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    萩山友香・萩山嘉久が被害に遭った東名高速事件の全貌は!?

    萩山嘉久さんと妻である萩山友香さんが亡くなった東名高速の事件。煽り運転から始まり、二人の死者が出るという痛ましい事件として報道されました。ところが、ネットでは萩山嘉久さんと萩山友香さんのほうが悪いという声も出ているようです。事件の全貌に迫ります。

    萩山友香と萩山嘉久が亡くなった事件の真相!

    2017年6月の事。萩山嘉久さんと萩山友香さんが亡くなる事件が起きました。何と、きっかけは煽り運転。これまでも煽り運転は問題視されていましたが、この事件によって一層クローズアップされることになりました。

    しかし、最初に萩山嘉久さんが注意した時の言い方に問題があったという意見もあるようです。もちろん、だからといって煽ってよいわけでもなく、まして殺人まがいの事件を起こしてよいわけでもありません。結局この事件は何が悪かったのか、その全貌を見ていきましょう。

    萩山嘉久・萩山友香が被害にあった事件の全貌は?

    東名高速の煽り運転の事件は、いったいどのような経緯で起きてしまったのでしょうか。時系列で見ていきましょう。

    中井パーキングエリアで遭遇

    萩山嘉久さんと萩山友香さん、そして二人の娘が同乗していた車が、加害者である石橋和歩さんと遭遇したのは中井パーキングエリアでのことでした。萩山嘉久さんと萩山友香さんが中井パーキングエリアを出ようとしたところ、その入り口をふさぐように石橋和歩さんと交際相手の女性が乗っていた車が停車されていたといいます。

    そこで、萩山嘉久さんが「邪魔だ」と注意したそう。そして萩山さん一家は中井パーキングエリアを後にしますが、石橋和歩さんはこのことを逆恨み。腹を立てて、萩山嘉久さんと萩山友香さんの車を追いかけていったのです。

    逆恨みし追走

    萩山嘉久さんと萩山友香さんの車を追った石橋和歩さん。その後、ハイビームで威嚇するなど、煽り行為に及んだそうです。その煽り行為は4回も行われ、その走行距離は1kmにも及んだのだとか。萩山さん夫妻も、ここまで執拗に追いかけられては恐ろしい思いをしたことでしょう。

    やがて萩山さん一家の車を追い抜いた石橋和歩さんは、その萩山さんの車の前で急停車。そこは追い越し車線でしたが、萩山さんも同じように急停車せざるを得ない事態に。そして、石橋和歩さんは交際相手の女性と一緒に車を降り、萩山さんへと迫っていきました。

    胸ぐらを掴んで引きずり出す

    停まった萩山さんの車に迫った石橋和歩さんは、対応しようとドアを開けた萩山嘉久さんを車から引きずり降ろしました。胸ぐらを掴んで引っ張り出し、それを仲裁しようと妻である萩山友香さんも車から出たようです。

    萩山嘉久さんが引っ張り出されるとき、娘二人は慌てて萩山嘉久さんの袖を引っ張ったそうです。しかし子供の力では叶わず、石橋和歩さんは「殺されたいのか」などと暴言を吐きながら萩山嘉久さんを引きずりだしてしまったそう。その時石橋和歩さんの交際相手の女性も制止したそうですが、感情的になっていた石橋和歩さんの暴挙は止まりませんでした。

    2分後に車が衝突

    萩山嘉久さんと萩山友香さんが車の外に出て2分程度が経過したころ、後ろからトラックが衝突。東名高速の追い越し車線にハザードランプもつけずに停車していたのですから、相手がどんなに気を付けていても事件は起こってしまうでしょう。

    2台のトラックが、車間距離を十分にとらずに追い越し車線を走っていたようです。前の車は萩山さん一家の車の存在に気づき、急に車線変更したそうです。しかし後ろのトラックは前のトラックが車線変更した後にようやく萩山さんの車の存在を認識。慌ててハンドルを切るも、衝突を免れることはできませんでした。

    萩山嘉久・萩山友香の死を招いた石橋容疑者に23年の求刑

    萩山嘉久さんと萩山友香さんを死に追いやった石橋和歩さん。世間からは両親を目の前で殺された娘二人への同情の声や、反省の色が見られない石橋和歩さんに厳罰を望む声が上がりました。

