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【トリック2主題歌】鬼束ちひろのバラード『流星群』ってどんな曲?

自分の身を削るように表現するシンガーソングライター・鬼束ちひろ。6枚目シングル『流星群』は、人気ドラマ『トリック2』のエンディングテーマとして印象深い一曲となっています。ここでは鬼束ちひろの『流星群』についてご紹介します。

鬼束ちひろ

鬼束ちひろは、1980年生まれ、宮崎県出身のシンガーソングライターです。

高校生のとき、シンガーソングライターとなることを志し、高校3年生で、MELODY STAR RECORDS主催オーディションでグランプリを受賞します。

1999年3月、高校卒業と同時に上京し、翌2000年2月、シングル『シャイン』でCDデビューを果たしました。

同年8月にリリースされた2ndシングル『月光』は、ドラマ『トリック』の主題歌に採用され、大ブレイクします。

以降、2003年発売の10枚目シングル『私とワルツを』までヒットを連発し、日本を代表する女性シンガーの一人として活躍しました。

4枚目シングル『眩暈/edge』の『眩暈』では、日本レコード大賞作詩賞を受賞しています。

2004年頃には体調を崩し、活動を休止しますが、2007年には復帰し、再び精力的な活動を続けています。

鬼束ちひろ『流星群』

『流星群』は、鬼束ちひろの6枚目のシングルで、2002年2月6日にリリースされました。

同年3月6日に発売された鬼束ちひろのセカンドアルバム『This Armor』に収録されています。

鬼束ちひろの作詞・作曲による、ミディアムテンポの切ないピアノバラードです。歌詞は、「貴方に触れない私なら 無いのと同じ」というように、切実なまでに相手を求める内容となっています。

鬼束ちひろ『眩暈』は、「貴方の腕が声が背中がここに在って」と歌っており、『流星群』と繋がりがありそうです。

鬼束ちひろ『流星群』編曲:羽毛田丈史

鬼束ちひろ『流星群』の編曲を手掛けたのは、羽毛田丈史です。

羽毛田丈史は1981年から活動している作曲家、プロデューサーで、松下奈緒、元ちとせ、中島美嘉など多くのアーティストのプロデュースを手掛けています。

初期の鬼束ちひろのアレンジは、この羽毛田丈史によるもので、ピアノ中心のアコースティックなサウンドとなっています。

鬼束ちひろの大ヒット曲『月光』のイントロのピアノも羽毛田丈史の演奏によるものです。

『流星群』においても美しいピアノのイントロで始まります。

鬼束ちひろ『流星群』CDジャケット写真:蜷川実花

鬼束ちひろ『流星群』のCDジャケット撮影は、フォトグラファーの蜷川実花が担当しました。

蜷川実花は数々の賞を受賞してきた人気の写真家で、映画やPVの監督としても知られています。

AKB48のアルバム『ここにいたこと』や大森靖子のアルバム『絶対少女』などのジャケットを手掛けています。

『流星群』のジャケットでは、鬼束ちひろがノースリーブの服を着ており、バストショットで写されています。鬼束は右斜め上を見ていますが、その表情からは何を思っているのかはわからない、不思議な表情をしています。

鬼束ちひろ『流星群』:ドラマ『トリック2』主題歌に

鬼束ちひろ『流星群』は、テレビドラマ『トリック2』のエンディングテーマとなりました。

『トリック2』は仲間由紀恵、阿部寛出演のコメディタッチの人気ミステリードラマの第2弾です。

シリーズ第1弾では『月光』、第2弾では『流星群』、第3弾では『私とワルツを』がエンディングに使われ、鬼束ちひろとは関係の深いドラマであると言えます。

上記の3曲を聞くと、『トリック』シリーズのことを思い出す人も多いのではないでしょうか。

鬼束ちひろ『流星群』ゴールドディスク

鬼束ちひろ『流星群』は、オリコンチャートでは最高7位となりました。11.2万枚を売り上げ、日本レコード協会、ゴールドディスクを獲得しています。

城南海、『流星群』をカバー

2014年以来、テレビ番組『THEカラオケ★バトル』(テレビ東京系)に出場し、10回の優勝を成し遂げた、アーティストの城南海は、鬼束ちひろ『流星群』をカバーしており、同番組でも披露しました。

奄美大島出身で、奄美民謡のこぶしが入った歌い方が特徴的です。

鬼束ちひろ『流星群』まとめ

以上、鬼束ちひろ『流星群』についてご紹介してきました。

初期の鬼束ちひろらしいバラードで、彼女のずば抜けた才能がひしひしと伝わってくるような楽曲ですね。

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