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    実写映画Anotherアナザーが怖い!あらすじやネタバレ、評価は?

    映画「Anotherアナザー」は2012年8月4日に公開された日本映画、アナザーとは原作は綾辻行人のホラー小説となっていてアニメ化などもされています。クラスに紛れ込んでしまった「死者」を探し、クラスメイトに降りかかる災厄を止める究極の学園ホラー映画です。

    映画「Anotherアナザー」のあらすじは?

    映画アナザーのあらすじは1998年、榊原恒一は「夜見山」と言う地域に転校してきます。
    しかしもともと体の弱かった榊原恒一は投稿初日を目の前に「気胸」によって入院してしまい5月からの登校となってしまいました。
    手術を受けて無事に回復しますが、その病院で左目に眼帯をした不思議な雰囲気の少女と出会います。何だか気になった彼は不思議な少女の後を付けました。少女は何と病室のない地下へ、不審に思ったのか地下には病室がないことを告げます。しかし一瞬振り返っただけで、少女は何も言わずに行ってしまいます。
    しばらくして、榊原恒一は転校先である学校へ無事登校、3年3組の一員となります。そこで、病院で見かけた不思議な少女「見崎鳴」を発見します。クラスメイトに彼女の事を聞いてみると、どういうわけかすぐに話をはぐらかされてしまったり、ごまかされてしまったりと、まるで彼女の事を話したがらないのです。榊原恒一は次第にクラスメイトの行動や言動を不審に思い始めます。
    しかしどんなに真正面から問い詰めても誰も答えてはくれず、彼女のことなど見えていないような態度をとるのです。
    やがて榊原恒一はクラスメイトの一人から「ミサキ」の話を聞くことになります。過去に人気者だった「ミサキ」と言う生徒が亡くなったがクラスメイトは卒業まで「ミサキ」をいるフリをし続けました。結果3年3組では毎年「いないもの」をつくらなければ、次々と人が死んでしまうのだそう。
    この現象を止めるためにはある恐ろしい方法をしなければならない事を榊原恒一と見崎鳴は知ります。
    この現象を止めるべく、榊原恒一や見崎鳴はクラスに紛れ込んだ「死者」がいったい誰なのかわからないまま「死者」探しをしなければなりません。

    映画Anotherアナザーの評価は?

    アナザーの原作やアニメなどで怖いと話題が集めるアナザーですが、実際に実写版を見た方たちからの評価などはどのようになっているのか調べてみました。
    「とにかくグロい」「グロシーン満載で恐ろしい」
    などと言った評価やホラーと言うよりもミステリーに近くて面白い、また掴みが良く期待できたといった意見がある一方
    「アニメや原作と別物」「わかりにくい部分があった」
    などと言う否定的な意見もあり、中には原作を知らない状態なら面白いかもしれないが、不明な部分も多く理解できないのではないか、ただ無残に中学生が死んでいくだけの映画、と言う意見もあるようです。
    アニメや小説が原作のものが実写化されるとなると、必ずと言っていいほど批判的な意見も多くみられるでしょう。
    とくに、「原作と違う」「オリジナル要素が多い」と言う意見はほとんどの実写映画では出てくるものではないでしょうか。
    ある程度実写映画のオリジナル要素も取り入れ無ければ面白みに欠けると言うのもわかりますし、まるっきり原作と違っていると言うのも実写をする意味があるのだろうか?と疑問に思うのもわかりますから難しい所なのだろ思います。

    実写版Anotherのネタバレ、アニメとの違い

    実写版Anotherアナザーでは「原作と違っている」「わからない部分が多い」といった否定的な意見が目立っていました。ではアニメと実写版ではどのような違いがあるのか見ていくのと共に、実写版のネタバレも見ていきたいと思います。
    まず、キャラクターですがアニメ版アナザーと実写版アナザーではキャラクターの性別が変わっていたり、実写オリジナルのキャラクターが登場していたようです。とくに実写版に登場する和久井桜子と言うキャラクターはアニメ版では男の子として登場していました。
    また、メインキャラクターである赤沢さんはアニメではサブヒロイン的立ち位置だったにもかかわらず、実写版では少々嫌味な女子生徒として登場しており、死亡の際にもアニメでは榊原恒一と見崎鳴を追い詰めるも落雷によって割れたステンドグラスが全身に突き刺さり死亡しますが、実写版では首の高さに太めのワイヤーがはってありそこを走って通り抜けてしまい、生首が転がり死亡と言う少し残念な幕引きとなっています。他にも見崎鳴の目の事や季節感など説明不足であるような場面が多くありました。
    しかし、3年3組に次々と起こる「現象」やそれを止めるすべなどはアニメ版アナザーと変わってはいません。榊原恒一たちは旧校舎でカセットテープを発見しますが、そこには過去にも同じように悲劇に見舞われてしまったクラスの生徒がどのようにして現象を止めたかが記録されていました。
    カセットテープに録音を残していた生徒は誤ってクラスメイトの一人を殺害してしまいます、しかし死んでしまった生徒の頃をクラスメイトは誰一人として覚えていません。そして3年3組に降りかかる現象も止まりました。つまり、彼が殺してしまった生徒こそ「死者」だったのです。この悲劇を止めるためにはクラスに紛れ込んでいる「死者」を死に返す事が必要なのでした。
    では肝心な「死者」はいったい誰だったのでしょうか、それはなんと榊原恒一の叔母、三神礼子でした。とここまではアニメと一緒の展開ですが結末は少々変わっていて、「死者」である三神礼子を見崎鳴が殺そうとしています。見崎鳴の眼帯で隠れている眼には「死の色」が映るため死者が誰であるのかわかっていました。榊原恒一は三神礼子が使者であることを信じたくはありません。燃え上がる炎のなかに落ちようとしている三神の手をつかみ助けようとしてますが、すべてを悟った三神は自ら手を振り払い火の海へ落下しました。
    後日、榊原恒一と見崎鳴以外の生徒たちは三神礼子の事を忘れていて、3年3組に降りかかり悲劇も止まりました。しかし死者が紛れ込んでしまう原因は解明されていません。

    実写映画Anotherアナザーのまとめ

    原作のアナザーやアニメでも映画版アナザーでも共通しているのは悲劇的な現象に見舞われてしまった中学生たちが次々と死んでいくところでしょう。実写映画としての魅力は生徒たちがさまざまな要因によって生々しく死んでいくさまや主人公の榊原恒一が持病で苦しんでいるシーンなど、人間が演じているからこそ味わえるリアリティは迫力があります。多少、違ったところはあれど実写ならではな部分も多く楽しめると思います。
    そして結末ではとくに誰しも「死者」は「クラス」に紛れ込んでおり、生徒の中にいると信じていたにもかかわらず、「死者」の正体が三神礼子であり榊原恒一の叔母である事実にはアニメ版アナザーでも実写映画版アナザーでも驚かれる結末であると言えます。
    また、若い人がメインの物語であるため、若手俳優たちの迫真の演技には注目です。アカデミー賞女優に成長を見せた橋下愛さんやイケメン俳優として人気が高まる山崎賢人さんなど豪華なキャストにも目が離せません。
    小説やアニメ版アナザーを見てから実写と比較しつつ見てもいいと思いますし、実写映画は一つのホラーミステリーとして楽しむのも一つの手だと思います。
    アニメにはアニメの、映画には映画のいいところがありますし、それぞれ違った楽しみ方があります。また含みのある終わり方をしていますから、果たしてどのようにこれから展開していくのか否か、とても楽しみですね。

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