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音楽界の救世主!曲のイメージの根本を変えたボーカロイド初音ミク!

ボーカロイド初音ミクの楽曲は人気が高いだけじゃない!初音ミクが与えた曲作りの劇的な変化は、音楽業界に新しい風を巻き起こした。今までとは違う新しいアプローチで、作曲家たちにスポットライトを当てる役割を担った初音ミクの本当の凄さに迫る!

ボーカロイドとは?初音ミクとは?

初音ミクはクリプトン・フューチャー・メディアから2007年から発売されている音声合成・デスクトップミュージック(DTM)用のボーカル音源、およびそのキャラクターである。
名前の由来は『未来から初めての音がやって来る』から。初めての音=初音、未来=ミクとのこと。
ヤマハの開発した音声合成システム「VOCALOID」に対応したボーカル音源で、メロディや歌詞の入力により合成音声によるボーカルパートやバックコーラスを作成することができる。
また、声に身体を与えることでより声にリアリティを増すという点から女性のバーチャルアイドルのキャラクターが設定されている。

声に歌い手としての体を与えることでよりリアリティが増すだろうという点から、ソフトウェア自体をバーチャルアイドルとしてキャラクター化した製品シリーズ「キャラクター・ボーカル・シリーズ」(CVシリーズ)の第一弾として、2007年8月31日に発売された。
発売元のクリプトンはキャラクター画像について、非営利であればほぼ自由な利用を認めており、ユーザーによる捜索活動を促進する形が取られている。
またキャラクター利用の許諾を受けた上でCD、書籍などの形で商業展開が行われているのも多数存在する。

音楽業界に新しい風を巻き起こした初音ミク。それでは実際にどう変化していったのか見ていきましょう。

曲作りが劇的に変化した初音ミクの功績

こちらは実際の初音ミクのソフトの楽曲編集画面。

初音ミクを利用した楽曲やその他の動画作品は何万という単位で存在しますが、改めて初音ミクの凄さ、功績などをまとめてみました。

楽曲が簡単に作れるだけじゃない!?初音ミクの本当の凄さ!

僕が思う初音ミクのすごさは、歌に作家性を生じさせたことだ。これは革命的と言ってもいいだろう。

<中略>

だが初音ミクの楽曲はどうだろうか。まず聴いて初音ミクの存在が見えるのは確かだろうが、その向こうに作曲者の存在が透けて見えないだろうか。そして最終的に聴き手が見ているのは作曲者ではないだろうか。

出典:http://web-ken.hatenablog.com

要するに歌はそれまでそう簡単に作家性を持ち得ないものだったのだ。どんなにいい歌でも、作家性に満ち溢れた歌でも、「歌手がすごい」が一番に来てしまう。これはシンガーソングライターですら打ち破れなかった壁だ。
 その壁を簡単に壊してしまった存在こそ、初音ミクなのだ。

出典:http://web-ken.hatenablog.com

初音ミクという作品は、本当に多くの人に影響を与えています。動画投稿サイトを通じて広まっているので、そのサイトのおかげで広まったという見方もあります。
しかしそれとは関係なく、初音ミクは音楽業界に、特に作曲家に大きな力を与えたのです。

「初音ミクって何がすごいの?」
「歌の主役を歌手から作曲者に変えた」

出典:http://web-ken.hatenablog.com

初音ミクが発売される以前では、作曲者というのは中々に自分の力を発表できなかったと思います。なぜなら彼らはまず自分の作った曲を歌う、歌手を探さなくてはならなかったからです。
自分で歌う事が出来た人は問題なかったと思いますが、そうでない人はやはり悔しい思いをしてきたと思います。
そんな作曲者を救ったのが他でもない初音ミクだったのです。

初音ミクによって生まれた作曲家たち!

ニコニコ動画で初音ミクを使用した楽曲を発表している作家はアマチュアだけでなくプロの作家が楽曲を発表している場合もあり、また2008年以降はlivetuneを皮切りに、ニコニコ動画で初音ミクを使用した楽曲を発表し人気となった音楽家が、初音ミクを使用した楽曲でメジャーデビューを果たすケースが見られるようになっている。

出典:https://ja.wikipedia.org

初音ミクを通じて日の光を浴びることが出来るようになった作曲家さんはかなり多いみたいです。その中からいくつか取り上げてみました。

初音ミクを使用した作曲者の先駆者:livetune

2007年9月、音声合成ソフト「初音ミク」をボーカル音源として使用した楽曲「Packaged」をニコニコ動画やmuzie上で発表。同曲を始めとする一連の発表作品がインターネット上で注目を集め、初音ミクブームの一翼を担った。

2007年12月のコミックマーケット73にて同人盤「Re:package」をリリースするが、その人気の高さから瞬く間に完売し、生産が追いつかず、2008年8月27日、同人盤に新曲を追加した商用流通盤「Re:package」でビクターよりメジャーデビュー。初音ミクのイラストや名称などを使用したCDはメジャーレーベルではlivetuneの「Re:package」が最初である。

出典:https://ja.wikipedia.org

まずはlivetuneさんです!現在の所属レコード会社はトイズファクトリーです。
楽曲提供アーティストには桃井はるこさんや嵐などの有名な方々だけでなく、アニメの主題歌の楽曲提供も行っています。

Tell Your World EP(DVD付)

CMで一度は聞いたことがあるはず!livetuneさんの代表曲の一つの『Tell Your World』です!

