樹木希林主演作。映画あんのあんって名前?感想とネタバレ。

気が付くと名作の中に笑顔を覗かせている。女優の樹木希林。凛としていて痛快な人柄の彼女の主演作の映画あん。映画のあらすじ、感想、樹木希林インタビュー動画あり。映画あんは彼女にとってどんな作品なのかなど。感想とネタバレを織り交ぜてお伝えしたいと思います。

映画あんの主役、樹木希林プロフィール

樹木 希林

1943年1月15日生まれ
戸籍名 内田 啓子
旧姓 中谷
旧芸名 悠木 千帆

数々の作品に出演し、賞も受賞している日本を誇る国民的な女優さん。

映画あんのシンプルあらすじ

縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。そのお店の常連である中学生のワカナ(内田伽羅)。ある日、その店の求人募集の貼り紙をみて、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れ、どらやきの粒あん作りを任せることに。徳江の作った粒あんはあまりに美味しく、みるみるうちに店は繁盛。しかし心ない噂が、彼らの運命を大きく変えていく…

出典:http://an-movie.com

この映画にかかせないもう1人の主役?永瀬正敏の感想

1966年7月15日生まれ
宮崎県 宮崎市 出身

17歳の時、相米慎二監督「ションベン・ライダー」でデビュー。
ジム・ジャームッシュ監督「ミステリー・トレイン」で注目されました。
「息子」で、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、新人俳優賞受賞。
日本人俳優として初めて出演作が3年連続でカンヌ出品。

あくまで筆者の感想ですが、彼を初めて見たのはテレビドラマのとにかくカッコつけた役柄?の印象しかありませんでした。

この映画あんではムッとしながら嫌々仕事をしている、けれどその裏に悲しみや後悔いっぱいの人生を背負っている感じが伝わってきました。

なぜかというと、ケンカで相手に後遺症があるケガを負わせ、服役。そして服役中に母親がなくなり、死に目に会えなかったのです。

この映画あんは全体的にセリフは少なめですが、色んな意味で一言ひとことがとても胸に刺さります。

そのセリフをキャスト全員、そして長瀬さんもガッチリと伝えてくれてると感じました。素晴らしい俳優さんですね。

もう本当に筆者の感想よりも、ハンカチを持って映画を見てもらいたいくらいです。

樹木希林のお孫さんの演技の感想

内田伽羅

1999年9月16日東京都生まれ。

国内のインターナショナルスクールを経て、12 歳で渡英。
2010 年、『FURUSATO -宇宙からみた世界遺産-』でスクリーンデビュー。

その後、2011 年に出演した『奇跡』で高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞。
学生生活の傍ら、映像や写真集などの被写体として注目を集めている。

祖母・樹木希林の薦めにより本作のオーディションを受けた。

出典:http://an-movie.com

どら焼き屋を心のより所のする、ワカナという名の素朴で落ち着いた学生の役。徳江に心を開き、どら春に度々訪れます。

ラストあたりでは、どら春を辞めてしまった徳江に会いに千太郎と向かいます。ここで徳江の過去に何があったか明らかにされます。ワカナもとても重要な役どころです。

筆者の感想としては、内田伽羅さんは正統派で、どっしりとした風格さえ感じられました。声は低めなので説得力があります。きっと、この先もワカナのようにはまり役が出てきそうです。

映画あんのネタバレ織り交ぜ感想

ここでは映画あんの筆者の感想とのネタバレを織り交ぜながらお伝えしたいと思います。感想はあくまで筆者の主観です。

「映画あん」のあんは「あんこ」のあん。あんを通して、ハンセン病への差別を超え、人生、人との関わりや繋がりを映像化した作品です。原作も存在しています。

元ハンセン病患者で国から隔離され、強制的に堕胎させられ、差別にあっていた樹木希林演じる徳江。借金のために、嫌々どら焼き屋で働く元受刑者に、永瀬正敏演じる後悔の念にさいなまれて生きる千太郎。2人の交流と心を交わし合いながら、周囲とのかかわり合いで話は進みます。

徳江には自然の声が聞こえます。きっとこれは辛い思いをしてきても、ひたむきに生きてきた心の澄んだ彼女の声なのでは?

