YMCA の意味や由来は?もともとはゲイの歌って本当?

西城秀樹さんが、Village PeopleのYMCAをカバーしたことで日本でも有名になり、特徴的なYMCAダンスがブームを呼びました。YMCAの意味や由来はご存知ですか?今回は、あまり知られていないYMCAの意味や由来について詳しくご紹介します!

YMCAとはどんな歌?

2018年に他界した西城秀樹さんが歌うYMCAは、Village PeopleのYMCAという曲をカバーしています。1979年にリリースしたカバー曲は、YOUNG MAN(Y.M.C.A)」というタイトルで当時は、社会現象になった大ヒントソングです。

歌の番組などで、YMCAをカバーとして披露する若いアーティストにより現在でも世代を問わず認識されています。

世の中に活気を与える曲として知られる存在の、YMCAをリリースした西城秀樹さんの過去の芸能活動の経歴や、YMCAという意味や由来についても詳しく解説します。

西城秀樹のプロフィール

  • 本名(ふりがな/愛称):木本 龍雄(きもとたつお/不明)
  • 所属事務所:アースコーポレーション
  • 生年月日:1955年4月13日
  • 現在年齢:63歳没
  • 出身地:広島県広島市
  • 血液型:AB型
  • 身長:181㎝
  • 体重:不明
  • 活動内容:歌手
  • 所属グループ:無し
  • 家族構成:妻と息子2人と娘1人

西城秀樹の残した数々のヒットソング!

西城秀樹さんは、昭和のアイドルの著名人でした。新御三家と呼ばれ、郷ひろみさん、野口五郎さんと、ほぼ同学年のライバルとして競い合っていました。3人でヒットチャートを占有していた時代もありました。

ライバルに圧倒されながらも西城秀樹さんは、多数のヒットソングを世に送り出し続けました。1972年にデビューを果たし、初シングルを売り出した頃は、なかなか売れずに下積み生活を送ります。

地方の営業先では、リンゴの箱にのって、客が集まらない閑散とした中で歌を披露していたそうです。地道な営業活動と、プロモーションの効果が出始めた3枚目に発売したシングル「チャンスは一度」では振付師が付くほどに人気が出始めます。

西城秀樹さんは魅せる歌手だった

観客を魅了し、楽しませる努力を怠らず常に新しい発想で、演出を行う歌手として西城秀樹さんは、時代の先駆者でした。例えば、歌手が歌に合わせて踊りを踊ることは、現在では日常風景です。1970年頭には、そのような習慣がありませんでした。

最初に歌手として取り入れたのは、山本リンダさんと西城秀樹さんでした。カラーテレビが浸透を始めた時期であるため、歌に対する演出に工夫を凝らす必要が出てきた頃です。

1973年にヒットした「情熱の嵐」の激しい振り付けには、周囲から「振り付けではなくアクションだ」と言われていたそうです。

1974年に「傷だらけのローラ」を歌う際に、テレビ番組においては、初のドライアイスを用いてスモークを発生させる演出は、西城秀樹さんのアイディアで取り入れました。

倒的な歌唱力も評判だった

演出のアイディアだけではなく、歌唱力に関しても抜群の能力を持っていました。初めてのオリコン1位を取った「ちぎれた愛」の歌い方が、魂を絞り出すような歌声は、他に真似ができる人がおらず「絶唱型」と呼ばれる程でした。

長い期間「ザ・ベストテン」の司会を務めた黒柳徹子さんは、「番組出演者の中では断トツに上手だった」と後年に、西城秀樹さんに対して評価しています。

ハスキーな声を利用したシャウトは、海外の音楽に近づいたと称され、後年のJPOSへ大きな影響を与えたと、音楽評論家の中では認識されています。

偉業のヒットソングYOUNG MAN(Y.M.C.A)を発売

1978年に「ブルースカイブルー」で初の最優秀歌唱賞を受賞に至りました。1979年に大ヒット「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」はオリコンで5週連続1位を獲得して空前の大ヒットになりました。

実はこの曲には、Village PeopleのYMCAという原曲が存在しており、西城秀樹さんがカバー曲として日本語の歌詞に直した歌です。

ヤングマン!と歌いだしのテンポの良さが特徴の名曲です。正式名称の曲名よりも、この歌いだしである「ヤングマン」と曲名を認識する人が多いそうです。

その後も、リサイタルを続けながらヒット曲「ホップ・ステップ・ジャンプ」や「勇気があれば」をリリースしています。1990年以降になると、オリコンで上位に上がる事は無くなりましたが、コンスタントにシングルを発売していました。

作家の希望による歌の提供もあった

1991年に発売された「走れ正直者」はフジテレビアニメの「ちびまる子ちゃん」のエンディングとして起用されて、国民に愛される1曲です。元から作者である、さくらももこさんが西城秀樹さんのファンでした。

作品内でも西城秀樹さんをイメージした「ヒデキ」という登場人物を、作り出す程に熱狂的だったそうです。そんな縁もあってテレビアニメの楽曲を提供することになりました。西城秀樹さんの訃報を受けた際にブログを更新しています。

「私たちの世代には本当にスターでした」と、素直な悲しみを書き綴っていましたが、さくらももこさんは同年、まるで後を追うように他界しています。

2003年の脳梗塞に!

