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    神秘的な魅力!日本三大鍾乳洞とは?地底湖もみられる⁉

    普段見られないような、非日常的な体験をしたいと思うこともあるでしょう。そんな時には、鍾乳洞を訪れてみるのも選択肢です。神秘的な魅力を持つ鍾乳洞は、感動を与えてくれるかもしれません。そこで今回は、日本三大鍾乳洞を紹介していきます。

    鍾乳洞とはどんなもの?

    鍾乳洞(しょうにゅうどう)とは一体何なのだろうかと思う方もいるかもしれません。何となくイメージはできても、詳しいことを知らないという方も多いでしょう。まずは、鍾乳洞について紹介します。

    洞穴が鍾乳洞と呼ばれる

    洞穴は各地にありますが、鍾乳洞とは自然にできた地底空間にある洞穴のことを指します。人間が作り出した洞穴ではトンネルなどが該当し、鍾乳洞とは呼ばないのです。

    鍾乳石があるから鍾乳洞という

    洞穴が鍾乳洞と言われる理由は、鍾乳石があるからです。石灰分が少しでもあることから、火山の溶岩洞あるいは海岸の海食洞においても、鍾乳石が作られるのです。

    適切な呼び方を知ることも大事

    ただ、呼び方には注意が必要です。鍾乳石のある洞穴を全て鍾乳洞ということも、間違いではありません。それでも、広範囲にわたる意味においての洞穴を指すことになってしまうでしょう。よって、最適な地底空間の呼び方を採用することが必要です。

    それは、該当する空間が作られている主となる母岩により、呼び方を変える方法となります。例えば、石灰岩の中の地底空間は石灰洞であり、溶岩の中にあるなら溶岩洞もあるのです。その他にも、砂岩の中にある洞穴もあり、この場合は砂岩洞といいます。

    鍾乳洞はどうやってできるの?

    見れば見るほど不思議な鍾乳洞ですが、どうやってできていっているのか気になる方も多いのではないでしょうか。次に、鍾乳洞のでき方について紹介したいと思います。神秘的な鍾乳洞のでき方をぜひ覚えてみてください。

    石灰石の浸食で空洞が広がる

    石灰質の殻などを持つ海中のサンゴなど、生物が堆積することでできた岩石が石灰岩です。これらがいつしか地殻変動により陸上に姿を現すことで、雨水により浸食されていきます。雨水には、弱酸性である二酸化炭素が含まれていて、徐々に浸食が進行してそのうちに石灰岩の中に空洞を作るのです。

     

    空洞同士が繋がることや、空洞の天井が崩れて穴が開くことにより、さらに大雨が入り込んでくると横や下に向かい空洞がより広くなっていきます。この様にして、数万年以上という時間をかけて鍾乳洞ができていくのです。

    石灰岩が大きくなると鍾乳石となる

    広くなった空間に、石灰岩が溶かし込まれた雨水が沁み込んでくることにより、二酸化炭素が抜けて再度石灰質の岩石が作られます。この石灰岩が巨大化していくことで、鍾乳石となるのです。

    成長のスピードはどの程度?

    鍾乳石の成長速を調べるためには、鍾乳石の上下の年代を測りその年代差を、鍾乳石の長さで割ることにより、求めることが可能です。年代の測定については、天然に存在している放射性元素が使われます。こうした元素を細かく測定することで、どの程度成長しているのかが分かるのです。

    例を挙げると、“つらら石”であれば1000年で数センチあるいは数十センチ程度の成長速度となっています。そのことから、数メートルもある鍾乳石は数万年あるいは数十万年もの時を超えて成長してきているということです。

    日本三大鍾乳洞①龍泉洞

    ここから、日本三大鍾乳洞を紹介していきます。1つめは、岩手県に所在する『龍泉洞』です。日本三大鍾乳洞の中では、最も北に位置しています。さて、『龍泉洞』とはどういった鍾乳洞なのでしょうか。

    3つの地底湖を公開中!

    龍泉洞は、岩手県岩泉町にある鍾乳洞です。洞穴で暮らすコウモリと共に、国の天然記念物に指定されています。総延長が3600メートルとなっていて、その中の700メートルが一般公開されています。また、地底湖が8つ見つかっていますが、その中の3つが公開中でもあるのです。

     

    調査は、研究者によって未だに続けられているとされています。

    青い地底湖

    龍泉洞で公開されている第一から第三までの地底湖は、世界でも指折りの透明度を誇る青い地底湖となっています。地底湖が最も綺麗に見える季節は冬であり、その理由は雨が降らないことから水量が安定しているためです。

    雨が多く降った時や、雪解け水の量が多く地底湖の水量も増加してしまうと、それが影響して地底湖に沈むシルトという白くて細かい粒子の堆積物が舞い上がり、濁っているように見えてしまうのです。それに、冬季間は地表が凍るので上から雫が落ちてきません。

    よって、波紋により水面が揺らぐこともあまりなくなるため、高い透過性となるでしょう。

    龍泉新洞科学館で勉強ができる!