    23年の求刑

    この東名高速の一件では、危険運転致死傷が適用されるかどうかが争点になりました。煽りというのは直接車体をぶつけるなどの行為に及んでいないため、刑を適用しづらいのです。実際、石橋和歩さんの弁護士は、危険運転致死傷には該当しないとして、無罪を主張していました。

    一方、検察側は「被害者の娘は一生消えない心の傷を負った」として23年を求刑。萩山友香さんと萩山嘉久さんの親も、「息子夫婦が被告人に殺されたとしか思えない」「2人の命の重さに見合うだけの長い時間、刑務所に入れてもらいたい」とコメントしています。

    危険運転致死傷は最高で20年だそうです。ただし、石橋和歩容疑者の場合は器物損壊罪などもあるので、30年まで求刑できるそうです。

    判決は18年

    結局、判決は18年ということになりました。「強固な信念に基づく犯行」「真摯に反省しているとは言えない」として、危険運転致死傷罪が成立する形になりました。この罪が成立した点については、溜飲を下げた人が多かったことでしょう。

    ただし、この刑が短すぎるという意見も。実質、萩山嘉久さんと萩山友香さんという二人の命を奪っているわけですから、軽いと感じられるのも無理はないかも知れません。また、この事件は今後発生する煽り運転の前例となるわけですから、非常に社会的に大きな意味を持つ一件だったといえそうです。

    萩山嘉久・萩山友香のほうが煽ったという話も?

    石橋容疑者が萩山さん夫妻を煽って発生してしまった今回の事件。しかし、最初は萩山さんの方から煽ったという話も出ていました。

    後に虚偽と判明

    実は最初、石橋容疑者は萩山さんのほうからパッシングなどを行って煽ってきたと主張していました。また、道をふさいでいた石橋和歩さんに対する注意の口調も攻撃的なものだったのだと言います。

    しかし、当時の高速道路を走っていた車のドライブレコーダーなどを確認した結果、萩山さんの方から煽っていたという主張は虚偽であることが判明。「腹を立てて自分のほうから煽った」と石橋和歩さんはのちに容疑を認めています。

    このように、見え透いた嘘をついて刑罰を逃れようとした点も「真摯に反省していない」という判決につながったのでしょう。

    彼女が悪いという声も

    さらに、事件が起きた現場にいた石橋和歩さんの交際相手の女性にも非があるのではないかという声が上がりました。石橋和歩さんの交際相手なら、その暴挙を止められたのではないか、なぜ黙って見ていたのかということです。

    しかし、彼女は石橋和歩さんを必死に止めようとしたそうです。ただ、もともと石橋和歩さんは一度感情的になると周りの声が耳に入らない性格なのは良く分かっていたそうです。もしかしたら、半ばあきらめの心境に至っていたのかも知れません。

    これまでに事件を繰り返していた

    また、石橋和歩さんはこれまでにも同じように事件を繰り返していたという話があります。保険会社のブラックリストにも掲載されていたのだとか。仮に萩山さんのほうにも非があったとしても、そして彼女が必死に止めたとしても、石橋和歩さんは結局犯行に及んでいたのではないでしょうか。

    ちなみに、彼女は石橋和歩さんのことを、「普段は穏やか」と評しています。普段は非常に穏やかで、怒ると豹変するタイプなのかも知れません。しかし犯行後も自分の罪をごまかすなど、反省している様子もなかったため、実際はどのような人物なのかわかりません。

    石橋和歩の家族

    両親はすでに離婚し、母親は仕事に励んでいたといいます。いつ離婚したのかは分かりませんが、あまり温かな家庭で育ったわけではなさそうです。そういった環境が、悲惨な事件を起こしても反省できない人間を作り出してしまったのかも知れません。

    ちなみに、石橋和歩さんは事件が起きていなければ交際していた彼女と結婚したかったと語っています。

    萩山嘉久・萩山友香の冥福を祈ろう

    以上、萩山嘉久さんと萩山友香さんが亡くなった東名高速の事件についてまとめました。この一件で、社会の煽り運転に対する見方が変わり、この事件がこれからの法整備や判決に活かされていくでしょう。萩山嘉久さんと萩山友香さんのご冥福、そして二人の子供の今後の幸せを祈りましょう。

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