日本人なら行っておきたい☆名湯！日本の有名温泉10選を紹介！

周りを洞爺湖、倶多楽湖（くったらこ）、支笏湖で囲まれた登別温泉は、活火山によって形成されたカルデラ地帯に湧き出た温泉です。江戸末期に発見され、日露戦争以降には温泉地として大きな発展を遂げました。温泉地として賑わうようになった今でも、この土地に湧き出る湯量は変わりなく、1日1万トンにも上ります。その湯は珍しい9種（掲示用新泉質分類）の泉質を持つので、湯をめぐれば多くの効能が期待できます。さて、冬の最大の楽しみは、露天風呂に浸かりながらの雪見。寒さの厳しさは、時に湯の恵みの温かさをより鮮明に感じさせ、至福のひとときを演出してくれます。

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仙台都心から近く、アクセスが便利な秋保温泉。古墳時代、第29代欽明天皇もその湯を搬送させて沐浴したという記述が残る、古い歴史を持つ温泉です。その長い歴史の中で福島の飯坂、同じ宮城の鳴子と並び、奥州三名湯の一つとして数えられました。藩政時代には、伊達藩主・政宗の入浴場であった「湯小屋」も建てられ、その後入湯者用の宿泊所が整備されるようになりました。古代の天皇も愛した湯は、今でも多くの人々の疲れを癒す憩いの湯として親しまれています。周辺には、奇岩による力強い眺めが魅力的な磊々峡や、日本三名瀑であり豪快な流れを見せる秋保大滝など、湯めぐりとともに景勝地をめぐる楽しみがここにはあります。

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関東を代表する温泉として鬼怒川の上流部付近に広がる温泉地帯。江戸時代の発見当時は日光御神領だったため、位の高い者しか入浴を許されていませんでしたが、明治からは一般にも開放され多くの人々に親しまれる温泉街となりました。鬼怒川温泉と言えば水辺の観光もはずせません。近くを流れる鬼怒川でのライン下りは、急流の激しさと自然風景の美しさを満喫することができます。周辺に点在するテーマパークを回って思いっきり遊び、温かい温泉にのんびり浸かれば、あっという間に楽しい時間は過ぎていきます。

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江戸時代、林羅山によって日本三名泉に数えられた草津温泉は、海抜1200mの高原の町に湧き出た日本を代表する温泉の一つです。天下の名湯と称えられ、恋の病以外にはすべて効くと言われたほど。源泉が高温のため、水を使わず木板で湯をもんで自然に温度を下げる「湯もみ」が行われていました。湯もみの最中は、草津名物である「草津よいとこ一度はおいで～」といった聞き覚えのある和やかな草津節や、草津湯もみ唄の歌声が聞こえ、温泉の雰囲気を存分に楽しむことができます。

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飛騨地方にあり、岐阜県内でも最大の大きさを誇る温泉。飛騨川を中心に、ホテルや旅館が建ち並んでいます。千年以上の昔、薬師如来が白鷺に姿を変え、源泉の在り処を人々に知らせたという伝説が残る名湯は、江戸時代の儒学者・林羅山によって日本三名泉に数えられ、多くの人々に親しまれてきました。無色透明で肌触りがなめらかな湯に浸かると心地良い爽快感が広がります。

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神戸中心部からほど近くに湧き出ている日本最古の一つである名湯。最初に発見したのは神々が色濃く存在していた時代だといわれています。第34代舒明天皇の行幸がきっかけでその名は広く知られることとなりました。その後、時代が移り変わっても人気は衰えることなく今に至っています。海水の2倍の塩分が含まれているという金泉と炭酸が含まれている銀泉が有名。有馬温泉は、療養泉としての7つの成分が混合している珍しい温泉です。日本最古の湯は、疲れた体を包み込んでくれるような懐の深さを感じます。

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兵庫県北部を流れる丸山川の流域に、奈良時代から歴史を刻んできた温泉街。但馬の湯として、多くの人が湯治に訪れ栄えてきました。近代になり、文人歌人に愛されたその街並みは、風格ある建物と風になびく柳の葉が美しい。この趣のある温泉街に心を奪われたひとり、志賀直哉は城崎を舞台にした小説「城の崎にて」を遺しています。また、温泉街には外湯が7軒あり、外湯めぐりの発祥の地といわれています。その外湯は、展望露天風呂、うたせ湯、岩窟風呂などさまざまな種類があるので、一度訪れてだけでは足りないくらい。夜は優しい橙色のひかりで街はよりしっとりとした姿になります。温泉情緒に浸りながらの外湯めぐりは、ゆっくりと心がほどけてゆくのがわかります。

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松山城の北東から温泉が湧き出たのは3000年も昔のこと。兵庫の有馬、和歌山の白浜と並び、日本三古湯のひとつとして数えられています。道後という名は、大化の改新の際に誕生。長い歴史を刻んできた街並みと瀬戸内海の美しい景観は、夏目漱石の「坊ちゃん」の舞台になったことで、より多くの人に知られることとなりました。漱石の通った道後温泉本館は、築100年以上経った今でも、道後温泉のシンボルとしてその風格を保ち続けています。古湯の沸き出る街は、どことなく小説の中のような世界が広がる、味わい深い景色が魅力です。

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鶴見連山から別府湾にかけて広がる扇状地の中に湧き出た別府温泉。「別府八湯」と呼ばれる泉質や雰囲気の異なる八つの湯があり、さまざまな雰囲気を味わうことができます。阿蘇の火山がもたらした湯は湧出量・源泉数ともに日本一。源泉かけ流しの宿が多いので、豊富な湯にたっぷりと浸かることができます。周辺には奇観を表した温泉・「地獄めぐり」があり人気を集めています。また、別府温泉郷の一つである鉄輪温泉は、扇山の麓に湧き出た温泉。温泉街の中心部では湯けむりが昇り、旅館や共同浴場が軒を連ねています。湯治場らしい情景が広がる中で、温かい湯に浸かれば心が落ち着きます。

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凛とそびえ立つ由布岳の恩恵をうけた静かな温泉地。山並みや田園風景が続くこの土地は、冬の時期、朝霧に包まれ幻想的な美しさを魅せます。ネオンの煌びやかな光はありませんが、人の温かさと自然のぬくもりが胸を打つ素朴で優しい温泉街。また、湯の湧出量は全国で3位、源泉数の多さでは2位を誇っています。豊富な湯と目に映る自然は私たちに心の充足感を与えてくれます。

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