    龍泉新洞科学館は、1975年(昭和50年)にオープンしています。龍泉洞に比べて後から見つかっていることで、“新洞”と呼ばれています。洞窟が、そのまま科学館になったという、世界初の自然洞穴科学館なのです。龍泉洞と川を挟み、両岸に位置している点が特徴です。

    原始人の生活および計測をしている最中の石柱など、様々に学ぶことができます。また、洞穴の奥は立ち入り禁止になっていて、自然の状態で後の時代へと遺すために『研究洞』として保護されています。

    龍泉洞へのアクセス

    龍泉洞に飛行機を使い訪れるなら、札幌あるいは大阪からであればまずは花巻空港まで空路で来てから、バスに乗り訪れる方法があります。札幌からであれば所要時間は240分ほど、大阪からなら270分程度かかるでしょう。また、車や電車等で訪れる方法もあります。

    東京からであれば、新幹線に乗り盛岡で下車後、バスに乗り訪れることが可能です。

    日本三大鍾乳洞②秋芳洞

    日本三大鍾乳洞の2つ目として紹介するのは、山口県の秋芳洞です。ここでは、秋芳洞の、魅力について見ていきましょう。さて、秋芳洞にはどういった特徴があるのでしょうか。

    秋吉台国定公園の地下にある

    日本最大のカルスト台地である秋吉台のある、秋吉台国定公園の地下100メートルの南麓にある大鍾乳洞が、秋芳洞です。山口県山口県美祢(みね)市に位置しています。夏は涼しくて、冬は温かいという環境で観光ができる点が特徴です。

     

    温度は、どの季節でも17度に一定しているのもポイントです。また、洞内の観光コースは1キロ程度となっていて、総延長については10.7キロを超えているので、国内第2位の長さとなっています。

    『百枚皿』が見どころ

    秋芳洞の観光コースは1キロ程度とお伝えしましたが、所要時間はゆっくり歩いた場合でも90分ほどで巡ることが可能です。また秋芳洞で一番の見どころは、『百枚皿』です。一見すると棚田のようですが、石灰華段丘(せっかいかだんきゅう)というカルスト地形の一種となっています。

    そして、石灰分が皿状になり沈殿してできています。

    秋芳洞へのアクセス

    秋芳洞に行くためには、JR新山口駅よりバスに乗り、『秋芳洞』というバス停で下車しましょう。JR新山口駅からは、40分ほどで到着可能となっています。また車で訪れるなら、中国自動車道の「美祢東JCT」を経由して、小郡萩道路の「秋吉台IC」で降ります。

    そこから車で5分で到着できるでしょう。秋芳洞の駐車場は、正面入口付近では市営第2駐車場があり357台駐車可能です。その他、黒谷入口付近やエレベーター入口付近にも駐車場が完備されています。

    日本三大鍾乳洞③龍河洞

    3つ目に紹介する鍾乳洞は、高知県の龍河洞(りゅうがどう)です。南国の地である高知にも、素敵な鍾乳洞があるのです。さて、龍河洞とは一体どういった場所なのでしょうか。

    高知県香美市にある鍾乳洞

    龍河洞は、四国の高知県香美市に所在しています。洞内の出入口付近に弥生時代の穴居生活の跡があり、石灰華に包まれた弥生式土器は、世界的に見ても珍しいものとなっています。鍾乳洞は、総延長が4キロほどありますが約1キロほどが通常ルートです。

     

    また、この龍河洞は1934年に国の天然記念物や史跡に指定されていて、2007年には『日本の地質100選』にも選ばれています。さらに、龍河洞は2019年にプロジェクションマッピング等を設置するなど、リニューアルオープンしている点も特徴です。

    ショップやレストランも揃う

    龍河洞では鍾乳洞の探検だけでなく、ショッピングや食事、体験を楽しめるスポットが揃っていて、1日中でも飽きずに過ごすことが可能です。珍鳥センターと龍河洞博物館が併設されている点もポイントとなっています。

    冒険コースを楽しむ!

    龍河洞では、通常の観光コースの他に冒険コースを楽しむ方法もあります。冒険コースでは、狭い道を這いながら進むことや、丸太のはしごを上るなど真っ暗闇での探検が可能です。冒険コースは予約制となっていますので、前日までに予約をしましょう。

    龍河洞へのアクセス

    龍河洞を訪れるためには、JR高知駅からは『ごめん・はなり線』で25分の『のいち駅』で降りて、駅から車で8分で到着できます。車で徳島や坂出方面などから訪れるなら、高知自動車道南国ICから車で25分程度で到着可能です。

    龍河洞の駐車場は、無料で普通車が600台駐車できるようになっています。大型バスも30台が駐車できるでしょう。東京や大阪などから飛行機で訪れるとしたら、高知空港から車で15分です。土佐山田駅より、とさでん交通バスに乗り20分で到着する方法もあります。

    鍾乳洞は神秘の世界

    鍾乳洞には、無数の鍾乳石があります。この鍾乳石は悠久の時を経て大きく成長していくものです。私たちの人生よりも、遥かに長い年月をかけて出来上がる鍾乳洞は、神秘性に溢れています。ひんやりとした洞穴を探検すれば、非日常を味わうことができるでしょう。

    日本国内には、素敵な鍾乳洞がいくつもあるのです。自由にお出かけができるようになりましたら、ぜひ訪れてみてください。

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