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【動画】フィジークを徹底解説!ボディビルとの違いは?人気選手も!

フィジークとは筋肉を鍛えるという点でボディビルと似ていますが、少し異なる点もあるようです。今回はフィジークとボディビルの違いを解析しました。さらに、フィジークの大会についてや、人気のフィジーク選手についてもご紹介します。

【この記事は2020/03/10に更新しました。】

 

フィジークについて

フィジークは筋肉を鍛える競技でボディビルによく似ています。ボディビルからフィジークに転向する選手やフィジークからボディビルに転向する選手もいるため、違いが分からない人も多いと思います。

フィジークとボディビルの違いやフィジークの大会、人気選手、トレーニング法などについてまとめてみました。

フィジークとはボディビルとは違うの?

フィジークとボディービルは、どちらも筋肉を鍛えるところに共通点があります。筋肉の発達具合を競うという点でも共通していますが、評価基準などにさまざまな違いがあるのです。フィジークとボディビルの特徴について簡単にご説明します。

フィジークの特徴について

フィジークは新しい競技で2010年頃から知られるようになりました。ボディビルの選手と比較するとフィジークの選手は体が細く見えます。これは、ボディビルが筋肉を大きくすることにこだわるのに対して、フィジークは見た目にこだわり全身のバランスを重要視するからです。

フィジークではキレイな逆三角形の体型が大切になってくるため、下半身の筋肉はあまり重要視されないのも特徴です。フィジークでは見た目のカッコ良さが重要視されるため、筋肉だけでなく髪型や服装などもポイントになります。

そのため、スタイリッシュな見た目の選手が多いです。フィジークの方がボディビルに比べて一般受けするスタイルを追求しているといえます。

ボディビルの特徴について

ボディビルは筋肉の大きさが最も大切であり、それ以外の要素はあまり重要視されません。見た目のバランスも大切ですが、それは一般的な格好良さとは関係ありません。全身の筋肉がバランスよく発達しているかどうかが大切で、フィジークのように見た目の美しさにはあまりこだわっていないのです。

フィジークでは重要視されない下半身の筋肉も、ボディビルでは審査されます。ボディビルで重要視されるのは筋肉そのものの見た目であり、筋肉の大きさだけでなく筋肉の輪郭も重要になってきます。

そのため徹底的に脂肪を削ぎ落として、筋肉がよく見えるようにすることが大切になってきます。フィジークが一般的にかっこいいと感じるスタイルを目指すのに対して、ボディビルは非常にマニアックなのが特徴と言えるでしょう。

フィジークとボディビルの違いは?

フィジークとボディビルは共に筋肉を鍛え、選手の外見が審査基準になる競技です。しかし、重要視される点が異なるため、さまざまな違いが出てきます。フィジークとボディビルの違いについてご紹介します。

ビジュアル的な美しさが評価される

筋肉そのものにこだわるボディビルと違い、フィジークはビジュアルの美しさが評価される競技です。そのため、筋肉のバランスが良いだけでなく見た目に美しいと感じる体型であることが求められます。

フィジークで高評価されるのは、細マッチョといわれるような体型をイメージするとわかりやすいでしょう。ボディビルの選手はウエストにも筋肉がついていますが、フィジークの選手はウエストが引き締まっています。

また、ビジュアル重視であるため、体型だけでなく髪型も評価の対象になってしまいます。ボディビルでは、ヘアスタイルで減点されることはありません。しかしフィジークでは、ヘアスタイルで評価が下がってしまうこともあるのです。

下半身の評価

フィジークとボディビルの大きな違いの一つは下半身に対する評価です。フィジークでは下半身の筋肉はあまり重要視されません。もちろん、フィジークは全身のバランスが大切なため、下半身も審査の対象です。

ただし、パッと目にかっこよく見えるなら問題はないので、下半身の筋肉が見えないサーフパンツを履いて競技が行われます。しかし、ボディビルは全身の筋肉そのものの発達具合が重要視されます。

下半身の筋肉も大きく発達していなければ、高い評価は得られません。そのため、ボディビルの大会では、下半身の筋肉がよく見えるブーメランパンツを履いて競技を行っているのです。

