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環境問題に挑む【ドラえもん のび太とアニマルプラネット】のまとめ

「アニマルプラネット」はドラえもんの大長編作品です。「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」の題名通り動物たちの惑星が舞台です。ただしメルヘンばかりかといえばそうではありません。
そんな「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」についてまとめてみましょう!

ドラえもんについて

ドラえもん

『ドラえもん』は、藤子・F・不二雄による日本の児童漫画・SF漫画作品。小学館の発行している学年別学習雑誌やコロコロコミックで連載されていた。

22世紀の未来からやってきたネコ型ロボット「ドラえもん」と、勉強もスポーツも駄目で何をやらせてもドジばかりの小学生「野比のび太」の日常生活を描いた作品である。

作品の魅力の1つとなっているのが、不思議な効力を持った数々のアイテム「ひみつ道具」である。舞台となる時代は基本的に現代の日本であるが、ドラえもんの道具を使って外国や宇宙、過去や未来へも行き来する。

出典:https://ja.wikipedia.org

世代も国境も越えて愛されているドラえもん。
ドラえもんは大長編映画も多数制作されていて、そちらも名作揃いです。
そんなドラえもんの大長編から今回は「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」を中心に紹介してみたいと思います。

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」について

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」

『ドラえもん のび太とアニマル惑星』(ドラえもん のびたとアニマルプラネット)は、藤子・F・不二雄によって執筆され、月刊コロコロコミック1989年10月号から1990年3月号に掲載された大長編ドラえもんシリーズの作品。および、この作品を元に1990年3月10日に公開されたドラえもん映画作品。大長編シリーズ第10作、映画シリーズ第11作。

出典:https://ja.wikipedia.org

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」はドラえもん大長編記念すべき第10作目です。映画は「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」もくわえて第11作目となります。

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」は映画シリーズの中では、シリアスなテーマ性、およびメッセージ性(特に環境問題など人類文明への警鐘)を抱えた作品であり、冒頭、裏山のゴルフ場建設計画に反対する町内会の一員、のび太のママが環境問題についてのび太とドラえもんに説教する場面などが随所に挿入されている。

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」は環境問題へのメッセージ性が強い作品であり、作者自身もフィルムコミックスのあとがきで「(環境問題の扱いが)少し露骨だったかもしれない」と述べている。

出典:https://ja.wikipedia.org

「雲の王国」でも環境問題を訴える場面がありますが、「アニマルプラネット」のほうがより問題提起が明確ですね。

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」あらすじ1

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」

ある夜、のび太はピンクのもやをくぐって見知らぬ森に迷い込む。そこでは人間そっくりの体を持つ動物たちが人間の言葉で話していた。翌日、のび太はその体験を皆に話すが、しずかを除く全員に馬鹿にされるだけだった。しかし、動物たちが持っていたホタルを入れていた花(ホタルブクロに似ている)が部屋の前に落ちていたのを知り、昨夜のことは本当にあったのではないか…とのび太は考える。そんな中、ママの話からのび太たちの学校の裏山がゴルフ場建設のために切り崩されてしまうという計画があることを知る。

出典:https://ja.wikipedia.org

アニマルプラネットにも登場する裏山

その夜、寝ぼけたのび太は、再び部屋の前に現れたあのもやの中に入り込んだことに気付き、あの世界は夢ではなかったと確信。後を追ってきたドラえもんと共にもやの向こう側を探検する中で、2人はチッポという犬の少年に出会い、再び遊びに来ることを約束して帰途に着く。

出典:https://ja.wikipedia.org

ピンクのもやをくぐるとそこはアニマルプラネット。
アニマルプラネットは嵐の夜で、のび太が吹き飛ばされたところでドラえもんが助けています。チッポは嵐の夜に筏で無謀にも川下り。
チッポを助けたドラえもんとのび太は家に招待され、そのあとアニマルプラネットをあとにしています。

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」あらすじ2

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」

翌日、裏山を開発しようとする業者らが下見に訪れた。ドラえもんがひみつ道具で追い払ったものの、これくらいであきらめるとは思えず、安心はできない。悩んでいた時、2人はまたあのピンクのもやを見つけた。

出典:https://ja.wikipedia.org

ドラえもんは木の精霊に扮して、いが栗の攻撃で業者を追い払っていますね。

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」

しずかも誘い、再びアニマル星へ遊びに行くことに。だが、こっそりついてきたジャイアンとスネ夫は、もやの中をさ迷ううち、見渡す限り荒れ果てた世界に辿り着いてしまう。ジャイアンはその中で「恐ろしい何か」を感じると語り、逃げ回る内にアニマル星にたどり着いた。

出典:https://ja.wikipedia.org

アニマルプラネットでは、それぞれ「動物ごっこ帽子」をかぶります。
のび太は猿ではなく、クマですね。
この「動物ごっこ帽子」はそれぞれ動物の特徴を身に付けることが出来ます。

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」

物語の中盤まで、ピンクのもや、アニマルプラネット、荒廃した惑星、それぞれの秘密は明かされることはありません。
こうして物語にどんどん引き込まれていきます。

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」あらすじ3

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」チッポ

紆余曲折を経てジャイアンたちと再会し地球に戻った一行は、ドラえもんが手渡した秘密道具を通じてチッポが救援を求めていることに気づき、アニマル星に引き返した。

出典:https://ja.wikipedia.org

ジャイアンは川で溺れているところを船乗りのゴリラに助けられます。このゴリラ、目が悪くジャイアンを自分の息子と勘違いし、叱ってげんこつを食らわしジャイアンを失神させます。
そのあと、本物の息子が登場し、ゴリラは勘違いに気づきます。
スネ夫は川で溺れているところを魚や亀に助けられています。

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」

チッポはドラえもんから貰った「糸なし糸でんわ」を通じて地球へ連絡してきます。
チッポのSOSを受けたドラえもんたちは「宇宙救命ボート」でアニマルプラネットに向かいました。

ところが、美しかったアニマル惑星は爆撃に晒されて無残な有様と化し、星中の動物たちが姿を消してしまっていた。捜索の末にチッポと再会し、難を逃れた動物たちが潜む森の中の隠れ家にたどり着いたドラえもんたちは、かつて動物たちの先祖を迫害した悪魔「ニムゲ」がアニマル星を我が物にすべく攻め込んできたことを知り、アニマル星を守るために動物たちと共に闘うことを決意する。

出典:https://ja.wikipedia.org

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」

チッポのいとこのロミを助けるため「ゴツゴーシュンギク」を飲んだのび太がニムゲの星に一人で乗り込みます。
「ゴツゴーシュンギク」は効力が効いている間「運が付きまくる」道具です。普段「付いていない」のび太には効果絶大、ミッションをことごとくクリアする大活躍を見せ物語はクライマックスへ!

ほのぼのでは見終われない「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」

「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」

動物の惑星といわれてメルヘンいっぱいの物語かと思いきや「ドラえもん のび太とアニマルプラネット」は大長編の中でもどこか現実的で身につまされる作品ですね。
ニムゲは地球人という解釈も当然ながらあり得るわけで、現代社会へのアンチを多分に含んでいます。
とはいえ、ラストまでハラハラさせるストーリーはエンターテイメントとしての質が非常に高いですね!

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