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【ネタバレ】映画と漫画で内容が違う?『僕だけがいない街』の比較

【ネタバレあり】『漫画大賞2014年』で見事2位にランクイン入りし、実写映画化された注目の少年漫画『僕だけがいない街』。2つの作品のネタバレ情報をたっぷり含めた解説付きで、漫画版、映画版『僕だけがいない街』の良さを比較してみました。

ついに完結!『僕だけがいない街』の映画と漫画を比較

『ヤングエース』(KADOKAWA)にて、連載さていた少年漫画『僕だけがいない街』単行本は本編は全8巻。『このマンガがすごい!2014』オトコ編第15位。『マンガ大賞2014』第2位にランクインした人気漫画です。

ミステリー・サスペンス漫画として人気の『僕だけがいない街』ですが、漫画以外にも実写映画化され、様々なメディアで取り上げられることとなりました。そんな素晴らしい作品である『僕だけがいない街』の漫画版、映画版、両方を比較してみて、それぞれの作品の良さをネタバレを含めて紹介していきましょう。

あらすじ

主人公である藤沼悟は、ある特殊な能力『再上映(リバイバル)』という力を持っていた。その能力は直前に起こる「事件や事故などの悪いこと」の原因が取り除かれるまで、その直前にタイムリープしてしまうというものだった。

今までいくつもの事故や事件をリバイバルによって、取り除いてきた悟であったが、母親である佐知子が何者かに殺されてしまうことに...。

悟は佐知子を殺した犯人に犯行を擦り付けられてしまい犯罪者扱いされ、追われる身になったが、途中、今までに経験したことのない長期間のタイムリープが発生し、1988年まで時間を遡ることになる。

2006年に母を殺害した犯人と1998年に連続誘拐殺人事件の犯人が同一人物であると確信した悟は、2つの時代を往復して真犯人を突き止めるべく、自ら行動を移すことになる。

【ネタバレ情報】漫画の伏線回収がすごすぎ!?『僕だけがいない街』ストーリーに着目!

藤沼 悟(ふじぬま さとる)

本作『僕だけがいない街』の主人公。2006年では29歳で売れない漫画家として東京で生活している。彼が持つ特殊の力『再上映(リバイバル)』を使い、過去に起きた連続誘拐殺人事件の真相を追うことになる。


【ネタバレ:キャラ補足情報】
人間関係は希薄。漫画は主にゲームのコミカライズを手がけていた。心に思ったことを無意識のうちに声に出す癖があり、お茶目な一面もある。

雛月と会話するときにはよく、本音を口に出してしまうため、「バカなの」と罵られる時がある。

雛月 加代(ひなづき かよ)


悟の小学校時代のクラスメイトであり、本作品のヒロイン。母子家庭で育てられ、母親とその愛人から虐待を受ける毎日を送っていた。初めは誰ともかかわりを持たない孤独な少女であったが、悟と会話をするようになってから、徐々に心を開き始める。次第に表情に変化がみられるようになり、物語の終盤では、悟たちを友達として認めるまでの関係となる。

【ネタバレ:キャラ補足情報】
雛月が救えた世界(2度目のタイムリープ後)では、成人後、杉田 広美(すぎた ひろみ)と結婚していて子供がいる。漫画9巻では、悟が植物状態に陥った直後~中学時代の雛月が描かれており、悟の見舞いに来ていることが伺える。

『僕だけがいない街』の見所は、なんといっても2つの時代を行き来して謎を紐解いていくSFサスペンスと言えるでしょう。

作品内にちりばめられた伏線とそれらの回収が見事なので、作品を見る際には、ぜひ注目してみてください。

伏線の一部を紹介


・雛月の言動
・雛月の作文の内容
・タイトルであるの『僕だけがいない街』


【雛月の言動】

「私と同じ偽物」という意味は、本当の自分を見せることができないという意味でしょう。家族にも心を許せない状況である雛月に悟の薄っぺらい笑顔や嘘を見抜かれています。

しかし、悟は雛月に対して「友達になろう」と言葉にします。
愛理が言っていた「言葉ってさ、口に出している内にほんとになる気がする」という伏線をここで回収したことになりますね。


