記録的な“大コケ”映画『トリガール！』原因は主演の土屋太鳳？！

作品が“大コケ”したことが大きな話題となりましたが、共演の間宮祥太朗さんとのテンポの良い“アドリブ合戦”や「かわいい」と評判になった土屋太鳳さんの“顔芸”、サイクルウェアなどの服装といったポジティブな話題もあるんです！ 今回はそんな“話題豊富”な映画『トリガール！』についてご紹介します。

映画『トリガール！』の原作は小説家・中村航さんの同名小説です。中村航さんの作品は過去にも映画化されていて、大倉忠義さん主演の『100回泣くこと』、相葉雅紀さん主演の『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』があります。

主人公・ゆきなと共にパイロットを務める坂場大志役には間宮祥太朗さん。ゆきなと“舌戦”を繰り広げながらもエースパイロットとしてゆきなを導いていきます。 また、映画の中では土屋太鳳さんと息の合ったダンスを披露しています。

主人公・ゆきながパイロットになるきっかけを作った田中圭役の高杉真宙さん。
「良い体してるね！」とゆきなをTBTへ勧誘します。

池田エライザさんは主人公・ゆきなの親友・島村和美を演じています。 圭の怪我でやる気のなくなったゆきなに「誰かが漕がなきゃ飛ばない」と言葉を掛けます。

主題歌は人気ガールズバンドの「ねごと」が担当。
1994年にリリースされたスピッツの名曲「空も飛べるはず」をカバーしています。

当初、大コケの原因と言われていたのは「土屋太鳳さんの映画が飽きられた」ということ。事実、土屋太鳳さんは2015年の映画『orange』以降、『青空エール』『PとJK』『兄に愛されすぎて困ってます』と同じような作品に続けて出演しています。

しかし、『トリガール！』以降に出演した土屋太鳳さんの映画作品を見ていくと「果たして土屋太鳳さんが原因なのか？」という疑問が浮かびます。

映画『トリガール！』の直後に公開した映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』では観客動員200万人を突破し、興行収入も27億円を超える大ヒットとなりました。

さらに、今年のゴールデンウィークに公開された映画『となりの怪物くん』では連休前から公開している作品には追いつけなかったものの、その週に公開された映画では最高位となる6位にランクインしています。

また、今年9月には芳根京子さんとW主演を務める映画『累-かさね-』が公開されますが、こちらの前評判も決して悪くはないようです。

どうやら「大コケの原因は土屋太鳳さん説」は“主演＝映画の看板”ということで風当たりが強くなっていたことも関係していそうです。

土屋太鳳さんと間宮祥太朗さんが繰り広げるテンポの良い掛け合いが高評価で、その合間に見せる“顔芸”も「おもしろい」と評判です。 さらに、高杉真宙さんや池田エライザさんの演技も役柄を見事に表現していると好評です。

しかし、一方で土屋太鳳さん以外は公開当時はあまり一般には知られていない俳優ばかりだったことも指摘されています。

土屋太鳳さんが『トリガール！』の次に出演した映画『8年越しの花嫁』では主演の佐藤健さんを中心に映画の宣伝に力を入れていたと言います。同作を監督した瀬々敬久さんも「映画の宣伝を通してキャスト陣の作品に込めた意志が伝わった」と語っています。

一方、『トリガール！』では土屋太鳳さんが鳥の着ぐるみを着て「東京ガールズコレクション」に登場するなどの宣伝を行いましたがあまり話題にはなりませんでした。

というのも、映画『トリガール！』で物語の中心として登場する「鳥人間コンテスト」は日本テレビ系列の放送局が主催している大会で放送も日本テレビが行っています。

そのため、他のテレビ局では『トリガール！』の宣伝は難しく知名度が上がらなかった為に動員が伸びず“大コケ”となってしまったのでは？と推察されます。

映画『トリガール！』では土屋太鳳さんが「（間宮祥太朗さんからの）アドリブが多かった」と告白していますが、間宮祥太朗さんによると土屋太鳳さんを「困らせて！」と監督から指示があったそうです。 また、アドリブでのやり取りでは思わず本音が漏れる場面も！？

映画『トリガール！』では、フライトに臨むシーンの撮影などは本物の「鳥人間コンテスト」で行われたそうです。

土屋太鳳さんが実際にフライトを行ったわけではないと思いますが、公式サイトでは機体を吊り下げて行われた撮影の様子を見ることが出来ます。

土屋太鳳さんは今年『累−かさね−』と『春待つ僕ら』という2本の映画が公開を控えています。また、大ヒットした映画『チア☆ダン』のその後を描く同タイトルのテレビドラマでも主演を務めます。

映画『累−かさね−』ではキスで顔が入れ替わるという設定のため2人の人物をどう演じ分けるか、女優・土屋太鳳さんの演技に注目です。