トレーニングの違い

フィジークとボディビルでは競技に求められる会計が全く違うため、トレーニングも異なります。フィジークはそれほど筋肉を大きくする必要がないため、トレーニングはボディビルよりも負荷の少ないものになります。

代わりに回数を増やした中負荷中回数のトレーニングを行うことで、筋肉を鍛えていくのです。しかし、ボディビルでは、とにかく筋肉を大きくする必要があります。いくらトレーニングの回数を増やしても、高い負荷がかからないと筋肉が肥大することはありません。

そのため、ボディビルのトレーニングは非常に負荷の高いものになります。回数そのものは少なくなりますが、高負荷低回数がボディビルのトレーニングになるのです。

フィジークとボディビルは審査基準が違う

フィジークとボディビルは筋肉を鍛え選手の外見を審査する競技ですが、その審査基準は大きく異なります。フィジークとボディビルでは、審査基準はどう異なるのでしょうか?

フィジークとボディビルの審査基準についてまとめてみました。

フィジークの審査基準

フィジークは見た目のカッコ良さが重要視される競技ですから、審査基準は一般の人が感じるものとあまりかけ離れてはいません。フィジークでも筋肉量が多いことは重要ですが、まず見た目のバランスが良くなければいけません。

逆三角形になっていることも重要で、肩幅が広くウエストが引き締まっています。また、筋肉が大きすぎると減点の対象になります。下半身も鍛えておく必要がありますが、それほど重要視されてはいません。またかっこよさにこだわっているため、重要なのは体型だけではありません。

ヘアスタイルやサーフパンツのデザインなども審査の対象になります。また、選手の顔まで審査の対象になるということで、単にかっこいい体型の選手が高い評価を受ける競技でないことがわかります。

ボディビルの審査基準

ボディビルで、最も重要なのは筋肉の量です。筋肉が大きすぎるからと言って減点の対象になることはなく、逆に評価が高くなります。もちろん、一部の筋肉だけ発達しているというのは問題があり、筋肉の付き方のバランスも審査の対象です。

下半身の筋肉もきちんと審査されるため、下半身の筋肉が見えなければなりません。筋肉そのものの状態が分かった方が良いので、脂肪は極限まで落とすことが求められます。

血管が透けて見えるほど、脂肪の少ない体が高評価になります。また、筋肉を強調し欠点を隠すポージングも、ボディビルでは審査の対象になるのです。

フィジークとボディビルは服装が違う

実はフィジークの選手とボディビルの選手は見ただけで分かる大きな違いがあります。それは、大会中の服装の違いです。フィジークもボディビルも筋肉を見せる競技ですから、上半身に服は着ません。しかし、履いているパンツにはっきりとした違いがあります。

フィジークは脚の筋肉が見えないサーフパンツですが、ボディビルでは脚の筋肉が見えるブーメランパンツを履いています。ボディビルは下半身の筋肉も重要な審査対象なので、ブーメランパンツでなければ許されないのです。

フィジークは下半身の筋肉を重要視しないので、サーフパンツで構いません。フィジークとボディビルは体型も違いますが、服装にはっきりと違いが現れているのです。

日本にフィジーク大会はある?

アメリカを中心に知名度を上げてきているフィジークですが、まだまだ歴史の浅い競技です。日本ではフィジークの大会は開催されているのでしょうか。

実はフィジークの大会は、日本でも開催されています。日本のフィジーク大会やボディビルの大会についてまとめてみました。

フィジーク大会は4つ存在する!

フィジークはかなり新しい競技で、日本で初めて大会が行われたのは2013年でした。現在、フィジーク大会は4種類が存在しています。基本的にボディビルの大会のフィジーク部門がフィジークの大会です。JBBFとNPCJが開催しています。

JBBFは売名行為に厳しいのが特徴で、登録すると他の団体の大会に出場できなくなってしまいます。NPCJは登録しても他の大会に出場できるのが特徴です。Best Body JapanとSummer style awardという団体の主催する2つの大会は、厳密にはフィジークの大会ではありません。

しかし、どちらも細マッチョが評価される大会でフィジークに近いです。本来のフィジークに比べると求められる筋肉量が少ないので、本格的なフィジークの大会に出場する前に挑戦する人が多いです。Summer style awardは日本のフィットネス団体で唯一賞金を出しています。

ボディビル大会は2つ存在する!

