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    ジョジョの奇妙な冒険の主人公を第1部から第6部まで紹介します

    30年以上もの間、人間賛歌を描き続けてきたジョジョの奇妙な冒険。次々と主人公が交代し個性的な性格が多いですが、全員ジョースター家の高潔な精神を受け継いでいます。今回はジョジョの第1部から第6部までの主人公を紹介していきます。

    ジョジョの奇妙な冒険の主人公を紹介します

    現在、第4部までアニメ化され、実写映画も公開されたジョジョの奇妙な冒険。

    第5部以降もアニメ化される可能性が高いでしょう。

    今回は第1部から世界観が連続している第6部までの主人公を紹介していきます。

    ジョジョの奇妙な冒険第1部の主人公ジョナサン

    ジョジョの奇妙な冒険、その記念すべき第1部の主人公がジョナサン・ジョースターです。

    テレビアニメの声優は興津和幸さんです。

    代々主人公の名前を略すとジョジョになるのも伝統として受け継がれていきます。

    正義・善・白の象徴として作られた主人公で極度のお人好しで優しい性格で、歴代主人公の中では間違いなく1番礼儀正しいといえます

    根本的な面は全ての主人公に受け継がれているとは言え、アクの強いジョジョが多い中ジョナサンの良い子すぎる性格は逆に新鮮に移ります。

    作者の荒木飛呂彦さんによると初代の主人公だからこそ、「象徴としての純粋さや重みのようなイメージ」があったとのことです。

    だからこそ、2代目以降は破天荒なジョジョが増えていくのでしょう。

    幼い頃はいじめられ苦労する姿が描かれていますが、成長してからは歴代最強の肉体を持つと言えるほどにたくましく成長します。

    ラグビーの試合では3人の選手にしがみつかれても、そのまま前進を続けるほどです。

    最終的に鉄の首輪を引きちぎり、吸血ゾンビを力で圧倒するほどになったジョナサンは完全に人間の域を超えていると言えます。

    スタンドを使うことができなかった唯一のジョジョですが、生身の肉体の強さで言えば間違いなく歴代最強の主人公と言えるでしょう。

    一見、ジョナサンだけ歴代主人公の中で聖人すぎるように見えます。

    しかし、守りたいものために自身が傷つくことを恐れず、困難を跳ね除ける精神力などの黄金の精神は歴代主人公に受け継がれており、間違いなく主人公達の性格の原型になった人物と言えるでしょう。

    第1部はジョナサンが死ぬという衝撃的なラストを迎えますが、彼の黄金の精神は子孫たちに受け継がれていくのです。

    作品初期の主人公のせいか他の主人公よりも知名度が低かったのですが、アニメが放送されてから人気がどんどん上がっています。

    ジョジョの奇妙な冒険第2部の主人公ジョセフ

    2代目の主人公がジョナサンの孫のジョセフ・ジョースターです。

    テレビアニメ版の声優は杉田智和さんと石塚運昇さんです。

    最初は自分の財布を盗んだスリを暴力警官から助けようとするなど、祖父や曽祖父のような高潔な人格者かと思わせます。

    しかし、悪徳警官の態度にキレてブン殴ってしまう姿に、連載当時衝撃を受けた読者は多かったのではないでしょうか?

