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ジブリ映画「風立ちぬ」のヒロイン菜穂子の魅力から女子力を学ぶ!

宮崎駿の引退作品となった映画「風立ちぬ」。風立ちぬに出てくるヒロイン菜穂子が女子力が高いと評判なんです。ヒロイン菜穂子から学ぶいい女の条件とは何なのでしょうか?菜穂子と二郎の関係に涙し、二郎の生き様がかっこいい映画です。

風立ちぬ

風立ちぬが公開された2013年に宮崎駿はこの作品を引退作としました。実在した人物が主人公でしたが、ストーリーは宮崎駿のオリジナル要素が含まれています。

風立ちぬは実在の人物「堀越二郎」の半生を描いた映画です。その中で堀越二郎が恋をする相手がヒロイン「里見菜穂子」です。

風立ちぬの舞台は1920年代の日本。戦争に向かっている日本が零戦をどう手に入れたのか、風立ちぬは伝説となった零戦の誕生を描きます。

この映画は戦争を糾弾しようというものではない。ゼロ戦の優秀さで日本の若者を鼓舞しようというものでもない。本当は民間機を作りたかったなどとかばう心算もない。自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物を描きたいのである

出典:http://kazetachinu.jp

宮崎駿はこの映画に込めたメッセージについてこのように語っています。

そしてストーリーのヒロイン・菜穂子の健気な姿、ヒロイン菜穂子と二郎の愛に胸を打たれ日本中が涙しました。風立ちぬは泣いた映画の話で出てくるタイトルではないでしょうか。

約4分にまとめられた特別予告篇です。風立ちぬを見たことがある人はこの4分で泣けてくるかも。松任谷由実の歌が菜穂子を思わせます。

風立ちぬのあらすじ

風立ちぬは田舎で育った少年が風のように美しい飛行機の設計者になることを夢見ることから始まります。「飛行機は美しい夢」でした。

風立ちぬの舞台は大正から昭和へ日本が激動する時代。不景気と貧乏、病気、そして大震災が襲ってくる世界は本当に生きにくい時代でした。

そして日本は戦争に突入していきます。少年は零戦を作ることに。時空を超えたイタリアのカプローニへの尊敬、そして友情-風立ちぬのストーリーとは。

必然だったようなヒロイン菜穂子との出会いは、長い時間二人の心にお互いの存在を刻みます。偶然の再会に周りの反対を押し切る形で二人は一緒になります。

少年のころに抱いた「飛行機は美しい夢」を、堀越二郎はどのように完成させたのか。風立ちぬでヒロイン菜穂子と二郎の愛の行方は?

菜穂子との愛、そして美しい飛行機を作る夢が二郎の人生でした。宮崎駿が実在の人物を主人公に描いたのはこの作品が初めてです。
堀越二郎と菜穂子のストーリーには宮崎駿の父もモデルになっています。

風立ちぬのヒロイン菜穂子とは

風立ちぬに堀越二郎が恋をするヒロイン・菜穂子はどういった人物なのでしょうか?女子力が高いと評判の菜穂子とは?

ヒロイン・菜穂子が初めて会ったのは列車で二郎の帽子が飛んだ時に菜穂子がその帽子をキャッチすることから始まります。

その後二人は再会します。その時は二階にいたヒロイン菜穂子の帽子が風に飛ばされたところを外にいた二郎がキャッチします。cmであった「ナイスキャッチ!」はこのシーンですね。

風立ちぬでヒロインと二郎の間にあったの壁は、身分の差と菜穂子の病気。どちらも二人は乗り越えようとします。菜穂子の両親に認めてもらえるのでしょうか?

風立ちぬではヒロインと二郎の真っすぐな気持ちに両親を説得することに成功しますが、病気はそう簡単にはいきません。菜穂子は自分の時間を二郎に捧げることを決意。

二郎は風立ちぬのメイン、飛行機作りが佳境に差し掛かり、なかなかヒロイン菜穂子と過ごす時間がありません。少しの時間を惜しむようにヒロイン菜穂子の側から離れません。

でもヒロイン菜穂子の身体は限界が近かったのです。二郎の飛行機作りが落ち着いたころ、ヒロイン菜穂子は二郎のもとから姿を消します。風立ちぬのヒロインの行動に涙-

ヒロイン・菜穂子と二郎の愛と優しさの深さに涙が溢れます。
このエピソードから見える菜穂子とは?

風立ちぬのヒロイン・菜穂子を思わせる主題歌

風立ちぬの主題、松任谷由実の「ひこうき雲」です。映画の最後に聞くこの曲は菜穂子を思わせて涙がもう一度流れるようです。

風立ちぬ主題歌 : ひこうき雲 / 松任谷由実 歌詞

白い坂道が空まで続いていた
ゆらゆらかげろうが あの子を包む
誰も気づかず ただひとり
あの子は昇っていく
何も恐れない そして舞い上がる

空に憧れて 空をかけてゆく
あの子の命はひこうき雲

高いあの窓で あの子は死ぬ前も
空を見ていたの 今は分からない
ほかの人には 分からない

この歌詞から分かるように、ヒロイン・菜穂子は二郎の元に戻れませんでした。おそらくそれはヒロイン菜穂子も分かっていたことでしょう。

ヒロイン菜穂子は二郎の側で二郎の夢が完成するのを支え、それを見届けてから死ぬ姿を見せないように姿を消します。愛する二郎には自分が一番綺麗な時だけを見せたのです。ここにヒロイン菜穂子の女性として見習いたい心意気が見えますね。

風立ちぬのヒロイン・菜穂子に学ぶことは

風立ちぬのヒロイン・菜穂子は身体は弱かったけど心は強い、「凛とした」という言葉がとても似あう女性でした。

風立ちぬのヒロイン・菜穂子についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
風立ちぬのヒロイン・菜穂子のように強くいることは簡単なことではありませんが、愛する人を支える女性の姿は現代の女性が身に付けたい理想の姿ではないでしょうか?
是非一度、風立ちぬを観てみてくださいね。
風立ちぬを見たことがある人は、今度はヒロインに焦点を当ててもう一度見直してみるのもいいかもしれませんよ。

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