流星の絆』第43回新風賞受賞
2012年 - 『容疑者Xの献身』アメリカ図書館協会最高推薦図書(ミステリー部門)エドガー賞最優秀長編賞候補、バリー賞新人賞候補
2012年 - 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』第7回中央公論文芸賞受賞
2013年 - 『夢幻花』第26回柴田錬三郎賞受賞
2014年 - 『祈りの幕が下りる時』第48回吉川英治文学賞受賞
ランキングは、楽天の売り上げを参考にしています。
売り上げランキング第5位は「幻夜」でした。
「幻夜」(げんや)は、東野圭吾さんが集英社「週刊プレイボーイ」2001年から2003年に連載されていました。それを2004年1月26日単行本として刊行されました。
舞台は1995年の阪神・淡路大震災に始まり、地下鉄サリン事件等の2000年1月1日までの現実と虚構を織り交ぜて物語は進む。
父の通夜の翌朝に起きた大地震後に、借金返済を強いていた伯父を殺害してしまう水原雅也。ふと気付くと、そばには見知らぬ女が…。新海美冬と名乗る彼女に犯行を見られたのか、雅也には確信が持てない。やがて、震災が取り持つ奇妙な縁で、美冬と雅也は、まるで共存するように助け合いながら生きて行くことになるのだった。
その後、2人は東京へと震災を忘れるかのように、希望を抱き上京する。しかし彼らの行く先々で、事件と陰謀が蠢いて行くのであった。やがて刑事加藤亘が、奇妙な偶然に気付き…。
売り上げランキング第5位の東野圭吾さん作品「幻夜」は、WOWOWのドラマで2010年11月から翌年の1月まで放送されました。主演、深田恭子さん、塚本高史さん。悪女を演じた深田恭子さんの魅力を共演者の柴田恭兵さんが絶賛されていました。
まだ5冊ほどしか読んでいないのですが、その中で一番衝撃を受けたのは、この幻夜です。
おそらく、一生忘れないと思いします。
怖かったですが、非常に面白い作品でした。
「『幻夜』は『白夜行』の続編!」と教示するのではなく、「『幻夜』と『白夜行』の両方を読めば、続編であるか否かを推理するという、番外編のミステリが楽しめる!」とした方が好ましいと思われます。
え!?何!?どういうこと?どういうこと_?
って、気になって気になって読み進みました。
そして最後は、え!?なんで? なんでそーなるのーーーーでした。
読んでない人にはさっぱりわからないですよね(^^;
最近、東野作品にはまっているけれど、ほんとこの人の作品って、
惹きつけられますね。
最後が納得いかないものもあるけれど、
読んでいる時の、どきどき感は最高。
東野圭吾さん作品の「白夜行」を読んだ後に読むとより楽しめそうですね。「幻夜」を読む前に一度「白夜行」を読んでから挑戦したほうが良さそうです。
売り上げランキング第4位は「手紙」でした。
「手紙」は、東野圭吾さんが「毎日新聞」日曜版に2001年7月から2002年10月まで連載し、2003年新聞社から単行本が出版された作品です。
武島剛志は、弟の直樹を大学に入れるために、資産家の老婆の金を盗もうとして、老婆を殺してしまう。
剛志は刑務所から、一ヶ月に一回直樹に『手紙』を送る・・・。
直樹は就職や、恋愛等、数々のチャンスをつかむ。
しかし、『強盗殺人の兄』というレッテルが貼られ、その幸せはだんだんと逃げていく・・・。
家族の絆とは。罪はいつ償えるのか。
そんな兄との関係が続く中、予想外の展開を迎える。
『手紙』の慰問試写会が、千葉刑務所にて行われた。上映は、受刑者に対し、この作品を通して自分自身を見つめ直し改めて被害者について考えて欲しいと千葉刑務所が「特別改善指導」の一環として行ったものだ。744名もの受刑者がこの上映会に参加した。本編のラスト、切っても切れない兄弟のきずなを象徴する場面では、静かに涙をぬぐう受刑者の姿が見られた。
