【厳選!!】人気作家・村上春樹のおすすめの小説を4作品ご紹介!!
2021/12/01
あやぽんた。
村上春樹のプロフィール
村上 春樹(むらかみ はるき)1949年1月12日 生まれ
日本の小説家、アメリカ文学翻訳家。京都府京都市伏見区に生まれ、兵庫県西宮市・芦屋市に育つ。早稲田大学在学中にジャズ喫茶を開く。
作品について・・・
1979年、『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビュー。1987年発表の『ノルウェイの森』は上下430万部を売るベストセラーとなり、これをきっかけに村上春樹ブームが起きる。その他の主な作品に『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』などがある。
日本国外でも人気が高く、柴田元幸は村上を現代アメリカでも大きな影響力をもつ作家の一人と評している[2]。2006年、フランツ・カフカ賞をアジア圏で初めて受賞し[3]、以後日本の作家の中でノーベル賞の最有力候補と見なされている。
村上春樹
毎年のノーベル賞騒動にうんざりか?
読者の質問に直接答えるサイト「村上さんのところ」で、村上春樹がノーベル賞騒ぎについて行った回答
ノーベル賞の時期になると、毎回騒がれることについて聞かれると「正直なところ、わりに迷惑です」と回答。「正式な最終候補になっているわけじゃなくて、ただ民間のブックメイカーが賭け率を決めているだけ。競馬じゃあるまいし」とぼやいてます。
毎度、あれこれと話題になるのを村上春樹本人は嫌っているのかもしれない。だが、そうはいっても数々のベストセラーを生み出してきた村上春樹のこと、周囲としてはついノーベル賞を期待してしまう。
去年(2014年)の予想では最終的に2位だったが、英国のブックメーカーでのノーベル賞予想では、ここ数年村上春樹はノーベル賞候補としてとても人気だ。ブックメーカー予想というのは、あくまで賭け事ではあるがこれ程、上位予想が何年も続くということは、もしかすると・・・
ブックメーカー予想2位:村上春樹(2014年)
ブックメーカー予想1位:村上春樹(2013年)
ブックメーカーのノーベル賞予想では、一位でも実際のノーベル賞はなかなか獲れない。
ブックメーカー予想1位:村上春樹(2012年)
しかし予想するほど、村上春樹のノーベル賞の可能性は高くないのか?あまりに、言われ続けているために予想の順位も落ちてきそう。
2006年にフランツ・カフカ賞を受賞したのをきっかけに、村上春樹のノーベル賞への期待が徐々に高まっていった。村上春樹はどのような賞をこれまで受賞してきたのか?いくつか紹介します。
フランツ・カフカ賞(2006年)
フランツ・カフカ賞を受賞した時の村上春樹
このままノーベル賞を獲るかに思われたが・・・
フランツ・カフカ賞は過去にノーベル賞を受賞してきた作家たちも獲得してきた賞である。そのため、村上春樹がフランツ・カフカ賞に選ばれた時から、今度はノーベル賞ではないかという噂されるようになった。
フランク・オコナー国際短編賞(2006年)
オコナー賞は、アイルランドの短編作家フランク・オコナーにちなんで昨年に創設されたもの。英語で出版された短編集を対象に選考されるのだ。今回は、他の候補6作品を退けての受賞。選考委員会は「常に誤解に直面している人間の困難な状況を恐れずに描いている。散文小説の名匠による真に素晴らしい作品集」と絶賛しているのだ。
ウェルト文学賞(2014年)
村上の受賞理由は「日本の現代文学において特に重要な作家であり、作品の中で村上は、ポップカルチャーやミステリーやファンタジーのようなジャンルの小説から影響と欧米の大きな文化を繋げることに成功した。ねじまき鳥クロニクルやダンス・ダンス・ダンスといった長編と共に村上は、日本の大都市に住む人々の精神状態を独特の手法で描き、彼独自のリアリズムを形成した。」とある。
ウェルト文学賞授賞式の村上春樹
日本人のノーベル賞、3人目の受賞者になれるか?
村上春樹は、イスラエルでのスピーチを始め、平和や政治に関する発言を海外の公の場で時折行う。村上春樹自身にその自覚があるのかは定かではないが、これらの発言はノーベル賞受賞を睨んだパフォーマンスではないかと邪推する人もいる。
海外でのスピーチはノーベル賞に影響するのか?
エルサレム賞での”壁と卵”のスピーチ
もし、硬くて高い壁と、そこに叩きつけられている卵があったなら、私は常に卵の側に立つ。
そう、いかに壁が正しく卵が間違っていたとしても、私は卵の側に立ちます。何が正しくて何が間違っているのか、それは他の誰かが決めなければならないことかもしれないし、恐らくは時間とか歴史といったものが決めるものでしょう。しかし、いかなる理由であれ、壁の側に立つような作家の作品にどのような価値があるのでしょうか。
カタルーニャ国際賞での脱原発についてのスピーチ
私たち日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。それが僕の個人的な意見です。私たちは技術力を総動員し、叡智を結集し、社会資本をつぎ込み、原子力発電に変わる有効なエネルギー開発を国家レベルで追求するべきだったのです。
ウェルト文学賞の授賞式で「壁のない世界は実現可能」
村上さんは壁のない世界の実現は可能だと説く。「かつてジョン・レノンが歌ったように、私たちには想像する力がある。暗く暴力的な現実に直面する世界で、それは無力ではかない希望に思える。だが、その力は、私たちが気を落とさず、歌い、語り続けることの中に見いだせる」として、自由な世界について語り続ける「静かで息の長い努力」が重要だと強調した。
歴史認識に対しての発言
歴史認識の問題はすごく大事なことで、ちゃんと謝ることが大切だと僕は思う。相手国が「すっきりしたわけじゃないけれど、それだけ謝ってくれたから、わかりました、もういいでしょう」と言うまで謝るしかないんじゃないかな。謝ることは恥ずかしいことではありません。細かい事実はともかく、他国に侵略したという大筋は事実なんだから
ノーベル賞を意識した言葉ということでもないのかもしれませんが、こうしたスピーチがノーベル賞の受賞の要因の一つになるのかもしれません。
村上春樹の熱狂的なファンを”ハルキスト”と呼んだりするようだが、村上春樹の一部のファンたちの間では、ノーベル賞の発表を”あるもの”を食べながら待つのが恒例となっている。
それは・・・・「ホットケーキのコーラかけ」だ。
ホットケーキのコーラかけ
村上春樹のデビュー作「風の歌を聴け」の作中で登場する「ホットケーキのコーラかけ」は村上春樹ファンであれば一度は食べておきたい一品だそうだ。
村上春樹がノーベル賞を受賞するまで食べ続ける?
コーラをかけたホットケーキが美味しいと感じるのかは人によると思うが、村上春樹のファンたちが世の中のホットケーキにコーラをかけて回る前に、今年こそ村上春樹にはノーベル賞を受賞してもらいたいものである。
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