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話題作ばかりだった2016年の映画。おすすめ邦画作品7作はこれだ!

2016年に公開された映画は、大ヒット作や記録に残る名作が数多く公開された年でした。今回は2016年に公開された映画の中で、邦画に絞っておすすめ作品を紹介します。邦画史の記録を塗り替えたあの話題作や、人気シリーズまで豪華ラインナップですよ!

2016年恋愛・ホラーなどおすすめ邦画映画を振り返る

2016年は、邦画映画が豊作の年と言われています。

若手俳優が集結した映画や、漫画原作の映画、そして邦画史の記録を打ち破った映画など、今見ても凄いとうなる作品ばかりです。

今回は、2016年に公開された映画の中から、邦画に絞っておすすめ7作品をご紹介します。

2016年邦画映画 若者の葛藤がリアル【何者】

2016年10月公開、映画『何者』

原作は、小説家・朝井リョウさんの同名小説です。同小説は、第148回直木三十五賞を受賞しています。
朝井さんは『桐島、部活やめるってよ』でデビューしており、同名の映画が大ヒットしました。


映画『何者』は、大学生5人が就活を目的に集い、次第にそれぞれの思いが交錯していく作品です。
出演者は、佐藤健さんや有村架純さん、二階堂ふみさん、菅田将暉さん、岡田将生さんなど、若手俳優が集結したことでも話題となりました。

今後、邦画作品を賑わすであろう俳優陣の活躍にも、期待が持てる作品です。

2016年邦画映画 SFホラー漫画の映画化【アイアムアヒーロー】

2016年4月に公開、映画『アイアムアヒーロー』

原作は、漫画家・花沢健吾さんの同名SFホラー漫画です。
同漫画は、2011年マンガ大賞・第3位、小学館漫画賞・一般向け部門を受賞しています。


映画『アイアムアヒーロー』は、漫画家アシスタントの主人公が、感染型ウイルス『ZQN(ゾキュン)』に立ち向かうストーリーです。
主人公には大泉洋さん、そして有村架純さんや、長澤まさみさんなどが出演しています。

同映画は、第48回シッチェス・カタロニア国際映画祭・コンペティション部門・観客賞、最優秀特殊効果賞や、SXSW 2016・ミッドナイターズ部門・観客賞を受賞しています。

2016年さまざまな邦画が公開されましたが、ホラー映画ではダントツの面白さがあり、また大泉洋さんの演技にも注目の作品です。

2016年邦画映画 かるたに青春をかける【ちはやふる】

2016年3月、同年4月に公開の2部作、映画『ちはやふる 上の句・下の句』

原作は、漫画家・末次由紀さんの同名少女漫画です。
競技かるたを題材に、主人公が競技かるたクイーンを目指すストーリーです。

同漫画のタイトルは、小倉百人一首の撰歌「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは(意味:さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえも、こんなことは聞いたことがない。龍田川が(一面に紅葉が浮いて)真っ赤な紅色に、水をしぼり染めにしているとは)」に由来しています。


映画『ちはやふる 上の句・下の句』には、広瀬すずさんや野村周平さん、真剣佑さんなど若手俳優が出演しています。

この映画を見て、競技かるたを始めた人も多く、競技人口を広めることにも、一躍買っている邦画作品です。


同映画は、第40回日本アカデミー賞・優秀主演女優賞(広瀬すずさんが受賞)、新人俳優賞(真剣佑さんが受賞)も獲得しています。

2018年続編が公開予定

2016年公開の『ちはやふる 上の句・下の句』の続編であり、完結編『ちはやふる 結び』が2018年公開予定です。
映画主題歌は、2016年に引き続きPerfumeが担当します。

早くも、続編が待ち遠しいです。

2016年邦画映画 徐々に話題となった注目作【この世界の片隅に】

2016年11月公開、映画『この世界の片隅に』

原作は、こうの史代さんの同名漫画です。
広島県・呉に18歳で嫁いだ主人公・すずが、戦時下の厳しい中、工夫を凝らして明るく生活する姿を描いています。


映画公開当初は、戦争映画ということで観客動員数が伸び悩みましたが、口コミで注目が集まり、最終的には390館を超える映画館で上映されました。

また、制作資金をクラウドファンディング(インターネットを経由して、一般の人から資金を調達する方法)で調達した邦画としても、知られています。

同映画は、第40回日本アカデミー賞・最優秀アニメーション作品賞など数々の映画賞を受賞しました。


暗いいイメージの多かった戦争映画ですが、同映画の公開によって、若者も戦争に向き合うきっかけとなった、邦画史に新たな1ページを刻んだ作品です。

2016年邦画映画 豪華俳優陣出演で話題【怒り】

2016年9月公開、映画『怒り』

原作は、小説家・吉田修一さんの同名小説です。
若い夫婦が惨殺され、犯人が逃走してから1年後。犯人の新たなモンタージュ写真が公開されたことで、親しかった人間界に亀裂が生じていくストーリーです。


映画『怒り』には、渡辺謙さんや宮﨑あおいさん、妻夫木聡さんなどが出演しています。
宮﨑さんは、同映画の役作りのため、体重増加やほぼスッピンメイクで挑んでいます。

同映画は、第40回日本アカデミー賞・優秀作品賞や優秀主演女優賞(宮﨑あおいさんが受賞)、最優秀助演男優賞(妻夫木聡さんが受賞)など、数々の賞を総なめにしました。

2016年邦画映画 最も注目された【君の名は。】

2016年8月公開、アニメ映画『君の名は。』

原作はなく、メガホンを取った新海誠監督のオリジナルストーリーです。
公開後、瞬く間に話題作となり、超ロングランヒットした作品です。

また、作品の舞台となった岐阜県や長野県、秋田県、そして東京都内へ足を運ぶ人『聖地巡礼』が続出しました。
さらに、同映画の音楽をロックバンドRADWIMPSが担当したことも影響し、サウンドトラックは、異例の売れ上げを達成しました。

邦画史の記録を塗り替えると言われ、2016年興行収入ランキングでは、堂々の1位を獲得しました。

2016年邦画映画の期待値No.1作品【シン・ゴジラ】

2016年7月公開、映画『シン・ゴジラ』

東宝製作のゴジラシリーズ第29作目であり、12年ぶりの新作とあって、公開前より注目された映画です。
脚本は、総監督も務めた庵野秀明さんで、庵野さんのこだわりが随所に感じられる作品です。


主演の長谷川博己さんは、庵野監督の代表作『新世紀エヴァンゲリオン』の大ファンで、至る所にエヴァに通じる部分を感じたと、後のインタビューで語っています。

同映画は、第40回日本アカデミー賞・最優秀作品賞や最優秀監督賞、最優秀主演男優賞(長谷川博己さんが受賞)など、主な賞を受賞しています。

邦画史に残る作品が、数多く公開された2016年

2016年に公開された、話題の邦画作品をご紹介してきました。

今までのイメージを払拭した『この世界の片隅に』や、邦画史を塗り替えた『君の名は。』そして、今なお根強い人気シリーズ『シン・ゴジラ』など、2016年の邦画作品は、記録にも記憶にも残る名作ばかりでした。

今後、どんな邦画が公開されるのか、期待が膨らみます。

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