売り上げランキング第4位の「手紙」は、2006年に映画が公開されました。主演、山田孝之さん、兄役・玉山鉄二さん、主人公に思いを寄せる役・沢尻エリカさんらが好演されました。「手紙」は、あまりにもリアルな内容の為、受刑者も素直に自分自身に置き換えることができたようです。
重めの内容ですがテンポ良く読めます。
誰しもいろんな十字架を背負って生きていると思いますが、その十字架の大きさや重さは人それぞれなんだなぁと実感する作品です。
万が一、我が身になったら・・・・登場人物のいろんな人の立場に立ちながら読みました。
どっぷり浸れます。
かなり読みやすいので通勤時などにお勧めです☆
加害者家族の悲劇・・・。
自分にだって有り得ない内容ではないので、入り込んでしまいます。かなり暗い気持ちになりますけど・・・。
映画を見てから小説を読んだ方もとても多かったようです。映画を見た後でも、十分に楽しめる小説です。被害者・被害者家族だけではなく、加害者家族にもふりかかる悲しみ。重い内容ですが、とても考えさせられる一冊ですね。
売り上げランキング第3位は「ダイイング・アイ」でした。
「ダイイング・アイ」は、「小説宝石」1998年2月に掲載され、1年間連載されました。2007年11月に単行本として発行されました。
雨村慎介は仕事帰りに何者かに頭を殴打され、瀕死の重傷を負う。数日後、彼は意識を取り戻すがその中で重要な記憶の一部が欠落していることに気づく。それは自らが運転していた車で死亡事故を起こしたということだった。彼は記憶を呼び起こそうとするが、以前に自分が何をしようとしていたのかを思い出せないでいた。そして、彼の周りでは怪しい動きが。同居していた女の失踪、そして、謎の女の登場。
プロローグで語られるある女性の死亡事故。この女性が死ぬ間際に見せた目の力で、全てのものが支配されていく。
売り上げ第3位の「ダイイング・アイ」でしたが、残念ながらドラマ・映画化はされていませんでした。東野圭吾さんの作品は、数多くが映像化されているのでひょっとすると「ダイイング・アイ」もテレビで放送される日が来るのではないでしょうか。期待して待ちましょう。
東野圭吾は好きな方ですが、特にこだわる事無く色々な本を読むので、東野圭吾作品としてどうか?と言われると分かりませんが、個人的には非常に楽しく読めました。
途中でホラーチックな展開になった時はどうなる事かと思いましたが、最終的に割とすんなりと受け入れられた自分がいました。ただ、本当に読書好きで非常に細かく展開を読み解く様な方からすれば、腑に落ちない部分も多いのかも知れません。
私のようにあまり深く考えず、映画等を見るように展開を追っていく事を好む人には良いのではないかと思います。
ランキング第3位の「ダイイング・アイ」は、事故時の描写が非常に詳細でスローモーションを見ている様に感じた方もみえるようです。特に男性におススメという意見もありました。さてさて多くの皆さんが怖かったというラスト、どんなラストが待っているのでしょうね・・・。
売り上げランキング第2位は「白夜行」でした。「白夜行」は、集英社「小説すばる」に1997年1月から1999年1月に連載されました。1999年に発行され、ベストセラーになったミステリ長篇です。
19年前(1973年)、大阪で起きた質屋殺し。何人もの容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま事件は迷宮入りに。被害者の息子・桐原亮司と容疑者の娘・西本雪穂は、その後別々の人生を歩んでいくかに見えた。だが、二人の周囲には不可解な凶悪犯罪が次々と起きる。人の心を失ったゆえの悲劇を、叙事詩的スケールで描いている。
売り上げランキング第2位の「白夜行」は2006年ドラマ化されました。山田孝之さん、綾瀬はるかさんが出演されています。
ドラマファンの人は観に行かない方がいいと思います。
全然違う作品です。エピソードもかなり端折っていて感情を積み上げるような形ではないので、ドラマのような盛り上がる場面は皆無です。