初音ミクから始まった音楽グループ:supercell

2007年12月 ryoとイラストレーター119がコラボレーションして完成した「メルト」が動画投稿サイトのニコニコ動画でヒット。
2008年8月 コミックマーケット(C74)で自主製作盤の『supercell』販売。
2009年3月 GT musicより、1stアルバム『supercell』発売、メジャーデビュー。
2009年8月 Sony Recordsより、1stシングル「君の知らない物語」発売。

二人目はsupercellさんです。こちらはかなり変わっていて作曲担当としてryoさんがいて、それ以外のメンバーは楽曲のイラストやデザイン、動画制作やサポート係だそうです。音楽グループと言うと歌手とパフォーマーの組み合わせを思い浮かべますが、supercellは違うようですね。

2007年12月7日、同年10月から動画共有サイトのニコニコ動画にて「初音ミク」を用いた曲を発表していたryoが、自身の2作目のオリジナル楽曲「メルト」を投稿する。この動画は、その後約一年の間に300万回以上再生される大ヒット作となった。ryoはこの動画内で壁紙サイトでフリーで配布されていると思われた119(ひけし)が描いたイラストを使用していた。それを視聴者から動画に付けられたコメントで「許可取ってるの?」と指摘されたryoは、119に謝罪のメールを送ったが、そこで「メルト」を気に入った119と意気投合し、共に活動を始める。これが、supercell結成の発端である。

出典:http://ja.wikipedia.org

supercell結成までのお話です。初めはryoさんと119さんの二人ですが、119さんの知り合いのイラストレーターから集まり、メジャーデビュー時点では総勢十一人になったとのこと。
また実際にボーカルに初音ミクではなく人間を起用する事がありますが、あくまでもゲストとしての扱いでsupercellの正式なメンバーではないようです。

自身も歌える作曲家:米津玄師(ハチ)

2008年より「ハチ」という名義で約30曲程度の本人歌唱のオリジナル曲を「ニコニコ動画」などに投稿した。(現在は削除されています)
2009年5月より、合成音声VOCALOIDの初音ミクとGUMIを用いて、再び「ニコニコ動画」へオリジナル楽曲の投稿を開始。
2012年5月16日、 「BALLOOM」より1stアルバム『diorama』をリリース。収録曲全てにおいて、自ら作詞作曲したものを自身の声で歌唱している。

三人目は米津玄師(よねづけんし)ことハチさんです。ボーカロイドを利用していう時はハチという名前で知られています。
今までの二組と違って自身でも歌っていますが、自分の投稿した作品を一度削除するなど作曲に関するこだわりはかなり高いようです。

初音ミクの人気曲を一挙公開!

supercellが作った人気曲:メルト

初音ミク「メルト」

こちらは先ほど紹介したsupercellさんの最初の作品にして今なお人気の高い楽曲『メルト』です!

米津玄師さんが作った人気曲:パンダヒーロー

ハチ MV「パンダヒーロー」HACHI / Panda Hero

こちらは米津玄師(ハチ)さんの人気曲『パンダヒーロー』です。こちらは初音ミクではなくGUMIを使用しています。

どちらも視聴回数が百万を超える超人気曲ですね。
初音ミクを使用して作品を発表したことによって、メジャー入りを果たした方はまだまだいます。やはり作曲家が注目されるようになった初音ミクの功績は大きいと考えられますね。

曲作りだけじゃない!初音ミクが登場するMMDとは!?

『MikuMikuDance』(みくみくだんす)は、「樋口M」こと樋口優氏が個人で開発し、自身のウェブサイト「VPVP(Vocaloid Promotion Video Project)」で無償公開しているフリーの3DCGムービー製作ツールである。

略称は「MMD」。

出典:http://dic.nicovideo.jp

初音ミクというキャラクターから生まれた音声合成ソフト以外のソフトの代表例です。これは一言で言うなら初音ミクを躍らせるソフトになります。
歌に合わせて踊っちゃうんです初音ミクは!
こちらは初音ミクの制作会社とは全く関係ない個人が作成したソフトで、あまりの完成度の高さに振り込めない詐欺という事まで言われています。

初音ミクは音楽業界だけではなく様々な分野にも影響を与えているのです!
もしかしたら今後も思いもよらない場面で初音ミクの力を目の当たりにするかもしれませんね!

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