    ジョナサンの孫だから余計に強烈に感じる部分もあるでしょうが、ジョースター家の中でもあらゆる意味で型破りな性格です。

    礼儀正しいジョナサンとは全く違い一見すると軽薄な性格に見えます。

    短命なジョースター家の伝統を破り、代々1人の女性にしか愛さない伝統も破り仗助という隠し子を設けます。

    戦闘中に逃げて時間を稼ぐ戦い方をジョースター家の伝統にしてしまったのもこの人です。

    歴代ナンバーワン言われる頭脳の持ち主で、敵のセリフを先読みして相手よりも先に言ってしまうことでも有名です。

    駆け引きで相手を騙すのが得意ですが、これに関しては自分の母親に詐欺師の才能があると言われてしまう始末。

    しかし、初登場シーンで暴行を受けるスリを助けようとしたように、根本的に正義感に溢れた優しい性格なのはジョナサンから受け継がれているのです。

    口先では薄情なことを言っても、結局人を助ける所にそれが表れています。

    第3部、第4部まで登場しますが、調子の良いところも根本的に気高く優しい部分は変わりません。

    ジョジョの奇妙な冒険第3部の主人公承太郎

    第三部の主人公はジョースターの孫の空条承太郎です。

    テレビアニメの声優は小野大輔さんで、実写映画では伊勢谷友介さんが演じています。

    第3部から主人公の姓がジョースターではなくなりますが、略すと名前がジョジョになる事とジョースター家の血統であることは変わりません。

    空条承太郎も留置所の中にいるところから物語がスタートするという衝撃の登場をしますが、性格も含めてジョースター家の伝統を受け継いでいます。

    ただし、主人公が身長195㎝の伝統は承太郎で途切れてしまいます。

    己の欲のままに弱者を利用し踏みつける悪党に激しい怒りを感じるジョースター家らしい激情家の一面を持つと一方で、非常に冷静沈着な相反する面を持ちます。

    頭に来ると簡単に手を出す短気な面がありますが、本当にプッツンする場面は作中ほとんどなく怒っていてもそれを冷静に把握しているようです。

    頭脳も明晰で優れた洞察力を発揮します。

    記憶力が尋常ではなく、スタンド「スタープラチナ」の力はあるにしても、高速で切られたトランプの並び順を一度見ただけで全て記憶してしまいます。

    留置所に入っていたことから分かるように素行が悪く、不良のレッテルを貼られています。

    実際、「喧嘩の相手を必要以上にぶちのめす」「不味い飯屋の料金を払わない」など法的に考えてかなりまずい事をしています。

    しかし、承太郎の行動を見ていてわかることは、例え相手が法に触れず自分が法に触れても悪は絶対に許さないという信念を持っているということです。

    その行動が行き過ぎた結果が不良のレッテルと言えます。

    第4部以降は気象の荒い部分は残っていますが、落ち着いた雰囲気になりこういった行動はほとんどなくなります。

    最もいざという時は平然と「法律は無視する」言い切ってしまうあたり、根本的には何も変わっていませんが。

    当初、ジョジョの奇妙な冒険が第3部完結する構想だったため、恐らく歴代最強の主人公として作られたキャラクターです。

    スタンドのスタープラチナは「神話の英雄」のイメージでデザインされている上に、3部のラスボスのディオのスタンドを能力値で超えています。

    更に作者が「スタープラチナに勝てるスタンドは、承太郎の子孫が使うスタンド以外存在しない」と明言してしまうあたりに、承太郎の別格扱いがはっきりと分かります。

    更にほとんど動揺して見える場面がないことで、承太郎が強いという印象が増していると言えます。

    スタープラチナの能力が通用しないようなスタンドも原作で当時していますが、スタープラチナが最強というのは潜在能力も含めてのことでしょう。

    作者の監修したゲームでは進化したスタープラチナが、無敵と言える能力を発現しています。

    ジョジョの奇妙な冒険第4部の主人公仗助

    ジョセフの隠し子の東方仗助が第4部の主人公です。

    テレビアニメの声優は小野友樹さん、実写映画の俳優は山﨑賢人さんです。

    12歳年下ですが、血縁上は承太郎の叔父になります。

    年齢的な問題もありますが、身長195㎝出なくなった初めてのジョジョでもあり、ジョジョとは一度しか呼ばれません。

    改造学生服に長いリーゼントと明らかに不良学生の外見で不良と紹介されることもありますが、非常に温厚な性格で性格的にはかなりの好青年です。

    しかし、髪型をけなされると尋常でないほど激怒する困った性格の持ち主でもあります。

    最初は不良の先輩の言いなりになっていたのに、髪型をけなした途端に形相が変わってスタンドで攻撃する、承太郎が髪型を悪く言ったと誤解して攻撃するなど見境がなくなります。