日本には、NPCJとJBBFという2つの団体が主催するボディビルの大会があります。JBBFは日本ボディビル・フィットネス連盟の略称で、NPCJはアメリカ最大のアマチュアボディビル団体National Physique Committeeを元に日本で作られた新しい団体です。

JBBFは日本で最も大きなボディビル団体で、ドーピングに厳しことが知られています。また、JBBFに登録してしまうと、協力団体以外の開催する大会には出場できません。また、営利目的でセミナーやトレーニング指導を行うことも禁止されています。

NPCJは初心者向けの大会があり、さまざまなカテゴリーの大会が開催されます。また、NPCJに登録しても、他の団体の大会には自由に出場可能です。ただし、ドーピング検査がなく事実上ドーピングが黙認されています。

NPCJは家族や子供が出場可能!

NPCJは2015年に設立されたばかりの団体ですが、開催する大会のカテゴリーが多いです。男性向きの大会として、メンズフィットネスモデル、メンズアスリートモデル、メンズフィジーク、クラシックフィジーク、ボディビルの5種類が開催されています。

女性向けとしてウィメンズフィットネスモデル、ウィメンズアスリートモデル、ビキニ、フィギュアの4種類があり、それ以外にキッズフィジーク、ファミリーフィジークなどがあります。

キッズフィジークは子供向けの大会で、ファミリーフィジークは家族で出場できます。子供向けや家族で出場できる大会があるのは、NPCJだけです。

女性はボディビルよりフィジーク?

女性でもボディビルをする人は少なくありませんが、女子ボディビルは廃止傾向にあり、フィジークが中心になっていくといわれています。それには、どんな理由があるのでしょうか?

女子ボディビルが少なくなり、フィジークが中心になっていくといわれる理由についてご紹介します。

女性が体脂肪率を下げ過ぎるのは危険

男性アスリートの場合は体脂肪率1桁というのは、それほど珍しくありません。しかし、女性の場合は体脂肪率が12%より下がってしまうと、さまざまな健康被害が考えられます。女性ホルモンの乱れや生理不順、免疫力の低下などが起こりやすくなるのです。

更にガンになる可能性も、高くなるといわれています。ボディビルはスポーツの中でも、極端に体脂肪率を下げます。男性でもボディビルは体にかなりの負担がかかりますが、女性はそれ以上に危険なのです。

フィジークは体脂肪率を下げ過ぎない

フィジークは筋肉を鍛えるスポーツですが、ボディビルのように極端に体脂肪率を下げる必要はありません。あくまで見た目のバランスを重要視する競技で、筋肉量を増やし過ぎることは減点対象になるからです。

そのため、ボディビルのように体脂肪率を下げなくても競技に参加できます。今後、女子のフィジーク大会は増えていくと考えられています。

人気フィジーク選手は誰?

まだまだ、競技になってから日も浅いフィジークですが、世界大会も行われています。国内にも海外にも人気のフィジーク選手がいます。

人気フィジーク選手についてまとめてみました。

カネキンこと金子駿

カネキンさんは、YouTube筋トレ動画を配信している人気のユーチューバーです。本名は金子駿さんといいます。生年月日は、1989年2月1日です。ユーチューバーとして有名になり、アパレル事業でも成功しています。

元々はKANDO BANDOというバンドで活動しており、その頃はかなり痩せた体型でした。その後、数年の間に今の見事な体になりました。元々の体型がわかっているだけに、カネキンさんの筋トレ動画には説得力があります。

湯浅幸大

湯浅幸大さんは、大腿四頭筋が特に発達したフィジーク選手として有名です。2016年のオールジャパン メンズフィジーク172センチ以下級で、優勝した経歴を持ちます。フィットネスクラブでパーソナルトレーナーをした経験があり、40店舗中売上ナンバーワンを達成した実績を持ちます。

その後、独立し株式会社ワークアウト・ライフを設立しました。現在でも、トレーニング指導を行っています。

エドワード加藤

エドワード加藤さんは、非常に発達した三角筋が特徴のフィジーク選手です。日本人と英国人のハーフで本名は加藤エドワード真人さんです。フィットネスの世界では、大きく発達した肩を肩メロンと呼んでいます。

