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    【ネタバレなし】稀有なサスペンス映画「ゴーストライター」

    ユアン・マクレガー主演、ロマン・ポランスキー監督の映画「ゴーストライター」は観る者を裏切る政治サスペンス映画。政治サスペンス映画なんて興味がないと思っている人も、この「ゴーストライター」は特別。最後まで観てしまうかも、、、。

    最後まで誰が何をしたのか分からない!映画「ゴーストライター」

    映画「ゴーストライター」

    ロバート・ハリスの小説『ゴーストライター』を原作とした2010年の映画「ゴーストライター」。元英国首相のアダム・ラングの自叙伝執筆の仕事を得たゴーストライターが陰謀に巻き込まれていくストーリー。

    元イギリス首相アダム・ラング(ピアース・ブロスナン)の自叙伝執筆を、破格の報酬で引き受けたゴーストライター(ユアン・マクレガー)。その仕事の前任者が事故死したこともあり、彼は気乗りがしないままアメリカ東部の島へと向かう。同じころ、イスラム過激派のテロ容疑者に対する拷問への元首相の関与が取り上げられ……。

    出典:http://eigasirout.exblog.jp

    稀有な政治サスペンス映画

    あらすじを読んでも、まして政治サスペンス映画なんて興味が持てない?騙されたと思って一度ご覧ください。先の読めない展開だけど怖くない、派手なアクションはないけれど目が離せない、入り組んだストーリーなのに簡単に理解できる、「ゴーストライター」はそんな稀有な作品なのです。

    映像美

    映画「ゴーストライター」の中はいつも雨か冷たい風が吹く曇り空。しかしその景色が殺伐とした美しさを添えます。特にゴーストライターが仕事場として与えられた部屋から見える荒涼とした景色は観る者の心を捉えます。

    大きな盛り上がりもなく淡々と物語は続くが、退屈せず見せる力はすごい。結末はアッサリ感があるが、もしかしたら自分が思ってるより深いのかも…
    芸術的な映像〜

    出典:http://movies.yahoo.co.jp

    サスペンス オブ ザ イヤーくらい価値のあるサスペンス。
    とにかくラストがイイ
    中盤のハラハラさせるべきパートが弱くて、なんとなく淡々と進んでしまうのが少し残念か。

    犯人は誰か、とか、黒幕は?とか、サスペンスにおいては余り重要ではない。
    と、いうか、そのことに触れている人は本当に黒幕わかったのかと心配になる。
    あなたが思っている結末は正しくないかもしれないよ?勿論、私も含めて

    名前のない主人公…観賞後にこれがジワジワくる

    出典:http://movies.yahoo.co.jp

    映画『ゴーストライター』予告編

    映画『ゴーストライター』予告編

    映画「ゴーストライター」キャスト

    主演:ユアン・マクレガー

    ゴーストライターを演じるのは映画『トレインスポッティング』や『スター・ウォーズ』オビ=ワン・ケノービ役で有名なユアン・マクレガー。派手さはありませんが、確実に真相へ迫っていこうとするゴーストライターを好演しました。1971年3月31日生まれの44歳、スコットランド出身。

    アダム・ラング元首相役:ピアース・ブロスナン

    自叙伝を任せていた腹心の部下が死亡し、さらにはスキャンダルによって身辺が危うくなるアダム・ラング元首相を演じたのは5代目ジェームズ・ボンドとしてお馴染みのピアース・ブロスナン。ラング元首相はどこまで知っていたのか、あるいは何も知らなかったのか?
    還暦とは思えないほどチャーミングなピアース・ブロスナンは1953年5月16日アイルランド生まれ。

    アメリア役:キム・キャトラル

    『セックス・アンド・ザ・シティ』のサマンサ役で世界的知名度を得たキム・キャトラルも映画「ゴーストライター」に出演。ラング元首相の秘書アメリアを演じています。彼女もまたどこまで知っていたのか気になるところ。彼女は何か知っていると思って映画を見ていると、、、。この「ゴーストライター」という映画は最後まで誰が何者なのか目が離せないのです。キム・キャトラルは1956年8月21日リヴァプール生まれの59歳。信じられない美貌です。