2003年と2011年に西城秀樹さんは、脳梗塞にかかりました。脳梗塞と聞くと、突然倒れるイメージがありますが、西城秀樹さんの場合は、隠れ脳梗塞と呼ばれる自覚症状を伴わないタイプの症状を発症します。

必死のリハビリが成果を出して芸能界に復帰しますが、2011年に再度発症します。その後も、復帰を目指しリハビリを続けましたが2018年4月、夕食中に倒れて病院に搬送されます。

心肺停止が40分に及んだため脳へのダメージが大きく、医師からは「意識が戻る事はない」と告げられます。2018年5月に家族に見守られたまま、最期を迎えました。

その後西城秀樹さんの妻の美紀さんによる闘病の手記が発売されています。復帰を信じて過酷なリハビリを諦めない姿勢について克明に綴られた1冊です。

YMCAの意味とは?

西城秀樹さんがカーバーした楽曲であるYMCAには、YMCAというフレーズが繰り返し使われます。そもそも、YMCAの意味とは一般的にはキリスト教のプロテスタント系の基盤となる非営利団体のことを指すケースが多いようです。

日本にもYMCAの団体は存在しており、体育教育や福祉などの活動に力を入れています。西城秀樹さんがカバーしたYMCAには違う意味が込められているのです。

ヤングマンのYMCAの意味とは?

西城秀樹さんがカバーしたYMCAには、本家とも言えるVillage PeopleのYMCAという原曲が存在しています。Village PeopleのYMCAは同性愛に関する意味を含んだ歌詞が、散りばめられています。

そもそもVillage People自体が「ゲイ」専門の歌を出すアーティストであったことからも、そういった類の意味を持った歌であることは間違いありません。Village Peopleのメンバーは大半がゲイとされきましたが、真偽は定かではありません。

アメリカにおいてVillage Peopleというグループは、ゲイに対する理解への貢献の意味合いが強いのではないかという見方もされているようです。

西城秀樹がカバー!

YMCAの歌を聞いた西城秀樹さんのマネージャーが気に入ったことで、カバー曲「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」の発表に動き出しました。正しい表記は英語ですが、現在では、ヤングマンとして名前が通っています。

歌を出すにあたり、原曲のYMCAが意味する歌詞の内容から、周囲からの反対をされました。もちろん西城秀樹さんは、ゲイの歌としてカバーをしたい訳ではありません。

ゲイを想像させる意味を持った歌詞は、削除して、違う意味合いの日本語に置き換えられました。若者を元気にしたいという願いを込めて曲調を本家のYMCAより、さらにアップテンポな仕上がりにしています。

どちらも本質の意味は違わない

Village PeopleのYMCAの意味は、ゲイの意味を匂わせる内容ですが、若者に向けた応援メッセージソングであることには、変わりありません。

「若者よ、落ち込む必要はない」、「不幸な思いをする必要などは、もうない」といった意味の歌詞が盛り込まれています。

セクシャリティの意味を持ってる歌詞が入っていますが、若者に対してエールを送る意味を持っていることは、YMCAもカバー曲のヤングマンも同じなのです。

YMCAは工場の従業員も元気付けた

YMCAのカバー曲を出す際に、西城秀樹さんは、レコードを作る、日本ビクター社の工場に赴いて、レコード発売のために残業をさせてしまうことに対し、丁寧に従業員に頭を下げたそうです。

さらに、工場にあったみかん箱の上に登って新曲を熱唱することで大いに、ビクター社の工場勤務の従業員を激励したそうです。

YMCAが売れた理由はダンスも

YMCAのカバー曲であるヤングマンが大ヒットした理由には、ダンスの振り付けが大きいとされています。腕を頭の上にあげてYMCAの歌詞に合わせて手でローマ字を模ったダンスは、簡単で子供でもすぐに覚えられるものでした。

観客参加型のダンスパフォーマンスは、当時珍しいものでした。軽快な音楽に合わせて西城秀樹さんと一緒に振り付けを真似する人が多く、当時の社会現象になったそうです。

後年になってテレビの歌番組でYMCAをカバーするアーティストが出てくるのも、歌の良さに加えて、ダンスが視覚的に親身に感じられることも要因になっているのです。動画サイトにおいてはYMCAの振り付けに関する動画も配信されています。

YMCAカバーの時期と与えた影響は?

