ジェイソンの怖さは、あの顔を見せないという心理的恐怖感だ！

ジェイソンといえば、1980年のアメリカで公開されたホラー映画の大ヒット作です。日本でも公開され、大ヒットとなりました。シリーズとしては、2001年に公開された「ジェイソンX13日の金曜日」が最後になります。

なんといってもジェイソンのあの顔につけた仮面は未だに真似してかぶる人もいますね。仮面の下の顔がわからないことが、更に恐怖を倍増させています。有名といえど、若い世代はよく知らないかもしれませんね。

ここで知らない人のために、「13日の金曜日」ストーリーをご紹介しましょう。1957年のクリスタルレイクでキャンプに参加をしていたジェイソン11歳は、先天的な病により顔が奇形でした。

それに対してキャンプに参加していた少年少女がジェイソンを虐めます。挙句の果て、ジェイソンの顔に布袋を被せて湖に突き落としたのです。ジェイソンはそのまま溺れて消息不明になってしまいます。これが発端となり後の残虐な事件が起こっていくのです。

ジェイソンは、初めの事件では、あのホッケーのマスクは被っていませんでした。被っていたのは殺されたときに被せられた布袋だったのです。ジェイソンのトレードマークのホッケーマスクは3作目から登場するのです。

ジェイソンが顔を隠す理由は顔の奇形に対するコンプレックスからです。それが更に怖さを倍増させています。ホッケーのマスク自体、怖いものではないはずなのに、ジェイソンの人気があればあるほど、ホッケーマスク＝ジェイソンになっていったのです。

このホッケーマスクは、3作目の被害者シェリーが友達を脅かすために被っていたもので、それをジェイソンが奪った形で布袋からホッケーマスクで顔を隠すようになります。しかし、このホッケーマスク、作品のたびに被害者から奪っているもので、ずっと同じホッケーマスクを被っているわけではありません。

その都度、被害者が何故ホッケーマスクを持っているのかはあまり詮索しないようにしましょう。あくまでジェイソンは架空の人物ですからね。

「13日の金曜日」をゲーム化した「13日の金曜日：ザ・ゲーム」のジェイソンの画像がブサイクだという評判です。「普通の禿げたおっさんみたい」なんて言われています。怖さ半減ですね。

オンラインゲームで、2017年5月にこのゲームはリリースされています。ただし、海外版のみです。ジェイソンの殺し方が、結構残虐なので、日本でのリリースは未定です。キャラクターは基本選べるようになっています。選んだキャラクターにより、様々な能力が違っています。

容姿、足の速さ、持久力、気づかれにくさ、がそれぞれ違っていますので、選んだキャラクターで難しさの度合いが変わります。ジェイソンだけはランダムに決まるので選ぶことは出来ません。

使えるアイテムがあるのですが、やるたびにアイテムの位置が変わるため毎回探すのには、苦労しそうです。

実はジェイソンの素顔はちらりちらりと作品の中に出てきます。しかし、何故かシリーズが変わるたび化け物化していきます。ジェイソンって最初は人間だったはずなんですがね。そのジェイソンの顔の変わり方を説明しましょう。

・1作目
ヒロインの夢の中に少年時代のジェイソンが登場します。まだ、人間です。

・2作目
奇形と言ってもちゃんと人間の顔です。エンディングに出てきます。髪がロン毛なのがびっくりです。

・3作目
髪がなくなり、スキンヘッドのジェイソンです。顔が血だらけで頭、割られてます。まだ、人間のように見えます。

・4作目
完全にゾンビです。人間の顔してません。前作からの続きのようです。頭、割られてます。

・5作目
犯人の顔を見たら、ジェイソンではありませんでした。犯人は、息子を殺された救急隊のおじさんでした。ジェイソンの素顔は出てきません。

・6作目
前作で死んだジェイソンが、落雷によりゾンビとして復活します。人間じゃなくなってしまいましたね。

・7作目
ミイラのような風貌です。もう完全に化け物です。

・8作目
廃毒液を掛けられたジェイソン。断末魔の叫びをあげています。ミイラ化したおじいさんにしか見えません。

・番外編
ジェイソンが、人から人へと魂に乗り移ります。完全に悪霊です。そして現した素顔は単なる化け物でしかありません。

・10作目
400年後の未来が舞台です。しかも宇宙ですジェイソンは宇宙人になったのでしょうか。エイリアンのような粘液まみれのおっさん顔です。

これが、ジェイソンの顔の変遷です。確かに人間だったジェイソンは、化け物になり、幽霊になり、最後は宇宙人になったようです。顔がです。面白いので見比べてみるとよいですよ。