    ラング元首相の妻ルース:オリヴィア・ウィリアムズ

    映画「ゴーストライター」で見事な演技を見せたオリヴィア・ウィリアムズ。1968年7月26日ロンドン生まれの47歳。ケンブリッジ大学で英文学を学んだ才女です。この映画でオリヴィア・ウィリアムズは全米映画批評家協会賞助演女優賞を受賞しました。

    ポール・エメット役:トム・ウィルキンソン

    映画「ゴーストライター」で後半から登場し登場人物達と深い関係のあることが明らかになるポール・エメットを演じるのはトム・ウィルキンソン。1997年の映画「フルモンティ」では英国アカデミー賞助演男優賞を受賞しています。1948年12月12日イギリス生まれの66歳です。

    映画「ゴーストライター」主な受賞結果

    映画「ゴーストライター」主な受賞結果

    その年の映画賞を総なめにする勢いだった映画「ゴーストライター」。受賞結果をご覧ください。

    ベルリン国際映画祭

    監督のロマン・ポランスキーは金熊賞と銀熊賞(監督賞)にノミネートされ、銀熊賞(監督賞)を受賞しました。

    オリヴィア・ウィリアムズ快挙

    オリヴィア・ウィリアムズは映画「ゴーストライター」での演技が高く評価されて全米映画批評家協会賞助演女優賞及びロンドン映画批評家協会賞助演女優賞を受賞しました。

    ヨーロッパ映画賞

    ヨーロッパ映画賞でも映画「ゴーストライター」は賞を総なめしました。ロマン・ポランスキーが作品賞、監督賞を、そして原作を書いた小説家のロバート・ハリスとともに脚本賞を受賞。また、アルブレヒト・コンラートがプロダクションデザイン賞を受賞。

    ヨーロッパ映画賞

    ユアン・マクレガーは映画「ゴーストライター」で主演を務めたことによりヨーロッパ映画賞の男優賞を受賞。

    アレクサンドル・デスプラ

    フランスの映画音楽作曲家として知られるアレクサンドル・デスプラは映画「ゴーストライター」でヨーロッパ映画賞とセザール賞の音楽賞を受賞しました。2005年『真夜中のピアニスト』でベルリン国際映画祭銀熊賞とセザール賞を、2014年には『グランド・ブダペスト・ホテル』でアカデミー賞を受賞しています。

    セザール賞

    セザール賞で映画「ゴーストライター」は音楽賞のほかにもロマン・ポランスキーが監督賞を、そして原作を書いた小説家のロバート・ハリスとともに脚色賞を受賞しています。

    映画「ゴーストライター」監督ロマン・ポランスキーとは

    映画「ゴーストライター」監督ロマン・ポランスキー

    1933年8月18日ポーランド生まれで現在82歳の映画監督ロマン・ポランスキー。代表作に『戦場のピアニスト』や『チャイナタウン』、『オリバー・ツイスト』があります。

    波乱万丈な人生

    映画監督ロマン・ポランスキーの両親はユダヤ系だったため第二次世界大戦中に辛い体験をすることになります。

    第二次世界大戦時はドイツがクラクフに作ったユダヤ人ゲットーに押し込められた。ゲットーのユダヤ人が一斉に逮捕される直前、父親はゲットーの有刺鉄線を切って穴を作り、そこから息子を逃がした。父母はドイツ人に別々に連行された。母親はアウシュビッツでドイツ人に虐殺された。父親はドイツ人により採石場で強制労働をさせられ、終戦まで生き残った。
    また自身も、ドイツに占領されたフランスのヴィシー政権下における「ユダヤ人狩り」から逃れるため転々と逃亡した。この体験がポランスキーの作品に深く影響を与えることとなった。

    出典:https://ja.wikipedia.org

    2番目の妻は惨殺

    1968年に映画監督ロマン・ポランスキーの2番目の妻となった女優シャロン・テートは1969年、妊娠8ヶ月だったにもかかわらず自宅へ押し入ったカルト教団指導者チャールズ・マンソンとその信奉者たちによって惨殺されました。

    スキャンダル

    1977年に少女に対する淫行容疑で逮捕・有罪の判決を受けます。保釈中にアメリカを出国し、ヨーロッパへ逃亡。現在はスイスに滞在し映画製作を続けています。

    映画「ゴーストライター」観てない人は急いで!

    不思議な静寂と先の読めない展開から目が離せない映画「ゴーストライター」。騙されたと思って観てください。なかなかの映画ですよ。

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