【雛月の作文の内容】

作文の内容の一部である「私は私だけがいなくなった街を考えると気持ちが軽くなる」という部分は虐待で苦しい思いをしている彼女にとってのSOSであったことが伺えます。


【タイトルであるの『僕だけがいない街』】

作品の終盤では悟が植物状態となり、16年間も眠り続けてしまうことになります。ここの状態が「16年間、僕がいない状態」といったことなので、タイトルの伏線も回収したことになります。

作中で意味が分かった時は鳥肌が立ちましたね。この部分はネタバレ情報を見ても、直に味わってほしいところです。

【ネタバレ解説】実写映画『僕だけがいない街』は、漫画とは違う結末を迎える

映画独自の展開で漫画にはなかったラストを迎えます。ネタバレ情報を含んでいますので、これから映画を視聴しようという人はネタバレを覚悟して、読み進めていってくださいね。

映画版の『僕だけがいない街』では、雛月を保護した後から内容が変わってきます。



中西彩が誘拐される

誘拐犯として先生に探りを入れた結果、真実を知った悟は橋の上から落とされ、意識を失う

意識が戻ると病院のベットの上で、バイト中の事故にあった後の話に再び戻る

ケンヤと協力し、真犯人である八代を追い詰めることに

八代と取っ組み合いになった後、悟はナイフで刺される

その後、悟が死んで他のメンバーたちが悟の墓参りをしている所で終わる



ネタバレとなりますが、作中の誘拐犯は悟たちの担任の先生である「八代 学」になります。

作品の中での『僕だけがいない街』の意味も漫画とは別の意味となり、『悟が本当にいなくなった後の街』といった表現として表されています。物語の流れから見てもハッピーエンドとは言えませんね。

【ネタバレ注意!】原作ファンにとってはあまり高評価ではない?

特に、ラストの『悟が死んで、本当にいなくなった』という解釈になっている所は、受け入れられないようです。
『僕だけがいない街』といった意味では、漫画も映画も同じ意味で通りますが、ハッピーエンドとはかけ離れたバットエンドの終わり方には、さすがにひどいと言わざるを得ないでしょう。

ネタバレが含まれたネット記事の中には、不評が多い気がしますね。
他にもネタバレ情報として、

・ヒロミが浩子に名前が変わって、性別も女の子になっている。
・端に落とされる際の悟の意味不明な行動
・意識を失ってからの悟の病院での状態

これらの設定、説明不足などが多くあるようです。
原作ファンにとっては少し、期待外れに感じるところもあったように見受けられます。

比較・感想(ネタバレ)

比較してみるとやはり、漫画の方が解説がしっかりしており、ハッピーエンドでラストを迎えられているので高評価な印象です。

映画は、バットエンドであることと、無理に原作を絡めようとしているため、一部不自然になっている箇所が多く見受けられます。ですが、役者たちの迫真に迫る演技は見ていて魅了されるものとなっています。

漫画と映画、2つの視点から別作品として、『僕だけがいない街』という作品を楽しむことをおすすめします。まずは、映画でバットエンドを見てから、原作漫画で悟が助かる道を見るといった順番がよいのではないでしょうか。

ネタバレが含まれた内容で見所の解説をしてきましたが、ネタバレがあっても十分に楽しめる作品です。『僕だけがいない街』をこれから見る人は、映画版、漫画版どちらも見て自分なりの視点で作品を味わってみるのもいいかもしれませんね。

漫画版・映画版『僕だけのいない町』まとめ

『僕だけがいない街』のネタバレを多く含んだ内容になっていましたがいかがだったでしょうか。

これからアニメ・実写映画の『僕だけがいない街』を見ようとする人は、ネタバレを踏まえて作品の良さを楽しんでいければと思います。結末が違う『僕だけがいない街』ですが、2通りの物語として捉えることが出来れば、面白いのではないでしょうか。

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