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    DAOKO×米津玄師のコンビで大ヒットを上げた映画主題歌「打上花火」

    2017年夏に公開されたアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」主題歌「打上花火」を担当したDAOKO×米津玄師。ダウンロードチャートなどで異例の上位ランク継続をも果たした「打上花火」の魅力やDAOKO、米津玄師についてまとめていきます。

    映画「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」の主題歌

    メイン主題歌をDAOKO×米津玄師が歌う「打上花火」の作品は、2017年8月18日に公開されたアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」です。

    映画の原作は岩井俊二監督の同名作「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
    1995年8月12日に公開されており、元はなんと世にも奇妙な物語の後継番組『If もしも』のオムニバスドラマの一つです。
    当時、美少女として有名だった「奥菜恵」が出演していたり、ロケ地の旭市飯岡町や、銚子をメインに使っていたり、この映画の影響を受けて山崎貴監督が映画「ジュブナイル」のロケ地をそのまま飯岡町を使ったというくらいに影響を与えた名作です。

    アニメ映画でもロケ地のイメージは飯岡町と銚子を使い、銚子電鉄の今では走らないデハ801なども映画上で登場しています。

    アニメ映画では、広瀬すずや菅田将暉など有名俳優陣が声優を担当し、製作は、「化物語」などで有名な個性的な映像演出が有名な「シャフト」が担当されました。

    主題歌「打上花火」を担当するのはDAOKO×米津玄師

    映画製作にあたり、米津玄師に主題歌担当が任せられ、今回DAOKOとコラボする形で「打上花火」が作られました。
    DAOKOの済んだ歌声に米津玄師の独特な歌声のハモリなど、更に映画になぞらえた歌詞が涙が出るほど美しい曲に仕上がっています。

    PVはDAOKOのみの通常pv(ショート版)と映画版映像版pv(フル版)を観る事が出来ます。
    映像美を確かめたい方には映画版PVをおすすめします。

    打上花火を歌うDAOKOとは?

    「打上花火」を担当したDAOKO(だをこ)はヒップホップ、歌手として活動をされています。名前の旧表記はdaoko。
    中学3年生の時にニコニコ動画のニコラップにて動画を投稿し始めたのがきっかけで、ニコ動内で出会ったJinmenusagi(人面兎)の呼びかけで客演参加した楽曲での振る舞いがネット発のインディーレーベル「LOW HIGH WHO? PRODUCTION」の主宰者に気に入られ高校入学と同時に同レーベルと契約をしました。
    数々のレーベルの争奪戦の結果、高校卒業後に「トイズファクトリー」に所属、それまでは顔を隠しての活動をしていましたが、以降は顔を公表されています。

    「打上花火」などと同様にDAOKO×米津玄師みたいな感じに以降の新曲「ステップアップLOVE」などでも岡村靖幸とコラボレーションという形でシングルを出していますね。

    「打上花火」の他にDAOKOが歌う注入歌「Forever Friends」

    「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」では、DAOKOは「打上花火」以外にも注入歌として「Foresver Friend」を歌のカバーもされています。
    「Foresver Friend」は原作映画の方でも使用された名曲です。
    DAOKOのカバー曲として、「打上花火」とはまた違う澄んだ歌声が美しい形に仕上がっています。

    打上花火を歌う米津玄師とは?

    「打上花火」を担当した米津玄師(よねづ けんし)はソニー・ミュージックレコーズに所属するュージシャン、シンガーソングライター、イラストレーター、ビデオグラファーです。
    2013年5月29日、ユニバーサルシグマから1stシングル『サンタマリア』を発売し、メジャーソロデビューをし、以降、現在までアニメのタイアップ曲やドラマの主題歌などを数多く担当しいます。

    実は、米津玄師はボーカロイドのハチPでもある

    米津玄師はそもそも、デビュー以前はニコニコ動画にて初音ミクなどのボーカロイドを使用した音楽制作などを行っていました。
    むしろ、米津玄師ファンは「ハチ」名義時代のファンが最も多いのかもしれませんね。

    米津玄師はイラストなど歌以外の範囲もこなしていたので、米津玄師自身が制作した曲などのサムネに米津玄師自信のイラストを使ったりもしていました。

    因みに米津玄師としてデビュー以降初音ミクを使った作品はあまり発表されていませんでしたが、初音ミク「マジカルミライ 2017」テーマソングとして「砂の惑星」が公表されたとたんニコニコ動画などで短期間でミリオンを超えました。

    なお、11月1日に発売されたアルバム「BOOTLEG」には米津玄師版「砂の惑星」にDAOKO版とは違う米津玄師版の「打上花火」が収録されています。

    初音ミク版「砂の惑星」

    米津玄師版「砂の惑星」

    DAOKO×米津玄師シングルとして異例の上位ランキング

    DAOKO×米津玄師の「打上花火」は発売から8月時点での月間ランキングにおいてmp3などの配信系サイトにて14冠の快挙を達成しました。

    映画版のアニメ映像で飾られたmvもYouTubeやニコニコ動画などでも公開時点で再生数が3000以上も上がり、動画ランキングにも上がる勢いでした。

    そして、レコチョク2017年年間シングルチャートにはDAOKO×米津玄師の「打上花火」が堂々の7位にランクインしました。 

    DAOKO×米津玄師「打上花火」、各8月中ランキング結果
    ・レコチョク シングルランキング月間 1位(2017年8月)
    ・mora 総合(Monthly)シングル 1位(2017年8月)
    ・music.jp シングル月間ランキング 1位(2017年8月)
    ・ドワンゴジェイピー シングル月間ランキング 1位(2017年8月)
    ・オリコンミュージックストア 総合シングルダウンロードランキング 1位(2017年8月)
    ・mysound シングル 月間 マンスリー 人気ランキング 1位(2017年8月)
    ・LINE MUSIC 月間ランキング(2017年8月)
    ・dミュージック 月間シングルランキング 1位(2017年8月)
    その他のランキング
    ・iTunes 週間ソングランキング 4週連続1位
    ・Google Play Music ベストセラー曲 1位
    ・AWA TOP 100 TRACKS on AWA 1位
    ・Spotify Japan Top 50 1位
    ・ビルボードジャパンチャート Hot 100 1位(8/28付)
    ・Shazam Japan 総合週間 TOP 20(2017年8月28日 ー 2017年9月3日)1位
    など。

    まとめ

    以上、「打上花火」を歌うDAOKO×米津玄師についてのまとめでした。

    「打上花火」は映画以上に印象的な曲でした。
    映画は「君の名は」ほど大きく有名に、とはいきませんでしたがそれでも、DAOKOと米津玄師が歌う「打上花火」は1年に渡りじわじわと配信系ランキングで落ちないほど印象的な曲でした。
    今でも聴いていると涙が出そうなほどとても切ない…。そんな曲なのです。

    2018年には「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」のBlu-ray、DVDが発売予定ですので、曲と一緒に合わせて見ては如何でしょうか?

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