    ただし、歴代主人公の中でも最も優しい性格とも言えます。

    スタンドの「クレイジーダイヤモンド」は人の傷を一瞬で治し、壊れたものも元に戻す力があり、承太郎は「この世の何よりも優しい」力と表現しています。

    スタンドの能力は本人の性格や個性と関係があるわけですから、仗助の優しさを表していると言えるでしょう。

    どれだけ激怒していても、殴った不良の傷を殴った直後に治していることからもそれがわかります。

    激怒していると元の形に戻らず、おかしな形に治してしまうことは問題ですが。

    ジョジョの奇妙な冒険第5部の主人公ジョルノ

    第5部の主人公ジョルノ・ジョバーナはジョナサンの肉体を奪ったディオの息子という驚きの設定です。

    本名は汐華初流乃ですが、イタリア人らしい名前を名乗っています。

    しかし、肉体的にディオは首から上だけでそれ以外の部分はジョナサンになるため、遺伝子的にディオの息子と言えるかは微妙でしょう。

    明らかにディオに似た部分はありますが、ジョースター家の血筋の星型のアザを持ち、丁寧な言葉遣いは明らかにジョナサンに似ています。

    ギャングのボスになるのが目的ですが、それは決して私利私欲の為ではなく腐りきった街を救い弱い人々を守ろうとする心にはジョースター家の黄金の精神が根付いていると言えるでしょう。

    ただし、ジョースター家の人間に多い激情家の面はあまり見えず、冷徹と言えるほどに冷静沈着、目的の為に障害となるものは躊躇なく排除しようとします。

    後に仲間となるブチャラティを最初は躊躇なく始末しようとする辺りは、ディオの精神も確実に受け継いでいます。

    結局、ブチャラティを「良い人」と判断して始末しませんが。

    第4部は群像劇の面が大きい為、歴代主人公の中でジョルノが闘う場面は一番少ないですがスタンドの「ゴールド・エクスペリエンス」はスタンドが矢を受けたことで更に進化して作中最強候補のスタンドになっています。

    ジョジョの奇妙な冒険第6部の主人公徐倫

    承太郎の娘の空条徐倫が第6部の主人公です。

    現在の所唯一の女性主人公ですね。

    刑務所に服役しているという衝撃の登場をしますが、あくまで無実の罪です。

    ディオとの因縁やスタンド使いとの戦いに家族を巻き込みたくなかった承太郎は、ほとんど家に戻ることはなく理由も説明していませんでした。

    娘が重病の時にも承太郎は戻らず、最終的に徐倫の母と承太郎は離婚。

    そのため、徐倫は承太郎のことを激しく嫌っています。

    徐々に承太郎の事情を理解し関係は修復していきますが、承太郎のコミュケーション能力の低さが原因の不和とも言えるでしょう。

    口癖が「やれやれだわ」というところに承太郎との血縁を感じずにはいられません。

    境遇故、品行が良いとは言えませんが明るい性格で父親譲りの冷静な判断力の持ち主でもあり、仲間を引きつける魅力があります。

    歴代のジョジョで最も酷い目に合っていると言われますが、どんな逆境にも負けずどんどんたくましくなっていく姿から最も成長したジョジョとも言われています。

    精神的な強さで最強なのは誰かと言われると、必ず候補に上がるのも徐倫です。

    スタンドは体を糸のように細くして操る「ストーン・フリー」。

    糸は非常に応用の効く能力を持ち、糸で縫って傷を治す、物を引き寄せる、糸電話の要領で会話をする、スタンドを解くことで狭い場所に潜入するなどしています。

    ただし、糸は強度が弱くスタンドの本体でもあるため、体の大部分が糸の状態で攻撃を受けた場合などは非常に危険と言えます。

    長所と短所は表裏一体と言えるスタンドでしょう。

    ジョジョの奇妙な冒険の主人公についてまとめ

    ジョジョの奇妙な冒険の主人公を第1部から第6部まで紹介しました。

    どれだけエキセントリックな性格の主人公が登場しても優しさと悪を憎む正義感の強さを持つことはジョジョの共通点ですね。

    今後もジョジョは人間賛歌として続いていくと思います。

    アニメ版の第5部の制作も楽しみに待ちましょう。

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