徳江は千太郎の心の痛みの声も聞こえたかのよう。どら春で「あん」だけをひたむきに作るようになります。

そして口コミが人を呼び、お店には行列が並びます。徳江がつくるあんは、徳江があんの声を聞きながらできあがります。あんの声を聞いている徳江のシーンは、とてもほっこりするシーンです。

浅田美代子さん演じるどら焼き屋のオーナーの悪ぶりはとてもムカムカしました。ってことはとても素晴らしい演技だと思いましたよ。

徳江のおかげでどら春は大繁盛したのに、オーナーは徳江が元ハンセン病患者と知ると、即解雇。そしてすぐさま、自分の手を消毒しました。この姿が、日本に昔からあった偏見と差別。

ワカナ役の内田伽羅さんは樹木希林のお孫さんです。七光りではないと確信できる演技でした。どら焼き屋さんが彼女の唯一の居心地のよい居場所。という中学生が本当にぴったりでした。

映画あんは、ごくごく当たり前の出来事がごくごく普通に描かれています。景色もとても素敵。その当たり前という生活が、徳江にはとても愛しいのですね。なぜなら、今までもどら春でも差別されてきたのですから。

話しはゆっくり、しっとりと進みます。自由を奪われ生きてきた徳江を演じる樹木希林さんの演技の素晴らしさを痛感。

どら春を解雇されても、徳江はそれを受け入れます。そして、肺炎にかかってしまいます。そして・・・徳江は誰にも差別されない、閉じ込められて生きていかないですむようになりました。やっと自由になり、天国へ羽ばたいて行きます。

そしてラスト。千太郎が「どら焼き。いかがっすか~!」と叫ぶシーン。徳江の心は千太郎に届き、どんなことでも前向きにトライし、コツコツひたむきに行きていれば、それだけで幸せということを、千太郎も理解したのかもしれません。

映画あんという名の「希望」は、同時にそのメッセージは私達に捧げられているのではないでしょうか?

私の映画あんの感想とネタバレはここまでです。

『おまけ』海外に向けて《映画あん》は「an」という題名で上映されたそうです。「あん」も「an」も可愛らしいですね!

樹木希林インタビュー動画~映画あんを演じた感想~

まとめ!映画あんの感想

映画あんを通しての感想。樹木希林さんのことを以前よりも深く分かってから、その前とでは彼女に対する見方も変わり、もっと好きになりました。

今に至るまで沢山の役柄をこなしてきておられます。映画あんの元ハンセン病患者の役も、過去のどの役柄も樹木希林だからこそのものばかり。それは樹木希林の演技力の高さと俳優業や人生の経験から来るものだと思えました。

筆者のような若輩者が樹木希林さんの感想だなんておこがましいのですが、ファンなのでお許しください。

この先もどんな役になっても個性と芯の強さと優しさを感じさせてもらえるでしょう。今のお年になってからの彼女の笑顔にもオーラを感じます。

この先も、樹木希林は樹木希林を生き抜いて行ってくれることでしょう。

この映画あんを見てよかった!とつくづく感じました!筆者の主観的な感想ばかりでしたが、上手く伝わったでしょうか?

映画あんの感想とネタバレはこれで終わりますが、感想を書いていても「また見たい。」「誰かに伝えたい。」「みんなに見てもらいたい。」と思いました。

映画あんまだご覧になってないようでしたら、ぜひご覧になってくださいね。きっと空が透き通って見えてきますよ。俳優のみなさんの自然な演技も魅力的です!

読者さんがこの映画あんをご覧になった感想をどこかで共有してみたいものです。

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