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市川海老蔵の異色な『源氏物語』から入門する日本伝統芸能の世界

2014年に、市川海老蔵特別公演『源氏物語』と題して披露された『源氏物語』。歌舞伎・能・オペラが調和した、市川海老蔵さんの意欲作として話題になりました。早速、若い世代が日本の伝統芸能を観るきっかけになればと公演された、市川海老蔵さんの『源氏物語』に迫ります。

ゆかりの深い演目『源氏物語』を演じた市川海老蔵のプロフィール

十一代目 市川 海老蔵(じゅういちだいめ いちかわ えびぞう)


本名   堀越寶世(宝世)
生年月日 1977年12月6日
星座   射手座
出身地  東京都
血液型  AB型
職業   歌舞伎役者、俳優

屋号   成田屋
襲名歴  1.七代目市川新之助
     2.十一代目市川海老蔵

妻    小林麻央
子    麗禾(長女)
     勸玄(長男)

1977年12月6日 - 東京都に生まれる。父・十二代目市川團十郎と母・希実子(旧姓・庄司)の長男。祖父は「海老さま」こと十一代目市川團十郎。
1983年5月 - 歌舞伎座『源氏物語』の春宮で初お目見得。
1985年5月 - 歌舞伎座『外郎売』の貴甘坊で七代目市川新之助を襲名。
2000年 歌舞伎座『源氏物語』の光君をつとめ、会場は連日満員、チケットは発売初日に完売するほどの人気を得る。五代目尾上菊之助、二代目尾上辰之助とともに「平成の三之助」と呼ばれ、新たな歌舞伎ブームを起こす。

出典:https://ja.wikipedia.org



亡き父・十二代目市川團十郎さんと襲名会見を行った時の市川海老蔵さん。

2004年5月 歌舞伎座『助六由縁江戸桜』の花川戸助六、『暫』の鎌倉権五郎ほかで十一代目市川海老蔵を襲名。
2004年10月 - フランス・パリのシャイヨ宮劇場で「市川新之助改メ十一代目市川海老蔵襲名披露フランス公演」。同国政財界のトップも観劇し、『ルモンド』紙が一面全面を使って「17世紀末以来の日本の伝統的演劇の中で名をとどろかせてきた一族の出身」「26歳のスター」「若く美男で特に『必殺の視線』を持っている」となどと報じ、現地でも大きな話題を呼ぶ。
2007年3月 - パリ・オペラ座で初の歌舞伎公演を父とともに実現。『勧進帳』の弁慶で「紅葉狩」の舞いを披露し、パリの絶賛を浴びる。
2013年2月3日、父:12世團十郎が死去。市川宗家当主の家督を引き継ぐ。
2015年11月、「吉例顔見世大歌舞伎 11世市川団十郎五十年祭」(歌舞伎座)の『江戸花成田面影』で長男・勧玄が初お目見え。

出典:https://ja.wikipedia.org

先日行われた長男・勧玄くんの初お目見えでは、父の顔そして歌舞伎役者の先輩としての顔も
見せていた市川海老蔵さん。
歌舞伎やその他の日本伝統芸能を親しんでもらうために尽力している市川海老蔵さんにとって、
新たな挑戦となったのが『源氏物語』。

早速、どのような作品だったのか調べていきましょう。

市川海老蔵の『源氏物語』を知る前に歌舞伎のことを勉強しよう!


市川海老蔵さんのことを知っていても、歌舞伎についてはよく知らない人も多いはず。市川海老蔵さんの『源氏物語』をより深く理解する為にも、まずは歌舞伎のお勉強から。

歌舞伎とは??

歌舞伎の語源は「傾(かぶ)く」。流行の最先端をいく奇抜なファッション、世間の常識はお構いなしの「かぶき者」をまねた扮装で見せたのが、歌舞伎のルーツといわれる「かぶき踊り」でした。既存の考えにとらわれずに流行を取り入れ、人々を楽しませる――それは、歌舞伎がたえず受け継いできた精神なのです。

出典:http://www.kabuki-bito.jp

歌舞伎を成り立たせているのは、芝居、踊り、音楽。この3要素で楽しませることを追求し、一つの総合芸術にまで磨き上げてきました。面白いものを貪欲に取り込み、楽しませるための工夫や努力を重ねた結果が、歌舞伎を多彩なものにしました。そのレパートリーは700以上で、基本は“ロングラン”。一つの作品に、俳優や裏方の数えきれない工夫が重ねられ、今現在の集大成が、目の前の舞台に広がっている――それが歌舞伎なのです。

出典:http://www.kabuki-bito.jp

実際に、歌舞伎を演じられている市川海老蔵さんの舞台を少しだけ見てみましょう!

市川海老蔵 八月花形歌舞伎 「伊達の十役」

引き込まれますね。

以前、「もてもてナインティナイン 究極の御曹司軍団SP」にて、日本伝統芸能を分かりやすく説明する際、このように表現されていました。

能   = ミュージカル “歌と踊りと音楽の歌舞伎”
狂言  = コント    “笑いを取り入れた台詞劇”
歌舞伎 = ストリートパフォーマンス
    “能と狂言の影響を受けて、約200年後の江戸時代の路上で踊っていたのが始まり”

このように表現されると、確かになんとなく分かった気になりますよね。
初心者の方には、こちらのサイトがおすすめです。

歌舞伎のことをいろいろ調べると、ちょっと敷居が高いなと感じていたものが、少しだけ
身近に感じますね。

市川海老蔵が演じた新・『源氏物語』




歌舞伎について少し知識を得たところで、市川海老蔵特別公演『源氏物語』とは?

