最新☆癒し系女子はベイマックス女子!ベイマックス女子って一体!?
2015/10/08
たかあみ
ベイマックス、あなたは見ましたか?
白くてふかふかな主人公ヒロの相棒、ケアロボットのベイマックス。2014年に公開され大ヒットしたことは記憶に新しいと思います。
実はこの映画、元ネタがあるってご存知でしたか?今や世界的に有名なマーベルコミックスの一つなんです!
今回はそんなベイマックスと原作であるコミックスについてご紹介します。
ビッグ・ヒーロー6
こちらが元となったビッグ・ヒーロー6です。日本でのタイトルこそベイマックスですが、本国ではこのままのタイトル「ビッグ・ヒーロー6」が使われています。ご存知でしたか?
実は掲載当時あまり人気が出ず、マーベルの社員ですら忘れていた作品だったそうです。それを新しいアイデアを探していた監督のドン・ホールが見つけ、映画化に至ったというわけです。
大まかな設定は同じですが、変更点もたくさんあり権利の関係で出演していないキャラもいるんだとか。それでは一体どのくらい変わっているのでしょうか?
ベイマックスはケアロボットではない
ベイマックスという存在はコミックでも映画でも重要ですが、コミックのベイマックスはケアロボットではありません。
こちらが原作のベイマックス、全然違いますよね。人造生物で人間の姿にもなるんだとか。主人公ヒロの親友ではありますが、職業(?)はボディーガードです。
ヒロの名前や見た目が違う
主人公ヒロ。実は彼の名前も原作とは違っていて、見た目もかなり変更されています。
ベイマックスのヒロはヒロ・ハマダ、ビッグ・ヒーロー6のヒロはヒロ・タカチホ。
こちらの画像を見ていただくとわかりやすいんですが、ヒロは一番左上の二つ。左は映画のヒロ、右は原作のヒロです。少しイメージが違いますよね。他のキャラクターもかなり変更されていて、特に右下のワサビは言わないと誰だかわからないですよね。
原作の舞台は東京
そして映画化によって大きく変更されたのが、舞台です。原作では東京が舞台でしたが、映画では東京とサンフランシスコが融合した未来都市、サンフランシスソウキョウになっています。
映画ベイマックスの主題は家族愛や友情、成長物語といった人間的な部分がメインです。しかしビッグ・ヒーロー6は少し違います。元々主人公たちは超能力を持ち、それを駆使して戦うシーンがメインです。
また映画ではタダシの敵を討つためにチームを結成しましたが、そもそも原作にはタダシは登場しません。核兵器を持たない日本が自国を守る手段として、超能力を持つヒーローを集めチームにしたものがビッグ・ヒーロー6なんです。
こうしてみると、ベイマックスとビッグ・ヒーロー6は別物ととらえた方がよさそうですね。とはいえこれはれっきとしたマーベル関連作品です。その証拠として、マーベル映画には欠かせないあの人が登場しているんです!
スタン・リー
彼の名前はスタン・リー。マーベルコミックスの原作者です。そして彼はマーベル映画の常連なんです!
大人気のアベンジャーズシリーズなどにもよーく見ると彼が出てきています。マーベルの映画には彼が必要不可欠。原作と大きな違いがあるベイマックスですが、ちゃんと彼が出てきているんです!
これはビッグ・ヒーロー6がベイマックスの原作という証です。基本的にはカメオ出演ですが、今回のベイマックスではなかなか重要な役どころです。ぜひ彼も見つけてみてくださいね!
こちらの画像をご覧ください。田中圭一という漫画家が描いた藤子F不二雄風ベイマックスのイラストです。元々田中さんは藤子先生の画風で漫画を描くこともあるそうで、本業の方がこのようなイラストを描くほど人気になったベイマックス。その原因の一つはタイトルの変更かもしれません。
ベイマックスのタイトルは本国では原作通りのビッグ・ヒーロー6という事はもうご紹介しましたよね。ではなぜ日本ではベイマックスという名前にしたのでしょう?
この違いはお国柄によって好まれるものが違うからです。ベイマックスにすると優しいロボットのハートフルドラマ的なイメージになります。実際CMでもヒーロー物という要素を前面に出していませんでしたよね。
ポスターでもロボットと少年の友情物語を前面に出したものですよね。これは日本においてヒーローものよりもハートフル物語の方がヒットするからです。このように広告やタイトルは、よりその国に合うように考えられているんです。
いかがでしたか?
映画と原作を比較してみると全然違うものだったベイマックス。とはいえ原作者が出ているように、まぎれもなくビッグ・ヒーロー6はベイマックスの原作という事もわかっていただけたと思います。
次に見る時は、ぜひ今回ご紹介したことを頭に入れながら見てみてはいかがでしょうか?新しい発見もあるかもしれません!
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