【着物】
着物の歴史は古く〝縄文時代・弥生時代〟から続いており、
男性は〝五つ紋付・黒の羽二重地・アンサンブル・縦縞の仙台平・色無地・浴衣・作務衣・甚平・丹前・法被(はっぴ)〟
女性は〝黒留袖・色留袖・振袖・訪問着・喪服・付け下げ・袴・浴衣〟を出掛ける場所や行事によって着分ける和装です。
NHKの朝ドラ『花子とアン』。レトロな着物が魅力的なのもあって若い方々にも人気の出てきた着物。いろんな柄を取り入れるコーディネートが話題になり、私服が着物に戻る時代が来るかもしれませんね!
フォーマルといえば、お着物。と言っていいほど芸能人の方々は色や柄はもちろん、伝統技術の高い物を好み、柄や色を意識してコーディネートされていますね。日本人で言うドレスの様な物が【付け下げ・訪問着・色無地】などでとても美しく華やかになります。
着物は伝統的な〝古く固い物〟から、現代の〝可愛い物〟に変わりつつあるのかもしれません。それでも今も昔も着ると華やいで見える着こなしや、男性も女性も魅力的に見えてしまう不思議な着物!私服からフォーマルまでその着物の魅力は世界的にも認められているほど!そんな〝着物の古く固い物〟の美しさや、〝着物の可愛い物〟のキュートなコーディネートをご紹介していきたいと思います!
レトロな着物コーディネートは上級技!!
秋の紅葉を感じさせるストライプの着物と、夜に散る紅葉を思わせる帯を組み合わせた着こなしは可愛らしさと色気を感じさせるコーディネート!
一番に目を引く帯と小物の黄色が可愛いコーディネート!
着物は黒のチェックに紫の帯揚げで色に落ち着かせをもたせて、草履と帯飾りはオレンジにしているところはとてもバランスがいいですね!帯揚げをピンクにすると春に着回しも出来ちゃいそうです!
半襟と帯締めに柄を持ってくるコーディネート!柄に柄を合わせるのは高度に感じますが、帯をシンプルにし、帯揚げと帯飾りの色を統一にし、バランスをとっています。うるさく感じさせない着こなしがすごいですね!
チェック柄がキュートなコーディネート!半襟はチーターの柄になっているのも面白いですね!着物がカラフルに対して帯は落ち着いた黒を選んでおり、しまって締まって見えます。また、半襟・帯を黄緑にすると春っぽく、秋には黒や茶色をベースに紅葉の刺繍などが入った半襟・帯に変えれば着回しも出来そうですね!
臙脂色の羽織に、着物と小物は赤のチェックに合わせているコーディネート!
ヨーロッパを思わす洋風なコーディネートがレトロとは違う雰囲気を醸し出しています。
それに古風を感じさせる臙脂色の羽織が洋風の華やかさを抑えている様な可愛らし着こなしですね!
男性では現代らしいコーディネート!デニムの着物は年中使えそうですね!
山賊を思わせる勇ましさが感じられます。デニムなので革ベルトを何個も付けたてみたら本当に私服の様ですね!和を取り入れたければ帯と半襟を和モノにしてみると、また違ったコーディネートが楽しめるかもしれません。
このコーディネートは帯で春をイメージしていますが、白やクリーム色をベースに紅葉の柄に変えるだけで秋のコーディネートに!全体的に紫で合わせているところが日本人の古風さと品やかさが醸し出されます。
紫紺の美しい着物に柄物の帯を合わせたコーディネート!
帯には帯飾り、全体的に落ち着いた雰囲気に比べ帯周りにガージャス感が醸し出されバランスのいいコーディネートに。
パッと明るく見える紅葉色に統一されたコーディネート!
半襟に絞りを入れた粋な着こなしは古風を表し、帯は着物のにも入っている薄紫を取り入れ、秋の始まりの様な季節感が伝わってくる着こなしは上級技かもしれません。
モダンでクールなコーディネート!
帯と羽織の無地が大人な女性を演出してくれています。半襟と帯を葡萄色系にすると、秋っぽくなって華やかなのに落ちついたコーディネートになるかもしれませんね!
着物の下に栗色のタートルネックを合わせ、大判のブランケット状のショールを組み合わせたコーディネート!とても品があり素敵で大人なコーディネートです。
全体的に落ち着いた着こなしなので少し柄が入ったショールでも素敵かもしれません。
着物にハットやカンカン帽、ハンチングはよく見かけますが、ニット帽を合わせたコーディネート!全体的に紺色で統一されていて古風な雰囲気を全面に感じつつ、ニット帽を合わせるあたりが現代風でとても面白いコーディネートです。
【付け下げ】黒をバックに可愛らしい花々が引き立つ着物に、着物の黒と花の赤を帯に入れたlレトロ可愛いコーディネート!訪問着よりもカジュアルでいてパーティーなどに着て行ける物なので、この様な可愛いいコーディネートでも素敵ですね!
【振袖】落ち着いた黄緑に帯締めにオレンジを合わせたコーディネート。振袖は未婚女性で比較的若い方が着られるフォーマル衣装ではありますが、結婚式など花嫁さんが主役な時はこういった落ち着いた色を選び、小物を華やかにするのも素敵ですね。
【色無地】淡いグリーンに黒の帯、淡いピンクの帯揚げが上品なコーディネート。家紋を入れることで訪問着などや付け下げなどと同様な礼装に変わるので、入学式などでよく見ますが、色も色々あり無地なので場所の雰囲気で帯を変えて楽しめます。
【訪問着】秋の果物〝葡萄〟がモチーフの着物は遊び心をも、思わせる品のいいコーディネート!訪問着は正装であるので固いイメージがありますが、帯揚げや帯締めを明るい色にし、この様に大柄にすると可愛いい着こなしになりますね!
【略礼装】全体的に鶯茶色合わせてある大人な男性のコーディネート!お召の場合普段はアンサンブルにしないので、この様に羽織を別で合わせて着こなすという高度な技!格式にこだわらない結婚式などパーティーなら紋なしでもいいかもしれません。素敵ですね!
色んな着物の着こなしをご紹介させて頂きましたが如何でしたでしょうか?
こう見ていくと今も昔も、ただ洋服に変わっていっただけで〝華やかさ〟や〝可愛らしさ〟〝カッコよさ〟や〝自分らしさ〟は時代が過ぎて行っても変わらないものだと感じました。
ただ男女共に秋の着物姿は色っぽいですね。日本人の奥行きしさが着物に染み込んでいるのかもしれません。やはり着物を着て魅了させる事は間違いないでしょう!