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「模倣犯」映画バージョン!ネタバレ注意!中居正広は当たり役?

「模倣犯」が映画化に!主演は中居正広さん。天才で冷酷な役ですが、それがハマっていると話題になりました。ここではネタバレしていますので、知りたくない人はストップして下さい。映画「模倣犯」が原作と大きく違っているのが、その衝撃のラスト!これもネタバレですね!

映画「模倣犯」が公開された

映画「模倣犯」が公開されたのは、今年のゴールデンウィークでした。
映画「模倣犯」は、宮部みゆきさんの超大作「模倣犯」が原作。
中居正広さん主演で映画化されました。
宮部みゆきさんの「模倣犯」はこれまでも何度か映像化されてきましたが、今回の映画「模倣犯」はどんな仕上がりになっているのでしょうか?
映画は見てない。
DVDで見る気もない。
原作なんて読まない。
といった方々に、楽して内容を少しだけ公開していきます。
映画「模倣犯」のネタバレの始まりです。

映画「模倣犯」キャスト

網川浩一(ピース)/中居正広
秀才で学生時代は常にトップの成績。
運動神経も抜群、好青年で、クラスの人気者だった。
狡猾で計算高いが、自分を非難されたり、自分の誤った点を指摘されると、態度が豹変する。
この一連の事件でも、テレビ番組に出演し、カリスマ的人気を集めていく。

栗橋浩美(ヒロミ)/津田寛治
自尊心が高く、自分より下等と見なした相手には、容赦なく陰湿ないじめをしたり、パシリにする。
ピースに対してはこびへつらっている。

高井和明(カズ)/藤井隆
蕎麦屋「長寿庵」の跡取り息子。
ピースとヒロミとは同級生で、少年時代からいじめられていた。
視覚機能の障害者。

有馬義男/山崎努
豆腐屋を経営。
古川鞠子の祖父。
鞠子の失踪後、精神を病んだ娘・真智子の面倒を見ている。
犯人の挑発に対しても、冷静に対処する。

古川鞠子/伊東美咲
有馬義男の孫娘。
謎の失踪を遂げ、連続女性誘拐殺人事件の被害者に。

前畑滋子/木村佳乃
ルポライター。
事件の第一発見者である塚田真一に取材し、事件の全貌に迫る。

映画「模倣犯」ネタバレあらすじ➀

映画「模倣犯」のネタバレを、起承転結で説明していきたいと思います。
これから、DVDで「模倣犯」を見る方。
原作を読む方は、ネタバレなのでここでおやめください。

起承転結「起」
有馬義男は静かな商店街で、小さな豆腐屋を営んでいる。
平凡ながら、娘と孫娘が側にいることで満足した日々を送っている。
ある日、孫娘の鞠子が連絡もなく帰宅しなかった。
数日たっても鞠子は帰ってこない。
有馬は警察で行方不明願いを提出。
警察の捜査が始まるが、鞠子に関して有力な情報は出てこなかった。
そんなまま数ヵ月が経過。
すると、大川公園という公園に、身元不明の女性の腕と、ショルダーバッグが発見された。
犯人とみられる男は、テレビの生放送中に突如電話をかけ、ショルダーバッグは古川鞠子のものであると言い切った。
警察内では会議が行われていたが、そこに、ビデオが送られてくる。
その映像には手錠をかけられ、監禁されている女性が映されていた。

映画「模倣犯」ネタバレあらすじ➁

それでは映画「模倣犯」の起承転結の「承」をお送りします。
これから、映画「模倣犯」はどんな展開を迎えるのでしょうか?
ここまでのネタバレ程度では、まだまだ「模倣犯」の入口に過ぎません。
ネタバレ覚悟で読み進めて下さい。

起承転結「承」
鞠子の無事を案じる有馬に、一件の匿名電話がかかってくる。
指定したホテルへ行けば、鞠子のことが分かる、と言うのだ。
藁にもすがる思いで、有馬は保ホテルへ向かう。
しかし、ホテルでは何も起こらなかった。
有馬が帰宅すると、自宅のポストに鞠子の腕時計が入っていた。
匿名電話は犯人からだったのだ。
有馬は警察に相談。
警察は逆探知を仕掛けるが、その行為が犯人の気に障る。
英語で「余計なことするな」と言ってくるばかりか、再び、生放送中の番組に電話をかけ、「指定された場所に行けば鞠子の死体が見つかる」と、英語でメッセージを伝える。
そして、連絡通り、鞠子の死体が発見される。

映画「模倣犯」ネタバレあらすじ③

映画「模倣犯」もいよいよ佳境に入ります。
ここまでネタバレしたら、続きが気になりますよね?
ネタバレしてもいいから読みたい!
そんな人はここからどうぞ。

起承転結「転」
ここからは犯人側の視点に変わる。
この一連の犯行は、ピースという男と、その友人である栗橋という人間によって行われていた。
ピースは天才的な頭脳を持ちながら、冷酷な人間だった。
彼は殺害計画を練り、いかに完璧に殺人を遂行し、最終的には栗橋浩美と高井和明に、罪をかぶせることまで、全て計算していた。
そして、ピースの思惑通り、警察はこの2人を、一連の犯行の犯人として起訴する。
ピースは高井の妹、高井由美子に近付く。
由美子は兄は絶対に冤罪だと固く信じていた。
しかし、犯人の妹という立場で、マスコミに追われ、由美子は疲弊していく。
そんな由美子が弱った時に付け入ろうと、ピースは企んでいた。

映画「模倣犯」ネタバレあらすじ「ラスト」

いよいよ映画「模倣犯」のネタバレラストです。
この「模倣犯」というタイトルはどうしてつけられたのかが、分かるネタバレになっていますが、ご自身でも考えてみて下さい。
映画では伝わったのか、肝心なこのタイトルのネタバレをご覧ください。
ここまでネタバレしたなら、もう最後まで読んでしまいましょう。

起承転結「結」
ピースは由美子の味方であるアピールをするためにも、テレビ取材を受けて、高井和明は無実、栗橋浩美こそが真犯人、と供述します。
一躍ピースは正義の人として脚光を浴びます。
そのインタビューに違和感を感じた人物がいた。
ルポライターの前畑滋子だ。
彼女は、過去に夫をピースに殺されていた。
滋子は自分なりに調査を進め、テレビ番組でこの事件についての討論会をする機会を得る。
そこで、滋子は「この事件は模倣犯である!」と敢えて、ピースのプライドを傷つける言葉を発する。
更に、有馬からの電話が繋がり、「犯人は哀れ」と告げる。
完全にプライドをへし折られたピースは逆上し、自ら自爆してしまう。

映画「模倣犯」の感想

結局、最後までお読みくださった方は、完全に映画「模倣犯」のネタバレでしたね。
ネタバレしても是非、DVDでも、原作本で見ていただきたいです。
ここまでネタバレしてから言うのも何ですが、この「模倣犯」上下巻の分厚い本なんです。
そんな分厚い本を、たった2時間そこらの映画にまとめるのは、難しかったと思います。
ネタバレついでに言ってしまうと、この物語には、たくさんの登場人物が出てきます。
その一人一人にドラマが用意されているんです。
ですから、どの人の立場に立って見るかも、大事なポイントです。
ネタバレのオンパレードでしたが、感じ方はそれぞれ違いますから、ネタバレもいい意味で新鮮ですよね。
ただ、映画は酷評のようでした。
残念・・・。

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