【韓国は敵?嫌い?】意外に多い日本と韓国の熱愛を一挙ご紹介します
2016/05/23
tsumiki7
『デスノート』は大場つぐみ原作、小畑健作画による少年マンガです。2003年12月から2006年5月まで「週刊少年ジャンプ」に連載されました。単行本全12巻、文庫本全7巻が出版されていて、連載終了後も高い人気が続いています。
物語は死神リュークが地上に落とした「デスノート」を拾った主人公、夜神月(やがみライト)が自由に人の命を奪えるそのノートを使って新しい世界を作り上げようとし、その事件の捜査を依頼された名探偵Lとの頭脳戦を繰り広げていきます。
『デスノート』はアニメ化はもちろん、映画化、テレビドラマ化され、ミュージカル化もされました。そして主人公の夜神月とLがいなくなった後も新作が作られ、公開予定になっています。
デスノートは日本だけでなく、世界各国にファンを持つ人気マンガです。2015年には日本と、デスノートのファンが多い韓国でミュージカル化され、それぞれのキャストで上演されるに至りました。
『デスノート The Musical』は演出・栗山民也、作曲フランク・ワイルドホーンという豪華なスタッフによりミュージカル化され、ミュージカルファンにも原作のファンにも楽しめる内容のものになっていました。
日本での『デスノートThe Musical』のキャストは夜神月が浦井健治、柿澤勇人のダブルキャスト、Lが小池徹平、リュークが吉田鋼太郎、夜神総一郎が鹿賀丈史という豪華なメンバーでした。ちなみに鹿賀丈史さんは舞台と同じ役で映画にも出演されていました。
『デスノート The Musical』楽曲披露イベントから
『デスノート The Musical』の楽曲披露イベントの動画です。ミュージカルは歌詞で状況や気持ちを表現しているので、とても重要なものですが、とても良い曲ですよね!
韓国でのミュージカル『デスノート』上演は、日本より約2ヶ月遅れで韓国の城南アートセンターで上演されました。日本と同じ演出、楽曲ではありましたが、キャストは韓国のミュージカル俳優によるオリジナルキャストでした。
ホン・グァンホ~夜神月
韓国版ミュージカル『デスノート』の主役はホン・グァンホさん。ホン・グァンホさんは韓国の若きトップミュージカル俳優です。2002年にデビューして以来、『ジキルとハイド』、『オペラ座の怪人』、『ラ・マンチャの男』などで主役を演じています。
キム・ジュンス~エル
『デスノート』では欠かせない人物、エル役は韓国と日本で高い人気があるキム・ジュンスです。東方神起で活躍していたこともあるので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?最近はユニットJYJで活躍するほか、ソロの歌手活動、そしてミュージカルにも数々出演しています。
カン・ホンソク~リューク
リューク役は、注目の若き韓国ミュージカル俳優カン・ホンソクさんです。2011年に『ストリートライフ』でデビューして、『ドラキュラ』のヴァン・ヘルシング、『キンキー・ブーツ』のローラ役などを演じてきました。
チョン・ソナ~弥海砂(あまねみさ)
ミサミサを演じていたのはチョン・ソナさん。韓国ではかなりのベテランのミュージカル女優と言っていいでしょう。『エリザベート』、『エビータ』『ウィキッド』など日本でも大人気のミュージカルの主演を次々とやっておられます。
パク・ヘナ~レム
死神レム役は『ウィキッド』、『シャーロック・ホームズ アンダーソン家の秘密』などに出演したパク・ヘナさんでした。パク・ヘナさんはディズニー映画『アナと雪の女王』の劇中歌「Let it go」の各国語での歌唱を集めたMVで韓国語バージョンを歌っていました。
韓国版ミュージカル『デスノート』ハイライト
韓国版ミュージカル『デスノート』のハイライト動画です。日本よりもミュージカル上演が盛んな韓国ですので、さすがに歌唱力も圧倒的ですね。韓国のミュージカルは見た感じよりも歌唱力と演技力で引っ張っていく感じです。
韓国版のミュージカル『デスノート』は韓国の観客だけでなく、日本から観劇に訪れたファンたちにも大好評でした。日本からたくさんの観客が訪れた理由はLを演じたキム・ジュンスの力によるものが大きいと思われます。それではキム・ジュンスとはどういうミュージカルスターなのか、少しご紹介します。
L役のキム・ジュンスとは?
キム・ジュンスは1986年12月15日生まれ。2004年に東方神起のメンバー「シア」としてデビューし、韓国だけでなく日本でも絶大な人気を誇っていました。2010年以降は「JYJ」のメンバーとして、またソロ歌手として活動しています。
XIAHTIC
ジュンスの東方神起時代のソロ「XIATIC」です。この頃からダンスは得意で歌唱力にも定評がありました。また日本語が堪能なことも強みで韓国と日本での活動を今も続けています。
ミュージカル俳優としても活動
その歌唱力を認められてジュンスは韓国でミュージカルスターとしても活躍を始め、2010年の『モーツァルト!』以来、たくさんのミュージカルに出演し続けています。
『モーツァルト!』の「僕こそミュージック」
ミュージカルファンにはお馴染みの曲です。『モーツァルト!』から「僕こそミュージック」。このミュージカルがジュンスの韓国でのデビュー作となり、観客動員数に圧倒的な力があることを知られることになりました。
『エリザベート』より「闇が広がる」
日本でも大人気のミュージカル『エリザベート』は韓国でも人気があり、何度も上演されています。ジュンスはこのミュージカルでも重要な役「トート」を演じました。
力が入った『デスノート』のL役
ジュンスは『デスノート』のファンでもありましたので、L役が決まったときはその役に対する研究、曲の歌いこみ、演技にと、とても力を入れていたのがわかります。それが韓国での大ヒットにつながっていきました。
次は『ドリアン・グレイ』
『デスノート』で大ヒットを飛ばしたジュンスが2016年に挑戦するミュージカルは『ドリアン・グレイ』です。絶世の美青年の役をジュンスがどういう風に演じるのか、韓国と日本のファンは、またまた楽しみですね。
ジュンスはミュージカル俳優として韓国ではすっかり認知されてきたようです。韓国だけでなく日本にも熱心なファンは多く、『デスノート』だけでなく『モーツァルト!』や『エリザベート』もジュンスを見るために日本からはるばる韓国に行く人は多いです。今後も歌手としてミュージカル俳優として、さらなる活動を続けていくのでしょう。
日本と韓国で同じ内容のミュージカルが上演されるという面白い試みの『デスノート』。韓国のミュージカルを日本で観ることはなかなかかなわないのですが、もし機会があるのなら見比べてみるのも面白そうですね。
2015年に日本と韓国で大好評だったミュージカル『デスノート』。再演の予定は今のところ未定のようですが、まだまだ『デスノート』人気が続いている今、ぜひ再演を期待したいですね。また新たなライトやLが見れることを楽しみにしておきましょう。
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