今回の作品は、歌舞伎の演目にもなっている『源氏物語』を市川海老蔵が新たな表現で創り上げた、意欲作です。本公演では「歌舞伎」、「オペラ」、「能」を融合させた新しい『源氏物語』を上演致します。海老蔵にしか創り出せない、一線を画した新たな光源氏の物語となりました。カウンターテナー歌手の“歌”が厳かに響き渡る中、歌舞伎の“舞”、そして美しさを追求した能が持つ“幽玄”が加わり、これまでにない幻想的な舞台を披露します。

出典:http://zen-a.co.jp

歌舞伎×オペラ×能の共演。
とても不思議な感覚ですが、どのような『源氏物語』に仕上がっているのでしょうか。

『源氏物語』の物語は??

時は平安時代。雪の降りしきる石山寺。
その一室で一心に筆を走らせているのは紫式部。彼女が書いているのは、桐壷帝と桐壷の更衣の間に生まれた皇子の物語。主人公の皇子は、その美しい容姿、優れた才能と豊かな学識に恵まれ、後に光源氏と呼ばれるようになった。彼はその名の通り、光輝く未来を約束されていた。そんな光源氏に多くの女性が心奪われ、光源氏はその女性たちと燃えるような恋模様を繰り広げて行く。周囲の人々は、彼を羨望の眼差しで見詰めていた。しかし、その輝かしい生活とは裏腹に、人には言えぬ心の闇、果たせぬ思いをその身の内に抱き続ける光源氏。
彼の内に広がる心の闇、抱き続けるその思いとは……。

出典:http://zen-a.co.jp


写真家・篠山紀信さんが撮影された、『源氏物語』を演じる市川海老蔵さんの写真。

市川海老蔵特別公演『源氏物語』の主な出演者は??

市川海老蔵
アンソニー・ロス・コスタンツォ(カウンター・テナー)
片山九郎右衛門 梅若紀彰 観世喜正
片岡孝太郎
坂東亀三郎 片岡市蔵
尾上右近 市川ぼたん 大谷廣松

出典:http://blog.goo.ne.jp

この『源氏物語』には、市川海老蔵さんの実の妹さんも出演されていました。

実際に、市川海老蔵特別公演『源氏物語』にて光源氏を演じている、市川海老蔵さんをどうぞ!

市川海老蔵特別公演『源氏物語』ダイジェスト

とても妖艶な世界ですね。
市川海老蔵さんの光源氏が美しい…

市川海老蔵特別公演『源氏物語』を観劇した世間の反応は??



新しい試みだけに、賛否両論に分かれそうな作品ですが、市川海老蔵さんの『源氏物語』を実際に観賞した世間の反応はどうだったのでしょうか?

市川海老蔵さんは『源氏物語』の製作発表時に、下記のように発言されていました。

 「歌舞伎」、歌舞伎より歴史の深い「能」、歌舞伎と近い歴史を歩んできた「オペラ」、この3者が一緒に舞台をつくり上げることで、「異なる表現のなかで面白いことができるのではないか。ゆくゆくは海外で公演できて、歌舞伎とお能を英語で表現できたら、世界に理解していただける架け橋になるのでは」と語りました。

出典:http://www.kabuki-bito.jp

世界進出を考えた上で作られた『源氏物語』だったんですね。



それでは、気になる世間の反応をチェック!

歌舞伎と能とオペラのコラボ・・・・一体どんなものが出来上がるんだ?と、観るまでは想像もつかなかったのですが、これが意外と自然に溶け合っていました。この中では一番異質なものになると思った「オペラ」も、カウンター・テナーによって歌われるバロック・オペラがしっくりくるのですから面白い!海老蔵はもちろん美しく、それは3階席からもわかるほどではありましたが、私はやっぱり、彼はもう少し線の太い役で観たいかなぁ・・・。
今回、特に印象に残ったのが、六条の御息所の生霊が夕顔を憑り殺してしまう場面。ここの能の舞台を観て、一度能楽堂で能を観てみたくなりました。

出典:http://applause.at.webry.info

海老蔵が「おれが、おれが」で全面に出ていないところがすごい。
もちろん、光の君は海老蔵だからこそ光り輝くのだが、どちらかというと、歌舞伎はその「なんでもあり」の性質を使って物語を大きくまとめるための道具でしかなく、海老蔵が好き、歌舞伎が好き、で南座に来た人はきっと能の幽玄さ、オペラ歌手の荘厳さに触れ能を、オペラを見てみたくなったのではないでしょうか。
「三升景清」を見て、海老蔵のプロデュース力、歌舞伎に対する正攻法な向き合い方に感じるところがあり、花道のすぐ横という良席で初日に観ることになった「源氏物語」。正解だと思った。

出典:http://plaza.rakuten.co.jp

『源氏物語』がお好きな方、よくご存じの方であれば、物足りずに消化不良で残念に思うかもしれません。私は、歌舞伎よりも寧ろ、能やオペラのとっかかりとしてよかったと思います。

出典:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

市川海老蔵さんの新たな試みだった『源氏物語』に、満足されている方は多いようですね。
特に、「能」に興味を持ったという人が、多い印象を受けます。
市川海老蔵さんの日本の伝統芸能を広めたい気持ちが、見事に実を結びましたね。

市川海老蔵特別公演『源氏物語』は一見する価値あり!!



市川海老蔵特別公演『源氏物語』についてまとめてきましたが、いかがでしたか?
歌舞伎に少し興味を持った方もいるのではないでしょうか。日本の伝統芸能なので、いつか観劇してみたいという気持ちはありますよね。市川海老蔵さんは、日本の伝統芸能の普及に力を入れてらっしゃる方なので、市川海老蔵さんがプロデュースされている『源氏物語』のような作品は、歌舞伎初心者にとってはおすすめです。
今後、どのような歌舞伎作品を市川海老蔵さんが披露してくださるのか、楽しみですね。

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