エドワード加藤さんは、肩メロンの持ち主として日本を代表する人物です。オールジャパン・メンズフィジーク選手権大会40才以下176cm超級では、3回大会と4回大会で優勝し、2連覇を達成しています。

ブランドン・ヘンドリクソン

ブランドン・ヘンドリクソンさんは、腹筋からのVシェイプが特に美しいフィジーク選手として有名です。フィジークを始めたのは、2012年で2013年にはプロのフィジーク選手になりました。

ミスターオリンピアのフィジークで4連覇という偉業を達成したジェレミー・ブエンディアさんを破り、2018年のミスターオリンピアでは優勝しています。

ジェフ・シード

ジェフ・シードさんは、元々はアメフトとレスリング優秀な成績を残した選手でした。しかし、試合中の怪我で前十字靭帯を損傷してしまい選手生命を絶たれます。

ショックから一時はうつ病になったそうですが、フィジークに転向し「Washington State Championships」で優勝を果たしました。その後IFBBプロカードを取得し、18歳という若さでプロのフィジーク選手になりました。

現在、プロのフィジーク選手になった最年少記録を持つ人物です。

小池友仁

小池友仁さんはJINのニックネームで知られるフィジーク選手です。筋肉の大きさで知られる選手で、NPCJフィジークの大会では2014年から優勝しており、5連覇を達成しています。

アパレル事業、パーソナルトレーニング事業、不動産事業の3つを展開する株式会社Stylish&Lifeの代表取締役もしています。

ジェレミー・ブエンディア

ジェレミー・ブエンディアさんは、世界大会ミスターオリンピアのフィジークで4連覇を達成した人物です。元々はアメフトの選手ですが、怪我と大学受験のためにアメフト引退します。

高校卒業後にボディビルに転向し、17歳で優勝しました。21歳でフィジークに転向し、2014年からミスターオリンピアで4連覇を達成しています。2018年大会では優勝できませんでした。

しかし、大胸筋を断裂するという大怪我で手術もしており、その影響もあるといわれています。

ライアン・テリー

ライアン・テリーさんはイギリス人のフィジーク選手で、元々は配管工職人として働いていました。モデルとして活躍するようになり、配管工職人をやめています。

2013年にはヨーロッパのフィジーク大会で優勝しました。フィットネスモデルとして活躍しており、SNSでも人気があります。

人気ボディビル選手は誰?

フィジークはボディビルと深いかかわりがあり、ボディビルからフィジークに転向する選手も多いです。ここからは有名なボディビル選手についてご紹介していきます。

実際のフィジーク選手とボディビル選手の体を比較することで、フィジークとボディビルで必要な筋肉の見た目も良く理解できるでしょう。

山岸秀匡

山岸秀匡さんは、IFBB所属のプロ・ボディビルダーです。現役の男子日本人選手で、IFBBのプロは山岸秀匡さん1人だけです。日本人としては初めてミスターオリンピアに出場しています。

世界大会で何度も上位入賞している世界のトップビルダーで、その筋肉のサイズから「ビッグ・ヒデ」と呼ばれています。

横川尚隆

横川尚隆は2015年のフィジーク大会で優勝しており、元々はフィジークの選手でした。2016年にボディビルに転向し、数々の大会で活躍しています。格闘漫画「グラップラー刃牙」のキャラクター範馬勇次郎に憧れて、体を鍛えるようになりました。

フィジークの選手になっていきなり優勝していますが、トレーニングを始めた時はフィジークのことは知らなかったそうです。

田代誠

田代誠さんは、2001から全日本ボディビル選手権4連覇を果たしましたが、一度は引退しています。7年間現役を離れていましたが、2012年に現役に復帰しました。2013年の世界ボディビル選手権70kg級で、いきなり3位に入賞する快挙を達成しました。

現在は所属するゴールド事務の取締役として、労働時間12時間という多忙な日々を送っているそうです。トレーニングは真夜中になってしまうため、真夜中のチャンピオンという異名を持ちます。睡眠時間は3時間しかないそうです。

