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    日本のロボットアニメが危機!?ロボットアニメの歴史を辿ります。

    子供の頃に、ロボットアニメに夢中になった人も多いかと思います。しかし、今は、このロボットアニメの需要が減って、日本のロボットアニメの危機的状態ともいえます。日本のロボットアニメの歴史を辿りながら、世界のロボットアニメにも目を向けてみます。

    日本のロボットアニメの歴史 - 1970年頃から

    MAZINGER Z ( 1972 )

    日本のロボットアニメは、1970年代ころから作られています。

    まず、忘れてはならないのが、「マジンガーZ」!
    この頃から、何とか「z」が使われていたのですねー。

    この昔の荒い画質、単調な歌、懐かし過ぎます。

    鋼鉄ジーグ[opening】鋼鉄ジーグのうた & 鋼鉄ジーグ[ending] ひろしのテーマ 映像編集

    1975年に放送されていた「鋼鉄ジーグ」を知っている人はいますか?

    サイボーグ化した主人公に、磁石の力で手足が合体して巨大ロボットになり、悪と戦うというお話です。
    ヒロイン役の目がキラキラした女の子も登場しますし、2枚目役のドンくさいキャラクターも登場しますし、配役は昔も今も変わらないですね。

    機動戦士ガンダム (1979)

    1979年の「機動戦士ガンダム」を知らない人はいませんよね。

    その美しいロボット姿に、子供の心は奪われました。
    リアリティのあるロボットの造りや、戦闘シーンで、「リアルロボット系」と称されるそうです。

    話の内容も、政治・軍事・組織論などが絡んでいて、難しいのですが、それが余計に子供の興味をそそったのでしょうね。
    何にしても、宇宙という未知の世界で繰り広げられる戦いは、夢を広げると言うか、壮大でした。

    その後も映画が作られたり、今でも根強いファンがおり、愛されているロボットアニメの一つですね。

    1970年から1980年あたりが、ロボットアニメの全盛期でした。
    この時代は子供の数も多く、ロボットアニメの需要も高かったのです。
    放送時間も、夕方の7時から9時と、一番良い時間帯に放送されていました。

    しかし、ロボットアニメは飽和状態になり、その後、違う思考のロボットアニメが登場しました。

    ロボットアニメの変化

    ドラえもん 1973年

    1979年からの「ドラえもん」です。
    戦闘物ではなく、日常の中に存在する優しいロボットが「ドラえもん」でした。

    しかしこのドラえもん、実は、1973年に既にテレビ放送されていたのです。
    制作会社で問題が生じ、封印されていたのですが、1979年になって放送が始まり、ここからは現在に至るまでテレビでドラえもんを見る事が出来ますね。

    ドクタースランプ アラレちゃん

    「ドクタースランプアラレちゃん」も、強烈なキャラクターでしたね。
    ロボットが人間と共存する中で巻き起こる事件を、面白おかしくストーリーにしていました。

    しかしこの辺りから、ロボットアニメが、子供だけのアニメでなく、大人のアニメにも広がり、その割合が増えていきました。
    話の内容が子供向けではなく大人向けで、放送時間も深夜が増えました。

    エヴァンゲリオン

    1995年の「エヴァンゲリオン」がその一つです。

    大人が喜びそうな登場人物の衣装やスタイルですし、斬新なストーリーに賛否両論が沸き起こりました。
    世界中にファンもいますし、大きな影響を与えたロボットアニメの一つです。
    舞台となったのが2015年の世界でしたので、今では過去になってしまいましたね。

    その後も、子供の数の減少、ゲームなど他の玩具へ子供の興味が移って行ったこと、ストーリーのマンネリ化などから、日本の子供向けロボットアニメが危機に陥っています。

    お隣韓国もロボットアニメ好き!

    ロボカーポリ

    お隣韓国では、小さな子供向けのロボットアニメが今も作られています。

    2013年の「ロボカーポリ」もその一つで、日本でもテレビ放送されましたね。

    スーパーウィングス

    2014年の「スーパーウィングス」も、韓国のロボットアニメ。

    子供に安心して見せられるロボットアニメを見つけると、何だかホッとします。
    日本の最近のロボットアニメは、戦いシーンの印象が強すぎて、あまり子供に見せられないのですよね。

    Tayo the Little Bus

    ロボットアニメではないのですが、子供に見せやすいアニメとして、2010年の韓国の「Tayo the Little Bus」も上げておきます。

    街を走るバスたちのお話は、ほのぼのする日常ストーリーで、車好きの子供を楽しませてくれます。
    こうしてみると、韓国には、子供に見せたいアニメがまだまだある気がします。

    アメリカでも英語に吹き替え放送されていたのですが、日本ではまだ放送されていないのですね。

    トランスフォーマーは世界中で人気

    トランスフォーマーのバンブルビー

    世界中で知られているロボットアニメといえば、「トランスフォーマー」ですね。

    実写版の映画から、テレビアニメまで幅広い年齢層を対象に様々な作品が作られています。
    種類が豊富なので、大人から子供まで楽しめる作品を、何か見つける事ができるのが、トランスフォーマーの特徴だと思います。

    おもちゃも、小さくて簡単なフィギアから、大人向けの精密で高級なフィギアまであり、車からロボットに変形できるという楽しみを味わえる玩具です。

    トランスフォーマーのアニメ

    最近の日本のロボットアニメ

    新幹線変形ロボ シンカリオン

    2015年の「新幹線変形ロボ シンカリオン」があります。

    日本に実際に存在する新幹線が、それぞれロボットに変身するというストーリーは、本物の新幹線に乗ったり、見たりする楽しみにも繋がります。
    はやぶさやこまちといった、あまり見るチャンスが無い新幹線を、このアニメを見て知り、乗りたくなった子供もいると思います。

    ドライブヘッド 機動救急警察 ホワイトホープ

    2017年の「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察」です。

    言わずと知れた子供向け玩具のトミカのキャラクターが、そのままアニメになったものです。
    既にハイパーシリーズを持っている子供もいるので、自分が持っているオモチャがテレビの中で動いているのを見て、大喜びです。

    宇宙戦隊キュウレンジャー

    2017年の「宇宙戦隊キュウレンジャー」は、アニメではないのですが、ロボットヒーローとして上げます。

    9人のヒーロー、更に次なるヒーローも加わったりと、登場人物が多いです。
    色も、昔なら5レンジャーで5色で済んだのですが、9色でとてもカラフルです。

    メカも凝っていて、9人それぞれが特徴のあるボイジャーに乗り、そのボイジャーが更に合体して最強ロボになるという、これでもかと言わんばかりの盛り沢山な内容です。

    まとめ

    以上、ロボットアニメの歴史を見てきました。
    1970年ころから作られ始めた日本のロボットアニメは、マジンガーZやガンダムといった強いロボットが愛された時代、ドラえもんやアラレちゃんといった独特のキャラクターを持ったロボットが愛された時代、エヴァンゲリオンという大人向けロボットアニメが人気になった時代を経て、現在に至っています。

    昔は沢山あった子供向けロボットアニメですが、今はあまり需要が無いようです。
    ガンダムやトランスフォーマーのように、ずっと愛されるロボットが今後新しく出てくるのか、気になりますね!

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