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筆者が独断で選ぶ・読んで損はない村上春樹作品ランキング4選!

純文学から旅行記、エッセイまで様々な作品を世に出してきた村上春樹。村上春樹作品を何から読んで良いのか…と迷う人も多いはず。今回はそんな方のために読んで損はない村上春樹作品のランキング4選をご紹介します。参考程度にこのランキング記事を読んでいただけたら幸いです。

読んで損はない村上春樹作品ランキング第4位「村上さんのところ」

村上さんのところ

著者:村上春樹
発行日:2015年7月24日
発行元:新潮社

選りすぐりの名問答をセレクトして、
フジモトマサルのイラストを加えた愛蔵版
何度でも読み返したい「人生の常備薬」

出典:http://www.amazon.co.jp

さて、まずは読んで損はない村上春樹作品ランキング第4位は「村上さんのところ」
村上春樹作品をランキング形式でまとめていくのは正直難しいのですが、ランキング第5位に「村上さんのところ」を選ばせていただきました。
この作品は期間限定サイト「村上さんのところ」に寄せられた村上春樹読者の質問に村上春樹が答えたものをまとめたものです。
様々な質問に答えていく村上春樹。ユーモラスな答えや、為になる答え、あの作品の秘密まで答えています。

読んで損はない村上春樹作品ランキング第5位「村上さんのところ」の読者の感想

生きていく上で、人とかかわる上で、仕事をしていく上で、
大事なことが詰まっている。

出典:http://www.amazon.co.jp

どんな質問にも真摯に、時にゆるく答えるこの感じ、これだよこれ。
心がほっこりして、ゆっくりでも頑張ろうという気持ちになれる一冊です。

出典:http://www.amazon.co.jp

読みやすい、内容も簡単。
そして、村上さんが脱力しつつも真摯に回答してるなぁと好感。
大作家になっても、大作家っぽくなくて、良い人なんだろうな、と。

出典:http://www.amazon.co.jp

村上春樹の人柄に触れられる作品です。
これを読むとどんな質問にも答える村上春樹の人柄が好きになる人もいるはず。
以上、読んで損はない村上春樹作品ランキング第4位でした。
続いてはランキング第3位です。

読んで損はない村上春樹作品ランキング第3位「女のいない男たち」

女のいない男たち

著者:村上春樹
発行日:2014年4月18日
発売元:文藝春秋

村上春樹9年ぶりの短編集

「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「木野」「女のいない男たち」。表題作は書き下ろし。

出典:http://bookmeter.com

続いて読んで損はない村上春樹作品ランキング第3位は「女のいない男たち」です。
ランキング3位に選んだ「女のいない男たち」は村上春樹の短編集なのですが、様々な男の恋愛や失恋を描いた短編集です。

読んで損はない村上春樹作品ランキング第3位「女のいない男たち」の読者の感想

『女のいない』というか『女が去った』男たちの話。かっこつけて傷ついていないフリをしているわけでもなく、男性の弱い部分もちゃんと表現していたが、この本は男性が読んだ方が面白いのかも。

出典:http://bookmeter.com

色んな理由で女性を失う人の短編集。「夢というのは必要に応じて貸し借り出来るもの」の表現が、正にこの作者の世界にいえると思う。自分の事のように悩み、恋を思い出していたひと時でした。

出典:http://bookmeter.com

ちょっと不思議な話ばかりだが、読むうちに引き込まれる。

出典:http://bookmeter.com

様々な失恋の形を描いた読んで損はない村上春樹ランキング第4位の作品「女のいない男たち」
読者の感想にもある通り「女のいない男たち」というより「女のいなくなった男たち」の物語といった方がいい短編集です。
特に表題作の「女のいない男たち」はおすすめです。
以上ランキング3位のご紹介でした。
続いては読んで損はない村上春樹作品ランキング2位にいきます。

読んで損はない村上春樹作品ランキング第2位「アフターダーク」

アフターダーク

著者:村上春樹
発行日:2004年9月7日
発行元:講談社

真夜中から空が白むまでのあいだ、どこかでひっそりと深淵が口を開ける。

「風の歌を聴け」から25年、さらに新しい小説世界に向かう村上春樹書下ろし長編小説

出典:http://www.amazon.co.jp

さて、読んで損はない村上春樹作品ランキング第3位は「アフターダーク」です。
ランキング2位に選んだ「アフターダーク」は村上春樹の実験的な作品で、少々内容が難解かもしれませんが、新感覚の描写が癖になり、ランキング2位に選びました。