「白夜行」は、映画にもなっています。2011年に公開され、高良健吾、堀北真希が出演されています。ドラマの評判は、良さそうでしたが映画はいまいちだったという声が多かったです。
子供が犯人という設定は、松本清張の中にもあった。しかし、この白夜行は、それにとどまらず、成長していく過程にも、様々な犯行があり、成人してからの2人の生き方が、周囲の人間を巻き込んでいっている。生きていくことは、簡単では無いのだなと思った一作でした
分厚さに躊躇してたけどやっと読みました。登場人物が多いけど微妙に少しずつ繋がっていてて混乱することもなく読みやすかったです。雪穂と亮司の絆の強さと頭の良さはすごいなと。理由はどうであれ人殺しはダメだけど、二人ともかわいそうだなとも思いました
ランキング第2位の「白夜行」は、ドラマを見た後でも楽しめそうです。また、読む方の性別でも見方が変わってくるのではないかという意見もありました。「白夜行」を読まれた後は、是非「幻夜」もどうぞ。
2014年に講談社文庫より文庫版が発刊されました。(発行日は2011年3月)
加賀恭一郎シリーズの第9作目。「赤い指」「新参者」を取り入れた作品となっています。
寒い夜のこと。日本橋の欄干にもたれかかる男を巡査が目撃する。男の胸にはナイフが刺さっていた。どうやら男は死にかけた状態でここまで歩いてきて、力つきたようだ。その後、男は病院で死亡してしまう。
加賀と松宮も参画して事件の捜査が始まる。その中、事件直後に若い不審な男が現場から逃走中にトラックにはねられ、昏睡状態に陥っていることが分かった。「彼が人殺しをするはずがない」と否定する恋人。しかし、彼の持ち物からは被害者が持っていた財布と書類鞄が発見される。そして、被害者とのある関係が浮上したことから、警察は不審な男を犯人と断定し裏付け捜査を進めてしまう。
東野圭吾の加賀恭一郎シリーズ、ドラマ「新参者」の劇場版です。2012年に公開されました。阿部寛さん、新垣結衣さん、ドラマでもお馴染みの黒木メイサさん溝端淳平さんも出演されています。
再読です。前作に続き日本橋近辺が舞台になっています。読んでいるはずなのに真相を明らかにしていく展開にやっぱり引き込まれました。加賀刑事が教育者に対して過ちを正す場面ではたまらない気持ちに…言葉のひとつひとつが重く、読んでるこちらも感じるものが多い作品でした。
東野圭吾らしいシンプルで読みやすい文章、さりげない描写や会話の中にある伏線、そして親子愛などが充分に描かれている。
さらに、『新参者』と同様、日本橋近辺の文化や街並みなどを巧みにストーリーに組み込むあたりは流石の一言。
また、『新参者』や『赤い指』を読んでいれば、それらと関連する内容が多々登場するので、どちらかの作品が好きな方には強くお勧めしたい。
東野ワールドの真骨頂でしょう。 なぜ被害者は日本橋にいたのだろうか?なぜ容疑者は日本橋にいたのだろうか?そこから刑事、加賀が足でじっくりじっくり捜査を足で進め、一つ一つの迷宮の糸をほどいていく。いろいろな人間模様の複線が最後には一つに繋がっていく。その様は綺麗でパーフェクトである。文句なく東野ワールドの真骨頂です
「麒麟の翼」は、子は親の気持ちを知り、親は自分が若かった頃の気持ちを思い出すことが出来る作品のようですね。主人公加賀刑事シリーズ「赤い指」「新参者」も合わせて読んでみたいですね。
ここまで東野圭吾さんの売り上げ作品ランキングについてまとめてきましたが、いかがでしたか。東野圭吾さん売り上げランキング1位は「麒麟の翼」でしたね。皆さん納得のランキングだったでしょうか、それとも違ったランキングを予想されていましたか?東野圭吾さん今年作家デビュー30周年記念だそうです。記念作品として過去作を “ぶっ壊す”と本人がおっしゃる「ラプラスの魔女」通算80作目もチェックしたいですね。
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