2015年 春夏ファッションのまとめと秋冬注目ファッション!!
2016/08/04
kinako1225
ファッション界の女帝アナ・ウィンター
ボブカットとサングラスがトレードマーク、1988年からアメリカ版『ヴォーグ』の編集長を務める、まさに『プラダを着た悪魔』なアナ・ウィンター。1949年生まれとは思えないファッション・コーディネート・センスでファッション界に君臨し続けています。
イギリス出身のファッション雑誌編集者。1988年から、アメリカ版『ヴォーグ』の編集長を務める。2008年、長年のファッション界への貢献が評価され、大英帝国勲章(OBE)を授与されている。
映画化された小説『プラダを着た悪魔』に登場する鬼編集長のモデルとなった人物といわれる。 また、アグリー・ベティのMODE編集長フェイ・サマーズの容姿のモデルだとも言われている。
ファッション・トレンドに対する鋭い視点や、若いデザイナーの発掘という先見性について、世界中から賞賛を得ている一方、性格はよそよそしく冷酷と評され、「Nuclear Wintour(Nuclear Winter=核の冬の意地の悪い洒落) 」とあだ名される。
ファッションショーには、最先端のブランドを身にまとって登場、トレードマークであるボブカットとサングラスで最前列に位置取り、常に注目を浴びる存在である。やはり『ヴォーグ』で編集長を務めたダイアナ・ヴリーランドと同様、ファッション・アイコンとなっている。
ファッション界で最も影響力のある女性
『プラダを着た悪魔』や『アグリー・ベティ』に登場するファッション誌編集長を地で行くアナ・ウィンター。ファッション界におけるその影響力は泣く子も黙る、誰も逆らえない!
パリのファッションショーの日程をも自分の思うがままに変更ができる。
ヒラリー・クリントンは「ヴォーグ」登場の栄誉にあずかるため、自分のクローゼットの中身を総入れ替えさせられたうえ、着ていたマリンブルーの衣裳にダメだしをされる。
あのヒラリー・クリントンですら敵わない!
アナが朝オフィスに到着するまでに、朝食を用意しておかなければならない。
しかし、アナは朝、何時にオフィスに着くのかわからない!
しかもコーヒーは熱々でなければダメ。温め直したコーヒーなど論外。
ということで15人分の朝食が時間差で用意されることになる。
こうするしか他ないらしい。。。
38歳でアメリカ版ヴォーグの編集長になったアナ。
いま彼女は60歳。
表紙に黒人女性を登用して社会問題になったり、
毛皮を載せて(自身も愛用)動物愛護団体から非難されたり。
いろいろ問題?は起きてはいるけど、やはり彼女自身が数多くの流行やデザイナーを育ててきたんですよね。
ファッション・コーディネート・センス抜群
そんなアナ・ウィンターのファッション・コーディネート・センスは当然誰よりも抜群。奇抜にしたり個性的なファッションをしなければファッション・コーディネート・センスが無いと思っている素人とは大違い!王道なのにカリスマ的なアナ・ウィンターのファッション・コーディネートから学びましょう。
アナ・ウィンターのファッション・コーディネートの基本は足元は主張せずヌーディーに。だからどんなワンピースを着ても、そのワンピースが主役になります。
ロンドン出身の若手デザイナー「アーデム」の鮮やかなフラワープリントのワンピースを引き立たせるには、やはり足元はヌーディーが正解。ワンピースのベースとなる色もヌーディーな同色なのですっきり。当たり前のことに忠実。これぞ「コーディネート」です。
難易度の高いワンピースを着ても足元がヌーディーなだけで着こなせる。いつも全体が散らかってしまうファッション・コーディネートで失敗する人はマネしてみましょう。
美しい水色のワンピース。ヌーディーな足元とのコーディネートバッチリ。まるで靴を履いていないかのように見える色をチョイスします。
水墨画のように全身シックにまとめたコーディネート。こういう時は足元はワンピースとリンクさせてコーディネートを楽しみましょう。
意外や意外、こんなに可愛らしいファッション・コーディネートをすることも!とてもキュートで鬼の編集長の顔はどこへやら。ここでも足元はヌーディーにすることにより、とても軽やかな、ワンピースだけが映えるファッション・コーディネートです。
普通のスーツを行儀良く。ファッション・コーディネートと聞くと何か奇抜なことをしなければと思っている人のお手本です。
質の良さが伝わってくるスーツ。コーディネートは「調和をはかる」とか「まとめる」という意味。その通り上質にまとまっています。散らかすことがコーディネートではありません!
ワンピースのラインの向きとコートのラインの向きが対照的。ラインの向き次第でコーディネートが崩れてしまうところを上手く調和させました。シルエットも美しい。
色も首回りのデザインも美しいコート。アナ・ウィンターの恐ろしいところはどんな色でも似合ってしまうところです。
ファッション・コーディネート・センスは抜群でも、毛皮を愛用するので動物愛護団体などからの非難が絶えないアナ・ウィンター。この日も大胆な毛皮のコートで登場。ファッション・コーディネートの側面だけで語るなら、さすがアナ・ウィンターとしか言いようのない上質のコーディネート。
一体毛皮のコートを何枚持っているのでしょうか。毛皮の問題はさておき、ここでもファッション・コーディネートの側面だけを取り上げるならば、春を思わせるような軽やかなワンピースが主役となる上手いコーディネートです。
花柄のワンピースとリンクして美しい赤のコート。いつも身に着けているお気に入りのネックレスとの相性も抜群です。
ごちゃごちゃと突拍子もないものを身に着けている自称ファッショニスタに、ファッション・コーディネートとは何かを爽快に突きつけてくれるアナ・ウィンター。ファッション界に君臨し続ける女帝のカリスマ性とコーディネート術にこれからも目が離せません。
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