まずは結び方の前に意外と知らないスカーフの定義から見ていきましょう！
スカーフ（英: scarf）とは、主に女性が装飾用に身につける綿・麻・絹・ポリエステル・ウールで出来た正方形の薄手の布のこと。
制服の一部として使われる場合はネッカチーフと呼ばれる。主に頭を覆ったり（ベール）、首に巻いたり（襟巻き）して使う。
スカーフの定義はこういったものなんですね！
でもこの説明だけだとストールとどう違うんだろうと少し疑問です…。
次はストールとの違いについて見ていきます！
頭や首に巻いたりする布製品で近いものがストール。
では、スカーフとストールの違いは何なのでしょうか？
スカーフとは首に巻いたり頭を覆ったり、襟元から見せたりベルトのように結んだりして使う大判の正方形の布である。
薄手の生地でできたものが多く、シルクやコットン、毛、化学繊維などの素材のものがある。
セーラー服の制服の一部にもなっており、三角に折ってセーラー襟の下にまいたりする。
またボーイスカウトやガールスカウトの制服に使われているスカーフは、特にネッカチーフと呼ぶ。
一方ストールとは長方形の細長い肩掛けのことで、防寒とアクセサリーを兼ねている。毛皮やウール、コットン、レース、絹などの様々な種類のものがある。マフラーよりも幅が広い。
似た肩掛けにショールがあり、昔はショールといえば首にかけるより羽織るものというイメージがあったが、近年はほとんどストールと同じものになってきている。
なるほど、素材もですが一番はその形状に違いがあるんですね！
となるとストールと同じ結び方では変になってしまうのも納得です。
それではここからはいくつかあるスカーフの結び方について見ていきましょう！
それでは実際にスカーフの結び方を見ていきましょう！
かなりいろいろな種類があるためすべて紹介するのは難しいですが、その中でも人気のあるスカーフの結び方をご紹介していきます！
スカーフの結び方 ～アスコットタイ結び～
まずはベーシックな結び方のアスコットタイ結びについてご紹介します！
型くずれしにくく定番の結び方でもあります！
１、スカーフを帯状折りにします。
折ったまま首にかけて１周巻き、図のように一方の端が長くなるように、首の中心で１つ結び。
２、長いほうの端を持ち、内側（結び目と首の間）を通して、引き出します。
そのまま結び目を隠すように広げれば出来上がりです♪
両方の端をブラウスの内側に入れ、形を整えましょう。
少し小さめのスカーフの場合は首を１周させずに結んでください
仕上がりがこちら。
シンプルかつさりげなくていいですね！
スカーフの結び方 ～リーフノット結び～
続いてはリーフノット結びと呼ばれる結び方。
スカーフの結びがサイドに来る結び方です！
１、スカーフを帯状に折ります。
裏面を上にして広げ、上下の角をスカーフの中心点に向けて折ります。
さらに上下の端を中央の水平線に向けて折ります。
これをもう１度繰り返します！
最後に中央の水平線で半分に折れば、帯状（バイアス）折りの完成です。
２、帯状折りにしたスカーフをルーズ気味に団結びします。
ブラウスの場合はエリの下を通してくださいね♪
そのまま結び目をサイドへ移動させれば出来上がり。
えりの形に合わせて、ゆとりのもたせ方や結び目の位置を調整してください。
仕上がりがこちら。
アスコットタイ結びと比べてもオシャレ感が強いですね！
スカーフ自体の大きさを変えても印象が変わってきます！
スカーフの結び方 ～ピエロ結び～
他にも服装に合わせてスカーフを目立たせる結び方もあります！
前述の項目の結び方を基本と考え、服装によって変えていくのもいいかもしれません！
もし詳しい結び方が気になった人はぜひ調べてみてください！
１、まず、プリーツ折りを作ります。スカーフの表面を上にして、平らな場所に広げ、表と裏を逆にしながら、同じ幅でたたんでいきます。写真のスカーフ↓↓↓（AC143）は大判なので、５ｃｍ位の幅でたたんでいます。
２、すべて折り終えたら、両端を持ちプリーツをこわさないように慎重に首に巻きます。
輪ゴムなどでそれぞれの端を仮留めしておくと結びやすいです！
少し横の位置で団結びをし、端をフリルのように開いて、形を整えれば出来上がりです♪
出来上がりはこちら。
説明中の使用したスカーフもこちらのようです。
綺麗さよりも可愛さ重視のスカーフスタイルです！
スカーフの結び方 ～ローズ結び～
続いてはローズ結びと呼ばれる結び方です。
名前の通りバラの花のように見える結び方なので、エレガントな印象に！
大人の優雅さを出したい方にはおすすめの結び方です！
１、まずスカーフの裏面を上にして平らな場所に広げます。
４つの角のうち対角線上にある２点の角を選び、その端を持って小さな団結びを作ります。
（結び目を手で持つと、結び目の下はトンネルのように空洞になります）
２、結び目を、広げたスカーフのセンターに置き、結んでいない残りの２つの角を持ちます。
両方の端と端をクロスさせながら結び目の下をくぐらせ、反対側へと軽く引き出します！
３、結び目の下をくぐらせた端と端を結び目の上で合わせ、両端をまとめて片方の手で持ちます。
その手を上に引き上げながら、もう片方の手で結び目を下方向へ引っ張り、絞るように下へとずらします。
４、絞った付け根を輪ゴムで結わくと花になる部分が出来ます。
ここできれいな花型に整えます。
輪ゴムの位置によって、花の大きさを変えることができるので、好みに合わせて調整します。
花の部分を首すじにあて、帯状になっているスカーフの両端を首に巻き、花の下で固結びをすれば完成ですぞーい♪
完成図がこちら。
他の結び方に比べて少し複雑ですが、習得すればかなり印象を買えるのに役立つ結び方なので頑張って習得しましょう！
スカーフの結び方 ～片輪結び～
続いて片輪結びと呼ばれる結び方。
リーフノット結びに近い形状ではありますが、シンプルで作りやすい結び方です！
１、裏面を上にして、上下の角をスカーフの中心に向けて３回折ります。
最後に中央で半分に折ります。
２、１の帯状のものをリボン結びを作る要領で、輪を１つにすれば完成♪
出来上がりがこちら！
スカーフ自体が後ろになびくようになるのでこちらも優雅さが演出できそうな結び方ですね！
セーラー結び
セーラー服のリボンのような結び方。
服装とデザイン次第では大人可愛いコーディネートになります！
ネクタイ風
こちらはネクタイ風。
リボン風の結び方とはまた違った印象ですね。
番外編：結ばない
バレッタやブローチで留めてしまう方法。
胸元が少し華やかになる効果もあり、簡単なのでおすすめです！
今回はスカーフとその結び方に関してまとめてみましたがいかがでしたか？
大人っぽさを演出するアイテムとして人気が高いですが、結び方次第で印象は大きく変わります。
ぜひ、自分の印象にあった結び方を試してみましょう！