鈴木雅

鈴木雅さんは、2010年から日本ボディビル選手権を9連覇を達成しています。日本ボディビル界のレジェンドと呼ばれる人物です。高校の野球部時代からウェイトトレーニングをしていましたが、ボディビルのデビュー戦は23歳の2004年でした。

2016年3月に行われたアーノルド・クラシック・アマチュア男子ボディビル80㎏級で、優勝しています。

フィル・ヒース

フィルヒースはミスターオリンピアで7連覇を果たしており、現役では世界で一番有名なボディビル選手といわれています。背中の筋肉が圧倒的といわれる一方で、腹筋が弱点といわれています。

元々は、バスケットボールの選手でバスケのトレーニングの一環として、ウェイトトレーニングを始めました。しかし、バスケよりも筋肉を大きくすることにハマり、ボディビルに転向したそうです。

ショーン・ローデン

ショーン・ローデンさんは、2018年のミスターオリンピアで優勝した選手です。筋肉が見事に左右対称なことで高い評価を受けており、特に腹筋は称賛されています。

幼いころからスポーツをしていましたが、小さかった体を大きくしようとトレーニングを始めました。これが、ボディビルをするきっかけになったのです。

アーノルド・シュワルツェネッガー

アーノルド・シュワルツェネッガーは映画俳優として有名ですが、ボディビルの選手としても世界一有名といわれています。圧倒的な強さを誇り、ミスターオリンピアでは7回の優勝を果たしています。

同じく伝説のボディビル選手であるセルジオ・オリバに負けた時以外は、プロとしては無敗を誇ります。その強さの秘密は、ボディビルで有名になって成功するという想いの強さといわれています。

ロニー・コールマン

ロニー・コールマンさんは、ミスターオリンピアで最多の8連覇を果たした人物です。元々は警察官でしたが、ジムのオーナーに素質を認められます。

最初は選手になるつもりはありませんでしたが、ジムのフリーパスをもらえたことがきっかけでボディビルの選手になりました。50代ですが、現在でも現役復帰を考えているような発言をすることでも話題です。

フィジーク選手になりたい方にオススメの筋トレ方法とは

フィジークは逆三角形の体系を作ることが大切なので、肩や胸、背中の筋肉を鍛えることが重要になります。動画も載せながら、フィジーク向きの筋トレについてご紹介します。

サイドレイズ

肩幅を広げるために、重要な筋肉が三角筋です。中でも中部繊維を鍛えることが重要になります。腕を横に上げる動作で使われる筋肉です。そのためのトレーニングがサイドレイズになります。

真っ直ぐな姿勢でダンベルを持って、肘を伸ばしたまま持ち上げていきます。肘を曲げずに、腕を横向きに広げるイメージで上げていくことが大切です。肩と水平の位置までダンベルを上げたら、ゆっくりと下げていきます。

この動作を繰り返すのが、サイドレイズです。

インクラインベンチプレス

逆三角形の体型を作るのには、大胸筋のうち上部の筋肉を鍛えることが重要です。意識しないと鍛えるのが難しい筋肉で、インクラインベンチプレスが効果的です。30°から45°に設定したベンチに仰向けになり、背中でアーチを作ることを意識します。

バーベルは鎖骨の近辺に下ろして、そこから持ち上げていきます。持ち上げる時は一息に上げて、下ろすときは時間をかけるようにしましょう。

ベントオーバーローイング

フィジークでは広い背中を作る必要があります。広背筋や僧帽筋を鍛えることで、これは実現できます。そのためのトレーニングにベントオーバーローイングが有効です。上体を20°から45°くらい傾けます。

そのままバーベルを握りますが、肘を少し曲げた状態にすることが大切です。腕を動かすのではなく、肩甲骨を動かします。バーベルは手のひらを下に向けて上から掴みます。バーベルを上げる時は、肩甲骨を内側に寄せることを意識します。

フィジークは今後広がりを見せる?

フィジークはまだまだ歴史の浅い競技ですが、既に世界大会も開催されています。若者受けがいいこともあり、今後人気が盛り上がっていくかもしれません。あなたもフィジークを始めてみませんか?

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