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湊かなえ代表作「告白」映画化もされたその話題作の中身とは…

人気急上昇中の女流推理小説家湊かなえの代表作「告白」。大ベストセラーを記録した「告白」は映画化までされるほどの話題作でした。本記事ではそんな「告白」の原作や映画版、そして湊かなえのオススメ推理小説をご紹介していきたいと思います。

「告白」の原作者湊かなえのプロフィール

湊かなえ

誕生:1973年
出身地:広島県尾道市
職業:小説家
活動期間:2007年 -
代表作:『告白』(2008年)
主な受賞歴:小説推理新人賞(2007年)本屋大賞(2009年)

子供の時から空想好きで、小中学校の図書室で江戸川乱歩や赤川次郎の作品に親しんだ。

出典:https://ja.wikipedia.org

結婚後「形に残せるものに挑戦したい」と創作を始めた。昼は主婦業をこなし、朝晩は執筆に励む。

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2007年、「聖職者」が第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。そして「聖職者」から続く連作集『告白』が2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は共に史上初。

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「告白」で華々しい盆唐デビューを果たした推理小説家・湊かなえ。
「告白」は空前の大ヒットを記録し、映画化までされました。
湊かなえの著作を知らないという方でも「告白」というタイトルだけでも知っている方は多いはず。
今回は「告白」を知らない方に大まかなあらすじや映画、そして湊かなえのオススメ作品についてご紹介していきます。

湊かなえ「告白」のあらすじ

告白

著者:湊かなえ
発行日:2008年8月5日
発行元:双葉社

「告白」の第一章「聖職者」は小説推理新人賞を受賞し、湊かなえは推理小説界に期待の新人としてデビューしました。
後に連作集として「告白」を発売、2008年度の週刊文春ミステリーベスト10で第1位に、このミステリーがすごい!で第4位にランクイン。2009年には本屋大賞を受賞し、一躍湊かなえは売れっ子小説家になりました。
そんな超話題作の湊かなえの「告白」
一体どんなあらすじなのでしょう。

市立S中学校、1年B組。3学期の終業式の日、担任・森口悠子は生徒たちに、間もなく自分が教師を辞めることを告げる。原因は“あのこと”かと生徒から質問が飛ぶ。数カ月前、学校のプールで彼女の一人娘が死んだのだ。森口は、娘は事故死と判断されたが本当はこのクラスの生徒2人に殺されたのだと、犯人である少年「A」と「B」を(匿名ではあるがクラスメイトには分かるように)告発し、警察に言うつもりはないが、彼らには既に恐ろしい復讐を仕掛けたと宣告して去っていく。

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「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。

出典:http://arasuji.ria10.com

「告白」は全6章で構成されていて、章ごとに様々な語り手が代わる代わる事件の真相を明らかにしていきます。

湊かなえの「告白」は文体が登場人物の独白といった形になっていて、全編語り口調になっています。
それ故、とても読みやすい文体で湊かなえの作品の中でも普段読書をしない方々にもおすすめできる小説です。
主人公の愛娘を殺した犯人とは一体誰なのか、徐々に浮き彫りになっていく真実とは。
さくさくと読めて、手に汗握る展開にページをめくる手が止まらないことでしょう。
湊かなえ作品をデビューする方に本当におすすめしたい作品です。

湊かなえ「告白」の読者の評価

手に取ってあらすじを見、第一章から読み始め、気が付いたら第一章の半ばを過ぎていたので、観念してレジに持って行きました。

読み始めたら止まらない。ぐいぐい引き込まれる。
しかし、読んでいて楽しいわけではないという、何とも奇妙な読後感です。

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「なぜ、誰が先生の娘を殺したのか」という
強い好奇心、猜疑心が独特の世界観を形成し、
それが当事者の先生によって語られるという構成は
すばらしいの一言。
彼女が生徒や自分の感情をひたすらに無視して
現実感を喪失したまま語り続けるのが本作の最大の特徴。

登場人物の行動は他の登場人物や読者を置き去りにして
暴走していきます。
この置き去り感、付き放され感が本当に秀逸。

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視点の変わるありきたりな構造ですが、それが作品の見せ方のようにも思えます。
例えば、正義のヒーローも倒される怪獣や怪獣の家族友人の視点から見れば『悪』はそのヒーローの方なのだから、その怪獣の視点から見える考えを知りたいと思うような欲求を私は強く突かれました。
そして何より、一章一章進んで行くごとに、私自身が勝手に嫌悪・怒り・同情・恐怖などの感情を抱く先の人物が変わったり、その感情が薄れたりと人物への印象が変わって行くことに気がつき、自分の身勝手さを読み進めながら痛いほどに感じました。

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絶賛の声が多い湊かなえの「告白」
ますます中身が気になっちゃいますよね!

映画版「告白」の気になる内容とは…

映画版「告白」

監督・脚本:中島哲也
原作:湊かなえ
出演者:松たか子・岡田将生・木村佳乃
公開:2010年6月5日

湊かなえの「告白」は映画版にもなり、日本だけにとどまらず、アメリカやカナダでも公開されました。
第34回日本アカデミー賞では4冠を達成し、興行収入は38億円の大ヒット。
小説版にも負けず劣らずの話題作です。

「告白」の出演キャスト

森口悠子役:松たか子

生年月日:1977年6月10日(38歳)
出生地:東京都
血液型:A型

寺田良輝役:岡田将生

生年月日:1989年8月15日(26歳)
出生地:東京都
血液型:AB型

少年Bの母親役:木村佳乃

生年月日:1976年4月10日(39歳)
出生地:イギリスロンドン
血液型:A型

豪華キャストですね!
この他にも芦田愛菜や橋本愛が出演しています。

「告白」だけじゃない!湊かなえのオススメ作品

湊かなえの小説は「告白」だけにとどまりません。他にも様々な大ヒット作品を湊かなえは生み出しています。
本項では「告白」だけではない、読んでおきたい湊かなえの作品をご紹介していきます!

「告白」だけじゃない!湊かなえのオススメ作品その1

少女

著者:湊かなえ
発行日:2009年1月20日
発行元:早川書房

あらすじ

高校2年の夏休み前、由紀と敦子は転入生の紫織から親友の自殺について話を聞いて以来、「自分も人の死を目の当たりにしたい」と思うようになる。由紀は病院へボランティアに行き重病の少年の死を、敦子は老人ホームで手伝いをし入居者の死を目撃しようとする。

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「告白」だけじゃない!湊かなえのオススメ作品その2

Nのために

著者:湊かなえ
発行日:2010年1月29日
発行元:東京創元社

あらすじ

超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。
なぜ夫妻は死んだのか?それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか?
切なさに満ちた純愛ミステリー。

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「告白」だけじゃない!湊かなえのオススメ作品その3

夜行観覧車

著者:湊かなえ
発行日:2010年6月2日
発行元:双葉社

あらすじ

高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。

出典:http://www.amazon.co.jp

いかがだったでしょうか。
湊かなえの作品はどれも名作ばかりです。
是非読んでも損はありません!
湊かなえの「告白」やあるいはこの記事をきっかけに湊かなえワールドにハマっていただけたら幸いです。

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