読んで損はない村上春樹作品ランキング第2位「アフターダーク」の読者の感想

読めば読むほどおもしろくて惹かれていったが、最後の所で気になる場面が描写されずに終わっていたのが少し残念だった。

ただ、色んな視点から描かれている物語としては純粋におもしろかったし、そこまで長くもなかったので読みやすかった。

出典:http://www.amazon.co.jp

「よくわかんないけどこの人が書いたんだからきっと何かあるんだろうな」

と思わせるには十分に意味深な本。

謎ばっかり。でも、ミステリーみたいにその謎を追って解決してくれる刑事や超能力者はいない。謎は謎として放置プレイ。

物語として読もうとすると破綻しそうです。意味不明で。

出典:http://www.amazon.co.jp

春樹氏の異次元的世界観の表現。

やはり春樹は天才だ。

出典:http://www.amazon.co.jp

読後感も若干後味が悪いかもしれない読んで損はない村上春樹作品ランキング第2位「アフターダーク」
この小説をあえてランキング第2位に選んだのは村上春樹の天才性を実感したからです。
確かにあまりにも抽象的すぎて、様々な謎が未消化のまま話が終わるのは後味悪いのですが、それでもある意味芸術的かもしれない描写に癖になりました。
以上ランキング第2位のご紹介でした。
続いてはランキング第1位のご紹介。
ランキング第1位は大ヒットしたあの小説です。

読んで損はない村上春樹作品ランキング第1位「1Q84」

1Q84

著者:村上春樹
発行日:BOOK1: 2009年5月29日
BOOK2: 2009年5月29日
BOOK3: 2010年4月16日
発行元:新潮社
ジャンル:長編小説

2人の主人公、天吾と青豆は孤独な10歳の少年少女として、誰もいない放課後の小学校の教室で黙って手を握り目を見つめ合うが、そのまま別れ別れになる。
そして相思いながら互いの消息を知ることなく長年月が過ぎた1984年4月、2人は個別にそれまでの世界と微妙に異なる1Q84年の世界に入り込む。

出典:https://ja.wikipedia.org

さて、読んで損はない村上春樹作品ランキング栄光の第1位は「1Q84」です。
大ヒットのあまり、様々な賛否両論があげられた本作。
ランキング第1位に選んだのはこれぞ村上春樹ワールドだと筆者が感嘆したからです。
独断ですみません。

読んで損はない村上春樹作品ランキング第1位「1Q84」の読者の感想

村上春樹さんの不思議な世界、本著はそれを十分に堪能することが出来ます。文章が長いなと思う部分も、それだけ村上ワールドを楽しめると感じれれば、貴重なものだろうと思います。

出典:http://www.amazon.co.jp

深いところで男女の2人が繋がっている。交錯する、2つの世界はお決まりのパターンだがやはり春樹ワールド炸裂でした!
答えの出ない物語、とても面白かったです。

出典:http://www.amazon.co.jp

読みだすと、面白くてあっと言う間に読み切ってしまいました。
一節づつかわりばんこに、出て来るのが今までにない処方で、引きこまれる。

出典:http://www.amazon.co.jp

手に汗握る展開に夢中になる読んで損はない村上春樹作品ランキング第1位「1Q84」
全編に渡る緻密な伏線がクライマックスに向かうに連れて段々と明らかになる描写に動悸すら走りました。
たしかに冗長な描写もあるかもしれません。しかしながら、それすらも面白く感じてしまいます。
是非まだ読んで無いという方は読んでみてください。

村上春樹ワールドはやっぱり凄かった

如何だったでしょうか。
ほとんどというか全て筆者が独断と偏見で選んだランキングです。
なんでこの作品がランキングに入ってないんだ!という声もあるかもしれません。
しかしながら、村上春樹作品は多岐に渡るほどあって無限の可能性すら感じますよね。
読んでくださり、ありがとうございました。

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