2015/10/08
dmegumi
2015/09/10 更新
中世が舞台になっている映画やドラマはまるでおとぎ話の中にタイムスリップしたよう!ストーリーや役者ももちろん大事だけど、その衣装にも注目してみましょう。中世らしいドレスやおしゃれにアレンジしたドレスなどみどころ盛りだくさん!
中世の魅力
中世と聞くと何を思い浮かべますか?暗黒時代、騎士、封建制度など、中世はわたし達の想像をかきたてる、まるで童話の世界。童話と言えばお姫様が欠かせないわけで、中世のドレスはわたし達を魅了します。ここではドレスを楽しめる中世が舞台の映画をご紹介します。
中世とは
国や地域により多少定義が異なりますが、ここでは映画の舞台として良く登場するヨーロッパの中世について取り上げます。
ゲルマン民族大移動が収拾して定住化が進み、それと共にキリスト教が大衆へ浸透し、封建制社会が確立していった9世紀から10世紀頃をもって本格的な中世の開始とし、官僚と常備軍をもって地方分権的領主を次第に圧迫していった国王が国内統一を成し遂げ、絶対王政による強大な中央集権国家を築き上げた16世紀末頃をもってその終焉とするものである。
中世のファッションはどんなものだったの?
ファッション文化が開花するのは近代だけではなく、いつの時代も同じ。中世にはどんなファッションが主流だったのでしょうか。
南フランスから持ち込まれたというごく短いチュニックが流行する。その後おそらく東方から持ち込まれたブリオーという広く大きな袖とぴったりした胴部をもつ長いチュニックが流行する。
チュニック
確かに中世と言えば騎士もチュニック!
シュールコー(仏: surcotte / コットの上に重ねるもの)とは、男性は12世紀の末(女性は13世紀に入ってから)14世紀半ばまで、西欧の男女に着られた丈長の上着のこと。
コットという丈の長いチュニックの上に重ねて着る緩やかな外出用の上着で、男性は長くても踝丈、女性は床に引きずる程度の長さであった。長袖のものはやや珍しく、大半が袖無しもしくは半袖程度の短い袖。14世紀に入って、タイトなコットが流行するとシュールコートゥベールという脇を大きく刳ったタイプが大流行する。
シュールコー
細身で引きずるようなドレスのイメージ、確かに中世!
これも中世のドレスのイメージ!
女性のコタルディは同じくぴったりした袖に広い襟ぐりだが、引き裾で、スカートがゆったりと広がるように裾にマチが入っていた。シュールコーはほっそりした体形がよく見えるように、脇を大きく刳った。
コタルディ
これですこれ!頭につけているものも。袖のすそもイメージのまま!
14世紀の中世が舞台「ROCK YOU!」
2001年のアメリカ映画で、今は亡きヒース・レジャーのハリウッドでの初主演映画。迫力の馬上槍試合、クイーンやシン・リジィなどの現代ロックが劇中で印象的に用いられた痛快な中世映画。
中世のドレス「ROCK YOU!」
劇中で使われている衣装はローリング・ストーンのステージ衣装を取り入れたものなのだが、中世の雰囲気たっぷり!ここではヒロインのジョスリンが着用していたドレスに注目。
中世のドレス「ROCK YOU!」
中世と言えばこの帽子!そして中世らしい細身のドレス。中世らしさを維持しながら斬新なデザインに。中世のお嬢様ならオーダーしていたかも。
中世のドレス「ROCK YOU!」
黒いドレスを着ているヒロイン・ジョスリンは貴族の娘で、主人公のウィリアムと恋に落ちる。確かに中世にしてはスタイリッシュなドレスかも知れないが、いつの時代もファッションに敏感な女性はいたのだから、これはこれであり。
中世のドレス「ROCK YOU!」
中世らしいシルエットのドレス。だけど美しい色のグラデーションが映画「ROCK YOU!」らしい見せ場。
中世のドレス「ROCK YOU!」
涼しげな帽子。屋外で行われる馬上試合を観覧するのに必須アイテム。
中世のドレス「ROCK YOU!」
その時のドレス。中世といえば細身のシルエットですが、その基本を壊さずに上手く作ってあります。
中世のドレス「ROCK YOU!」
クライマックスの馬上試合で着用しているイエローのドレス。袖が長くてラッパ状になっている部分が中世らしいポイント。
中世が舞台「ロビン・フッド」
ロビン・フッドといえば中世のヒーロー。弱きを助ける義賊。「ロビン・フッド」は映画やドラマの題材として人気が高く、これまでも沢山の作品が作られてきましたが、ここでスポットをあてるのは2006年からイギリスで放映されたジョナス・アームストロング主演のドラマ。
中世のドレス「ロビン・フッド」
ロビン・フッドの恋人マリアン。このドラマでは素性を隠して民のために戦うお嬢様として描かれていました。ドレス姿も素敵だけど戦闘体制の時はカッコいい!
中世のドレス「ロビン・フッド」
ルーシー・グリフィスが豊満な体つきなので、中世のドレスによくある細身のシルエットというものはあまり拝めませんでしたが、ドレス暗い色彩が中世らしくてリアル。
中世のドレス「ロビン・フッド」
中世といえばケープと弓。
中世のドレス「ロビン・フッド」
素性を隠して戦っている時。ルーシー・グリフィスはドレスよえいこちらの方が似合います。
中世のドレスを堪能して、まるでタイムスリップしたような気持ちになれる映画。これからも中世が舞台となっている映画があったら要チェックですね!
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