ヤングマンがリリースされる前の日本は、オイルショック後の景気低迷な時期でした。日本の若者を元気にしたいとYMCAをカバーした曲は大ヒットし飛ぶように売れました。

老若男女問わず愛される曲として、日本経済の消費の立役者となり、やがて日本は1980年以降に好景気を迎えることになります。前向きな歌詞と分かりやすいダンス、アップテンポのナンバーは長く愛されています。

気になる売り上げは?

オリコン5週連続1位を達成し、80.8万枚の売上げは、西城秀樹さんにとって最も売れた曲になりました。過去にオリコン1位を獲得したことはありました。

「ちぎれた愛」は1973年に発売されオリコン1位を獲得するも、47万枚の売上であることを鑑みると、YMCAのカバー曲のヤングマンがいかに売れたのかが分かります。

世代を超えて愛される楽曲に!

楽曲YMCAをリリースした当時は、若者向けの歌としながらも、世代を問わず人気になりました。その後も若者世代から愛されています。

2017年にはGENERATIONS from EXILE TRIBEによるFNS歌謡祭においてカバー楽曲をパフォーマンスしています。Youtubeでも配信をされており1日で58万回再生をされたことが発表されています。

Youtubeは若年層が多いとされることから、西城秀樹さんを知らない世代にもYMCAを届けたことになります。YMCAをこれまでにカバーをアルバムやシングルとして発表しているアーティストが何組か存在しています。

例えば、桑田佳祐さんはライブのDVDに収録、はいだしょうこさん、E-girlsさんはアルバムとして発売したCDの中の1曲として収録されています。

レコード大賞でDA PUMPがYMCAを踊る!

2018年のレコード大賞のステージにおいて「U.S.A」を披露したDA PUMPですが、一部の振り付けをYMCAに変更をしたアレンジを行いました。

後半の部分の曲を、リーダーのISSAさんを真ん中にしたV字の陣形を取りYMCAの振り付けにして披露されました。U.S.Aは2018年に社会現象にまでなった大ヒットナンバーです。こちらもJoe YellowのUSAという原曲が存在しています。

レコード大賞受賞ならず!

大きな話題をさらったDA PUMPですが、レコード大賞そのものは、乃木坂46が受賞しています。今年は、DA PUMPが取るという予測もされる中で、暗黙のルールによってレコード大賞は受賞できないという冷静な声も上がっていました。

外国の楽曲は、レコード大賞を取らせないというルールが働いているからです。意図としては、日本の優れた歌に対して表彰をするというものなので、外国製の歌は受賞ができないそうです。

1979年に大ヒットしたヤングマンが、レコード大賞から外れた理由も同様であったということになります。ただしこの当時は、ノミネートもされていませんので、逆にノミネートをされたこと自体に疑問視する声もあります。

審査に国民の声は?

レコード大賞の結果を知った人の中には多くの不満の声が上がりました。「DA PUMPで決まりだろうと思っていたのに」というガッカリな思いと、レコード大賞の審査の基準は、どこなのかを問う声の2種類の不満が多く出ています。

DA DUMPのYMCAに涙した人も!

すでに、外国製の楽曲は受賞の対象からは外されるためDA DUMPも、受賞が無理であることを分かっているはずです。そういった背景を知りながらも、YMCAの振り付けを取り入れたメンバーを称える声がネット上で相次ぎました。

1979年はノミネートさえ叶わなかったことを知っている人も多く、「あの数秒で秀樹の気持ちも秀樹ファンの気持ちも晴らしてくれた」、「西城秀樹へのリスペクトに対し涙腺が緩んだ」という感謝のコメントで溢れました。

YMCA は原曲もカバー曲も応援ソングの意味を持つ

1979年に西城秀樹さんがリリースしたYMCAをカバーした楽曲のヤングマンは、社会現象とも言える大ヒットナンバーになりました。

時が流れてもカバー曲としてYMCAをテレビの歌番組で披露したり、DA PUMPがダンスの一部に取り入れるなど、ネットで話題にもなりました。西城秀樹さんの現役時代や、原曲のYMCAを知らない世代にも親しまれる名曲です。

元々YMCAの意味とは、一般的には非営利団体の名称を指しますが、原曲であるVillage PeopleのYMCAの歌詞には、同性愛の示唆する内容の歌詞が散りばめられており、ゲイを意味する内容も含まれています。

しかし、どちらも若者に対して元気を出して欲しいという意味を込めた応援ソングです。
なお、YMCAをカバーした西城秀樹さんは、2018年に亡くなっています。

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